第7話 解散
サーチ部に入って以来、煌太は放課後の教室に残った事がなかった。普通に考えれば用もないのに放課後の教室に残ることは意味のないこと。しかし、サーチ部員の別称『シーク』として何をすべきなのか未だに理解できずにいた煌太は、放課後に残ることに意味があるのかもしれないと思った。
毎日、放課後に玲愛は残っている。玲愛ならシークとしてすべきことを知っている可能性が高い。そのためにも、一回玲愛と話したい。煌太は玲愛の席に目を向けた。しかし、玲愛は既に帰宅していた。
「お前、テスト勉強したか?」
「まだ。この休みで詰め込むぜ」
クラスメイトの会話に、煌太は来週からテストが始まることに気づかされた。
テスト一週間前は、使われていない教室が勉強場所として解放される。そのため玲愛と二人きりになれるはずだった放課後の教室も、今日は生徒で溢れていた。
休み明けはテスト期間に入るため、放課後に残ることすら許されなくなる。玲愛と話す時間がさらに限られてしまう。どうしても玲愛と話したかったが結局話せないまま、煌太は一人で学校を後にした。
週が明け、高校に入学して初めてのテストは何事もなく終わりを迎えた。高得点を狙っていたわけでもない煌太はそれなりの結果が出るように休日に勉強した。結果もそれなりのものがついてくるだろうと特に意識することもなかった。テストよりも部活が気がかりで仕方なかったのが本音だった。
他の部活はテスト終わりと同時に活動を始めているのに、サーチ部は何故か活動の気配が一切ない。これも平和なことを意味しているのかもしれないが、煌太は何処かさみしい気持ちを感じざるおえなかった。
テスト期間が終わりを迎えた六月上旬、大会のない文化部の三年生が引退した。サーチ部の唯一の三年生である沢渡先輩も見た目の上では引退となった。
沢渡先輩本人は、暇なときに部活に顔を出してくれると言っていたが、二人だけになった部活に煌太は不安を感じないわけではなかった。
テストが終わってから三日後、掲示板にテスト結果が張り出された。
「テストどうだった?」
「あまり良くなかった。高校のテストのレベル高すぎ」
廊下ですれ違う同級生の会話が耳に入る。校内はテストの話題で持ち切りだ。
「おーい。煌太」
廊下を走りながら神林が近づいてくる。途中、『廊下は走るな』とすれ違った平下先生に言われていたが、神林はへらへらと謝罪をしながらも走っている。反省の素振りがちっとも見られなかった。
「おい、先生の言葉聞えなかったのか? 廊下は走る――」
「それどころじゃないぜ! 奏ちゃんが……奏ちゃんが」
ぜぇぜぇ息を切らせながら神林は煌太の言葉を遮った。
「奏がどうしたって?」
「今回のテストで学年一位を取ったんだよ!」
含みを持たせて神林は話すので一瞬奏に不幸があったのかと思った。心臓に悪い。
「そっか……奏って頭良かったんだな」
「お前……嬉しくなさそうだな」
「いや、嬉しいよ。幼馴染が学年一位だなんて。誇らしいよ」
容姿も良く、性格も良い奏は今回の学年一位によりさらに人気に拍車がかかるだろう。
「奏ちゃん争奪戦のライバルが増えるぜーこんちくしょう」
神林も同様の事を思ったらしい。現に奏のことが好きな男子は沢山いるはずだ。一週間に一回だけマネージャーを務めている野球部の連中なんてほとんど奏を狙っているに違いない。目の前にいる神林も奏狙いだったことをふと思い出す。
「あ、あと意外だったのが黒瀬さん! 上位百位以内に入ってなかったんだよ。これまた驚いたぜ。この間の数学の授業、凄かったのに――っておい、煌太!」
神林の話を聞くなり煌太は走り出していた。
