第18話

 剣の鍛錬、魔術の勉強、歴史、地理、文字、商法、宮廷作法、ついでに何故か薬学。計算はできるから抜きにしても、まるで学生にでも戻った気分だ。午前中だけなので毎日全部やる訳じゃないけどとても目まぐるしい。そんなこんなで僕の学習ももう数ヵ月続いている。スケジュール管理はトヨネやアイリスが行ってくれているおかげで問題なくできていると思う。


 問題があるとすれば僕個人ではなく、国家間の緊張状態が依然続いていることか。先日ウルタル殿下から、実家に手紙が届いた。内容はこうだ。


 教会の集会は、現在の戦争状態の為延期。現状は我が国と隣国ヘルウェンとの戦争が膠着状態で続いているため、戦争が終結してから行うと決定した。教会で行う予定だった集会の決行については後日こちらから連絡をいれる、とのこと。


 隣国のヘルウェン王国、我がユピクス王国の南側に位置する人口約8万人規模の国だ。鉱山が豊富で鉄生産が盛んな国だが、領土の大半が枯れた土地で作物が育ちにくい傾向にある。作物が豊富なユピクス王国とは対照的な感じだ。今回の戦争は相手から一方的によくわからない理由を付けてヘルウェン王国側から仕掛けてきたのだと言う。前哨戦ぜんしょうせんは負けてしまい、相手を勢いづかせてしまった。現状は何故か相手が動かず、膠着状態が続いている。戦争は長引きそうだと最後に手紙には締めくくってあった。


 一方的によくわからない理由を付けてっというのは、本当に迷惑な話だ。そうじゃなくても我が国は近隣の北東や北西の国からも、頻度高く攻められることもあるというのに。これでは戦力の分散で、一方的に各個撃破されるだけじゃないか。もしかして、3カ国とも通じているのだろうか? それは僕の考え過ぎだろうか。


 それに、前哨戦のあった日から5ヶ月が経とうとしているのに、勝ったはずのヘルウェン王国側から動きがないっていうのもなにか変だ。それに、兵糧とか相手は大丈夫なのだろうか。いや、相手もそうだけどユピクス王国側もどうなんだろうな。僕は気になったことに頭を悩ませたが、父上は女神様の計らいで戻ってきたのだ。だから無関係な僕個人がいくら考えても、特に意味がないことである、と頭を振って考えるのをやめた。



 戦争、『ドミネーション・チョイス』にもあったコンテンツで、私兵や傭兵、領民と戦場に繰り出し、称号や褒賞を得られるというものだ。しかし、現在行われているのはコンテンツの一つではなく、本物の命を懸けた戦争なんだ。父上はそれで一度命を落とかけている。戦争が続けば、僕も将来参加しなければならないのだろうか。まだ実感がわかないな。


 5歳である僕に、戦争への参加、そんなお鉢が回って来るなんてことはまずないだろうし、今はのんびりとして知識を得ながら、領地開拓に全力を出せばよい。成長した頃に、必要とされれば戦争でも、国境の警備でもさせられるのだろうが、それはまだ随分と先の話だろうと思う。



 ♦



「オルクス様、今よろしいでしょうか?」


「うん? やあ、大丈夫だよ」


 僕に声をかけてきたのは珍しくもセシルだった。


「どうかしたかい?」


「はい、センテルムさんの事なんですが」


 相談された内容は、センテルムの能力についてだった。セシルが注目したのはその神力の強さ。神力とは癒し手にとって最も重要な能力の一つだ。これが強ければ強いほど癒しの力も増すし、使える術の幅も広がる。


「で、セシルとしてはどうしたいんだい?」


「お許しが頂けるのであれば、彼女に癒しの力の使い方を指導したいと思います。ついでと言ってはなんですけど、オルクス様も神力の使い方を学ばれてはいかがですか? お役に立つと思いますよ」


「僕もか? そりゃ使えるならそれに越したことはないけど。僕でも使えるものかな?」


 僕の質問にセシルは、ええ、勿論です、と笑顔で頷く。理由を聞くと、僕にはカルティア様の加護がついているらしい。腕輪で自分のステータスを確認したら実際付いていた。何時の間に……。そして、センテルムにもカルティア様の加護が備わっているようだ。そういう訳で僕の学習時間に神力の基礎という科目が追加されることが決定した。


 何となく女神様と関係があったのだから、神力が使えるのも当然なのだろうか? まあ、使えないよりは使えた方が絶対に良いだろうと思う。なんてってって、回復魔術である。ファンタジーの世界で、良く出てくる魔術の中でも上位に食い込む、便利な魔術だ。それが習得できるのなら、習得に時間を掛けるのも問題のないことだ。何よりも、それを覚えていれば、何かしら収益につながると思う。


