PBWの楽しいところ
PBWは、これらとはまた違います。
以下には、当PBW企画に参加するにあたり、「PBWってどんな遊び?」「何が楽しいの?」「楽しくプレイするにはどうすればいいの?」といった事柄について、解説しようと思います。
ちょっと長いかもしれませんが、読んで頂けますと、当企画におけるプレイスタイルを把握でき、事前に『相性の悪いゲームに触れるのを回避できる』かもしれません。
目を通して頂ければ幸いです。
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PBWとは何か。
「
「キャラクターになりきって、思いついたロールプレイをそのままのかたちで出力する」というよりは「キャラクターとその行動をゲームマスターに預けて、自分の制御下にはない場所で、自分の創ったキャラクターがどんな結果を持って帰ってくるかを待つ」というゲームが、PBWです。
これがPBWという創作遊びの、一長一短でもある特性です。
「自分のキャラクターなのに、自分の好きなように動かせないの?」
「だったら、自分で小説を書いていた方が良くない?」
「じゃあ一体、PBWって何が楽しいの????」
……そうなんです!
「自分が表現したいもの」は、たぶん「自分」が一番知っておりますし、「自分」だけが、それを思い通りに表現できるものです。
そうして自分の思い通りにならない創作遊びに、何の魅力があるのか。
ひとり創作と何が違うのか。
一体、何がPBWの面白さなのか。
*
PBWとは「キャラクターを、ゲーム上で自分の思い通りにしてもらう(あるいは限りなく近付けていく)には、どうすればいいのかを考える遊び」とも言えます。
「自分のありのままを表現する」のがひとり創作であるのなら、「自分が表現したいものを、他者に理解してもらえるような工夫して投げつける」のが、PBWなのです。
プレイヤーとしてキャラを作り、シナリオを見て「あ、このシナリオなら自分のキャラには、こうやって活躍してもらいたい!」「こんな風にキャラを動かせたら、面白くなりそう!」などの意欲を、たぎらせて。
でも、そのままでは伝わらない意欲を、他者に理解してもらうために。
意欲を伝えるための工夫を凝らして、伝えたいことが
あるいは、伝えようとした工夫の中から思った以上のものが拾われ、良い意味で予想を裏切ったものとして返ってくること。
そこに、PBWの魅力が隠れています。
*
PBWは、自分が作ったキャラクターを、
けれどそれはつまり、「キャラクターが自分の手を離れて動く、擬似的な自立を楽しめる遊び」でもあるのです。
自分だけでは思いつかなった、予想外の描き方や掘り下げ方を眺めるのは、そのキャラの別の可能性を垣間見ているとも言えます。
「その書き手(
*
そういった意味では、
「自分のキャラは、自分の思い通りに動かすのが好きな人」
「自分のキャラは、自分の思い通りにならないと苦痛な人」
などは、どちらかと言うとソロ創作向けのスタイルであり、当PBWには向いていないかも……と考えられます。
ひとを集めて遊ぶ企画なのに、「こういったスタイルである人は向かないかな」とばっさり切り捨ててしまっておりますが……
あえてそうしておりますのは、ここで当PBW企画の向き不向きを記し、はっきりと拒絶感を察してもらえたならば、事前に「事故」を減らすことができると考えているからです。
ゲームは楽しく遊ぶものです。
分かっている「地雷」を踏み抜き、嫌な想いをする必要はないはずですし、避けられる事故は避けるべきかな、と考えます。
遊び心が触れ合う場なので、相性が悪ければ衝突を生むこともあります。それは悲しいですし、勿体ないことです。
明確に、当ゲーム企画のプレイスタイルを明示することには、こういった意図があります。
互いの心の平穏のためにも、どうかご容赦ください。
もちろん「合うかどうかもよく分からない……」といったPBW初心者さんに対しては、積極的に助言・支援ができればと考えております。
少しでも「楽しそう……!」と思ってくださったのであれば、光栄です。是非、手を伸ばしてみてください。
*
「自分のキャラクターを
これらの点をご了承いただき、あたたかい気持ちでまったりと、当企画と向き合ってくだされば幸いです。
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