あの頭の良い玲愛が、数学の授業で皆の度胆を抜いた玲愛が、成績上位に入っていない事実が信じられない。学年一位は、奏ではなく玲愛だと思っていた煌太はとにかく足を動かした。
五階の教室から掲示板のある二階まで全力で駆け降りる。途中で平下先生から神林が受けた注意を受けるがそれどころじゃない。とにかくこの目で確かめたい気持ちが煌太の足を動かし続けた。
掲示板前は放課後ということもあり、部活に行く前に立ち寄る生徒で賑わっていた。普段、掲示板には部活勧誘のチラシや生徒会からのお知らせが貼られているが、テスト結果の発表は掲示板一面を使って貼り出される。文武両道を唱える星屑高校で掲示板一面を使う発表は、部活動の表彰記事とテスト結果の発表と決まっていた。
焦る気持ちを抑えつつ、煌太は人混みを押しのけ何とか掲示板前に辿り着く。掲示板に貼りだされた結果は、神林の言う通り奏の名前が一番上に記されており、玲愛の名前はどこにも記されていなかった。
「嘘だろ……玲愛……」
玲愛に何があったのか。いつも無口で自らの事に関して妥協せず、隙を一切見せない玲愛を見ていた煌太は今も掲示板に示されている事実が信じられなかった。
「こうちゃん!」
後ろを振り向くと、そこには笑顔の奏がいた。
「奏……凄いな一位。おめでとう」
「ありがとう。高校生になって一回目のテストだったし、勉強頑張ったんだよ。こうちゃんも凄いじゃん。学年四十位だよ。胸張っても良いと思うよ」
奏に言われ初めて自分の順位を知る。掲示板に視線を移すと確かに四十位に自分の名前が記されていた。
「たまたまだよ。俺も奏に負けないよう勉強しなきゃな」
笑みを見せ奏に調子を合わせるように振舞う。頭の中は玲愛のことでいっぱいでそれどころではなかったのが本音だけど。
「こうちゃん。ちょっと今、時間ある?」
「えっ……あるよ」
玲愛に話を聞きたい気持ちがあったが、奏の話も聞かないといけない気がした煌太は自らの気持ちに整理をつけるように頷く。
「ちょっと歩こうよ」
「うん」
神妙な面持ちで話してくる奏に思わず煌太は身が引き締まる。周囲は依然としてテスト結果に喜怒哀楽を見せる生徒の喧騒で賑わっている。静かな場所で落ち着いて話がしたいと思い、奏を引き連れて一階の中庭へと向かった。
「あのね、私……こうちゃんに謝りたくて。この間の空き教室の事なんだけど……」
空き教室。奏が何かを伝えようとしていた。しかし、記憶喪失を隠す煌太には言われた事が全くわからなかった。奏の発言をくみ取ろうともせずにただ知らないと発言をしてしまった。
「ごめん。あの時は俺が悪かった。少し考え事をしてて、奏の話を真剣に聞くことができなかった」
自分の発言に胸が苦しくなる。奏に何もしてあげられない自分が道端に転がる石のように存在感を失っていく気がする。
「そんなことないよ。私がこうちゃんの気持ちも考えないで空き教室に呼び出したのが悪いんだから。だから、その……ごめんね」
中庭へと足を踏み入れると、設えてあるベンチに腰を落とす。暫くの沈黙。
奏の言葉が胸にしみた。情けない自分を力強い包容力で包んでくれる奏のやさしさはとても温かく、気持ちを楽にしてくれた。
瞬間、煌太の脳裏に鋭い痛みが走る。思わず煌太は頭を抱えそうになる。いつもとは違う、独特な痛みだった。以前にも、この気持ちをどこかで感じた気がする。この痛みは何だろう。知らない出来事のはずなのに、どこかで出会ったことがあるような。
突然の出来事に動揺が隠せない煌太は奏に気づかれないよう平静を保ち、呼吸を整える。
「あのさ、奏と俺は幼馴染だけど、幼馴染じゃなかったらどうなってたと思う?」
「えっ」
質問に驚きを隠せなかったのか奏は声を漏らすと、暫く黙ってしまった。そして考えがまとまったのか、煌太の双眸を見つめてくる。そして、ゆっくりと口を開いた。