 とても現金な考え方だけれど、お金はあって困るものではない。それに収益の手立ては多いに越したことはない。ちなみに、家の収入は爵位としての収入なんてものはない。前までは父上の派兵により収入があったが、それを抜きにしてしまえば、基本的に領地にいる領民からの税収だけが収入源である。


 僕も以前は貴族であれば国からお金がもらえるのか、なんてことを思っていたけれどそれは勘違いだ。爵位があっても働かない人間に収入などはない。領地から税金、もしくはそれに代わる食料を収められることが、家に入って来る収益の全部である。ただ、今回は金貨700枚と言う報奨金を得たので、当面は不自由なくやっていけるだろう。


 だが、それも使い切ってしまえば収入が殆どないことになってしまう。そうなる前の手段として、収益につながることを見つけて、手を打っておくべきだと思う。ここ最近はそんな事ばかり考えている自分がいる。



 ♦



 そして、ついにと言うかやっとと言うか、教会の建設が始まった。当初は水車を3軒立てた後にと考えていたが、材料が揃うのに時間がかかることを考え、並行して取り掛かることにしたんだ。だから、現在1棟しかない水車は、素材の加工に充てている。


 最初は領民側と奴隷側でぎこちない雰囲気はあったが、作業が始まるとそれは払拭されていき、今ではさほど互いの立場や違和感を感じさせなくなっているようだ。前もって領民側にも奴隷側にもいざこざは御法度だと言い含めておいたのもあるが、何よりセシルを現場で監督させておいたことが功を奏したのではないだろうか。皆セシルには感謝しているからな。


 教会の建設は順調だ。教会の建築様式は当初ロマネスク様式にしようとしたが、マティアの錬金術で板ガラスの製法が行えた為、ゴシック様式に切り替えたんだ。ちなみに、王都にある教会はロマネスク様式で建物自体は大きくあるが、中は小窓ばかりで暗い。それを板ガラスを使って光を中に取り入れることによって暗いロマネスク教会堂から一転させゴシック様式の明るい堂内を構成させる。


 勿論建物の規模は王都の建物よりも少し小さな作りにするつもりだ。王都と摩擦争いの種なんて作りたくないからね。本堂の外観の完成は領民の人手が借りられるのを見越して、大体5カ月後を目標にしている。住まう場所はまた別に作る予定だ。それに素材がなければ材料はできないのでもう少しかかるかもしれない。ただ、マティアに頼んで特殊な固定材や裏技的な物を作って手伝ってもらう予定だ。


 ここまでは概ね順調だが、僕は他にも考えてることが山のようにある。例えば畑の改良。畑はそのままの土で作物を育てても実りが少ないことが分かっていた。それは収穫量を記録していた資料を見せてもらったからだ。それならばと森林の土や葉っぱを混ぜたものを畑に肥料として使うことを実行してみた。


 他にも狩猟でとれた肉を大体乾燥させ干し肉にして保存食にする量を増やしたり、畑が荒らされないように罠を設置したり、発案してはそれを自らやってみて、奴隷達と一緒に思考錯誤する。とても忙しいがその分やり遂げた後の達成感が僕を充実させてくれた。


 そして、かなり後回しになっているが身体を洗える場所、つまり風呂だ。共同浴場を作って奴隷の衛生面を上げる。それにトイレの様式だってしっかりと考えてある。マティアに頼んで自家製のスライムを生成してもらいそれをトイレの穴の中に放り込む。これでスライムが汚物を消化してくれるので、汚物処理に困らない。


 そしてこの領地は使われていない土地がそれなりにあるにもかかわらず、それを生かし切れていないと僕は思った。それを父に相談したところ、畜産に力を入れるにも資金やノウハウがなかったのだと言われた。今ならどうですかと提案したら、当初父もビジルズも乗り気ではなさそうだったが、ミルクを出す牛や卵を産む鳥類で飼育するのが大変な分畜産のメリットである収穫できるものの多さを訴えると、何とか試しに金貨30枚まで出資してもらえることになった。


 家畜と一緒に飼育経験のある奴隷を購入しないとな。早速ヴァーガーに手紙を送ることにする。後日、畜産農家を営んでいた経験のある奴隷がいたのでキープしてもらうことにした。家畜もヴァーガーの知り合いの商人から買えることになったし、これで大分集落から村っぽくになってきたように感じる。



 ♦



 そんなある日。我が男爵家に王国から一通の手紙が届いた。その手紙を父上から何気なく渡されて見た瞬間、僕の背筋は汗びっしょりである。隣国の姫君が道中に何者かに襲撃され行方知れずになった、という内容と捜索者の名前や特徴などが書かれていた。


 アカン、そういう落ちできたか……。僕が最初に思ったのはそんな感じだった。僕は朝食もそこそこに切り上げ、すぐさま集落にて彼女を呼んだ。



「お呼びでしょうか、オルクス様。今日の授業はなかったと思うのですが……」


「ラクシェ・セヴィオ・アトル。こちらに掛けてくれ」


 何かを察した彼女はおどけた様な様子で微笑む。だが僕にはそれにかまっている余裕はない。


「ラクシェ。君がお隣のヘルウェン国の王女とはね」


「あら、もう私の素生が知れてしまったのですか? さすがオルクス様ですね」


 今現在、我が国に攻め入っているヘルウェン王国。その王国の姫君が僕の目の前にいる。てっきりもう滅びた国の王女だと思ってたけど、絶賛戦争中の相手国の姫っていうのはいただけない。どういう経緯で今に至るのかここではっきりさせたい。


「隠し事はなしだ。何があって君は奴隷になった? 詳しく話してくれ」


「そうですね。それではお話します」


 ラクシェが話してくれた内容はこうだ。


 ある日、国内にある学校からの帰り道馬車が盗賊に襲われ、命からがら逃げ伸びた先で奴隷商につかまってしまい奴隷落ちしてしまったらしい。なんだその流れ、誰かに仕組まれたって言葉に尽きるんじゃないか?


「ラクシェの事はこの国の王族に伝えよう。早めにヘルウェン王国に連絡をとって貰って向こうの国には手を引いてもらいたいな。大体王女がさらわれたからって、隣国を疑って、あまつさえ攻めてくるなんておかしいだろ?」


「まったくもって御尤もです……」


 一方的によくわからない理由というのは、我が国がラクシェをさらった国ではないのかという疑惑であったらしい。実際ここにラクシェがいること自体まずいのかもしれないが、先に話を通しても遅くないだろうと思うのは僕だけではあるまい。


 ラクシェの話によると、ヘルウェン王国の男性陣は思い込んだら即実行な人柄が多くいるらしい。そして国王も例に漏れずそれに当てはまっているのだとか。さて、どうしたものか……。とりあえずウルタル殿下に手紙を書こう。というか、もうラクシェを呼び捨てるのもやめよう。




 ♦ ♦




 そして、早速早馬で召喚状が我が家に届き、すぐさまユピクス王城に呼び出される僕と母上にラクシェ王女と、ついでにメルク令嬢を連れていく。


「んーむ……」


「さて、どうしたものか……」


 国王様と宰相様が唸ってラクシェ王女を見ている。そりゃそうだろう、問題の種が目の前にあるのだから。


「こんなに早く見つかるとは、いやそれ以前に我が国の領地で見つかるとはな」


 当初はくまなく探したが、貴国の王女は見つからなかったと返答するつもりだったらしい。それが実はうちの国で奴隷になってましたなんて事実、先方になんて伝えればいいか。国王様達は頭を悩ませる。しかし、ここでラクシェ王女が助け船を出してくれた。


「私が父宛に事情を記した手紙を書きましょう」


 そしてラクシェ王女が書いてくれた手紙は相手国のヘルウェンへ送り届けられ国王モイラアデスの元に早々に渡ることになる。



 ♦ ♦



 そうして僕と母上はというと参考人というか容疑者のような立ち位置であれよあれよという間に、所変わって数日後の今日ヘルウェン王国にてモイラアデス国王の御膳に跪いている訳で。僕はどうしてこんなところに。


「皆面を上げよ。堅苦しいのは性に合わん。固まって横に並べばよかろう」


「では、そのように」


 ヘルウェン王国の宰相様に促され、立っていた場所を横一列に並ぶように位置を変えられる。その間にモイラアデス国王はラクシェ王女と何やらこそこそ話しているようだ。


「では手紙にあった事はまことであると?」


「はい、お父様」


 こそこそ話が終わったのか、こちらにも聞こえる声で話し出した。この場にいるのは、ヘルウェン王国モイラアデス国王、その娘ラクシェ王女、ユピクス王国ウルタル第二王子、そして僕と母上だ。他にはヘルウェン王国の宰相様や少数の御偉そうな方々に護衛がずらり並んでいる。


 ラクシェ王女は事の顛末を手紙にしたためモイラアデス国王に正確に伝えてくれたようだ。もちろん僕が奴隷として買ったことや、働かせていたことなども一部始終漏らさず正確に、である。


「それで、襲ってきた者達の正体はわからぬか」


「申し訳ありません。逃げるのに精いっぱいでそこまでは……」


「ふむ」


 モイラアデス国王はしばらく顎ひげをいじって考え込んでいる。


「ウルタル殿」


「はい」


「そちらの国でも何も分かっていないのか?」


「結論から言うと分っておりません。手掛かりとなるラクシェ王女を捕まえた奴隷商も見つかりはしましたが既に亡くなっており、ラクシェ王女を引き取っていた我が国の奴隷商も、先方の奴隷商が亡くなったから引き取っただけのようでして、王女の事については名前だけで身分すら知らされていなかったようです」


「ラクシェを買った貴族と言うのは?」


「はい、そこにいるヴァダム男爵家の長子で名をオルクス・ルオ・ヴァダムと言います。ですが、彼はまだ年齢も5歳と今件のような騒動を引率するような者ではないと考えます。その両親にも確認をとりましたが関係性はなく、奴隷の購入は全て息子であるオルクスに任せたもので、まとめて奴隷を購入した際にラクシェ王女が含まれていたものと推測されます」


「ふむ……。ラクシェよ、お前はそこの子供に買われてどうであった。扱いがひどかったり、強制的に何かされたりはしなかったか?」



「そうですね……。特に他の奴隷と変わったことはしておりません。強いてあげるとすれば勉強を教えるように言われたくらいでしょうか」


「ほう、勉強とな?」


「はい。勉強がお好きのようで、私が担当していたのは歴史に地理、礼儀作法。他の方からも色々な科目を習っておられます。計算に関しては私なんかよりもお出来になるのですから、とても驚きましたわ」


 ラクシェ王女は僕が彼女のことを王族であると見抜いていたことは伏せてくれているようだ。僕がこの事件に無関係であることを想定しての事だろうか。助かるが、後で何かありそうな予感がする。


「ほほう? それは面白い。そうだ、ヴァレン宰相あれを持ってまいれ」


 何かを思いついたらしいモイラアデス国王は、ヴァレン宰相に促す。


「は? あれとは……」


「察しが悪いな。お前がいつも自慢げに試験で使っているあれだ」


「……はっ!? まさかこんな子供に、いくらなんでもお戯れが過ぎますぞ!」


「良いから持ってこい!」


「か、かしこまりました」



 そして僕の目の前には机と椅子、さらに机の上に並べられた羊皮紙が2枚とペンとインクが置かれている。


「それではその問題用紙2枚に直接答えを記入されよ。それでは始め」


 ろくな説明もせず始めって……。なんで僕がこんなものを、――と言いつつやらない訳にもいかんのだろうなぁ。僕はとりあえず、問題用紙を埋めていく。1枚目は何というか小学生の低学年でやるような問題ばかりだな。で、2枚目はそれに桁がドンと増えただけのような感じだ。手間が増えるだけで大した問題ではない。僕は書き終えた用紙を2回ほど見直して提出できる旨を伝える。周囲で若干どよめきが起こったが、用紙と机や椅子を回収された僕は行き場がないのでウルタル殿下の横に並ぶ。


「あれ全部計算問題でしたよ」


「へぇ、それで、出来たのかい?」


「ええ、まあ。数字が多いだけで大したことは」


「あらあら」


 ヒソヒソと殿下が話していると、母が口元を抑えて少し誇らしげだ。が、宰相様の声がそれを遮った。



「信じられん……。こんな幼子が、あの短時間でだと?」


「どうしたヴァレン宰相。結果を教えてくれ」


「用紙二枚、ぜ、全問正解でございます……、くふ……」


 何というかとても悔しそうだな。何もそこまで悔しがることもないと思うんだけど。


「くはは、宰相が悔しがるのも尤もだ。何を隠そうその問題用紙は、片方は我が国の12歳から18歳が通う中央学院の試験問題と、もう片方が我が国の財務部の試験問題だったのだからな」


「え?」


 モイラアデス国王はガハハと笑い、その隣でヴァレン宰相は肩を落としている。対照的な両者を見てどうすることもできない。ウルタル殿下に視線で助けを求めたが首を振って答えられた。収まるまで待つしかないらしい。


「しかし、本当に勉強の為に奴隷を買う者がいるとはな。わしもいささか懐疑的であったのだが真実らしい。今回の事件はまだ解決してはおらぬが、こうして娘も帰ってきたことだし、奴隷の件は水に流してやろう」


 おお、許してもらえるらしい。計算以外の問題が出されていたらやばかったかもしれないが結果オーライだ。


「それはそうとウルタル殿。もしや、そなたの国の子供は誰もがこのように計算ができるものなのか?」


「いえ、ここにいるオルクスが特別なのだとお考えください」


「ふむ、そうか……」


 モイラアデス国王はそういうとしばらく黙りこんだ。え、何なの? もう帰してほしいんだけど。


「オルクス、といったか。お主この国で働く気はないか?」


 僕は、いや僕だけではない周囲の時間が一瞬止まったような錯覚に陥るほど沈黙が過ぎ去った。



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