「幼馴染じゃない関係って、私には考えられないよ。私は、こうちゃんと幼馴染でよかったって思ってる。昔から常に私を守ってくれて、導いてくれるこうちゃんは頼りがいがあって、格好よくて。幼馴染じゃなかったら、こうちゃんの良いところに気づかなかったし、こうして隣にいることもできなかった。だから、私は幼馴染で本当によかったって思ってるよ」
「奏……」
とても温かい声音で奏は思いを語ってくれた。隣には昔から見てくれている幼馴染がいる。もし奏がいなかったら、本当に見向きもされない石ころにしかなれなかったかもしれない。
だけど…………奏が語ってくれた昔の思い出は、現在の煌太には残されていない記憶。
言葉にして伝えてもらっても、特別に湧き上がってくる感情はなかった。
最低だ。
こんな関係は幼馴染じゃない。
このままだと、ずっと奏を傷つけるだけだ。
奏は守ってくれたと言っていた。
でも、今の自分は誰も守れていない。むしろ守られているほうだ。
優しさに甘えているのは自分じゃないか。
奏の話を受け止めるためにも今の自分ができることは。
「俺もさ、奏が幼馴染で良かったと本当に思ってる」
言葉だけ上品に飾っている気がして、胸がとても痛んだ。でも、痛むのも今日まで。
「あのさ、奏に知ってほしいことがあるんだ。奏の話を最後まで聞かないで、ずうずうしい奴かもしれないけど奏には知ってもらいたい事だから……俺の話、聞いてくれるか?」
迷いはなかった。奏に対して素直にならなきゃと思った。揺らぐ気持ちを定めないといつまでも引きずってしまう。玲愛のようにぶれない人間にならなければ。
「うん。こうちゃんの話、私聞くよ」
満面の笑みを見せる奏は本当に綺麗だった。奏の笑顔に打たれ、煌太は前に進む。
「俺さ、実は……」
「煌太君!」
中庭とHR棟を繋ぐ入口から突然大きな声が聞こえた。意表を突かれた煌太は声のする方へすぐさま視線を向ける。その場には、走ってきたのか息を切らしている山本先生がいた。
「先生、どうしたんですか?」
突然現れた山本先生に奏も驚きを隠せずにいた。
「黒瀨さんが、黒瀬さんが」
「玲愛がどうかしたんですか?」
山本先生は呼吸を整えると、真に迫る勢いで語り出す。
「黒瀨さんが、光明の生徒に暴力をふるったことで……生徒会に捕まっちゃったわ」
「えっ」
煌太は驚きを隠せず声が出た。奏も口に手を当てながら驚いている。
捕まったって、どうして……。もしかして、この間の吉野の件が生徒会に知れ渡ったのだろうか。いや、玲愛の暴力についてはサーチ部内でも黙認することで一致していたはず。でも、玲愛の事が表ざたになったという事は、誰かが事実を生徒会に言ったことになる。煌太の頭には既に一人だけ言っただろう犯人が浮かんでいた。
「とにかく、来てちょうだい」
「あいつ……」
「ちょっと、こうちゃん」
山本先生の後に続き煌太は玲愛のいる生徒会に向かった。
特別棟二階の隅、図書室の向い側に位置する生徒会室前には、緊急会議が始まっているためか立ち入り禁止の看板が掲げられていた。生徒会室の前までいち早くやってきた煌太は看板を一瞥するが、意に介さず生徒会室のドアに手をかけた。
「ぐっ、あ……開かない」
開けようと試みるが、ドアはガタガタと音を立てるだけで開かなかった。
「鍵をかけたのね」
遅れてやってきた山本先生が息を切らしながら語る。
「いったいどうすれば……会長、上本会長。あけてください。赤星です」
ドアを乱暴に叩く煌太は必死に会長に呼びかけた。しかし、開く気配は一向に見られない。ドアを叩く音だけが虚しく廊下に響き渡る。
「会長、どうして玲愛が疑われるんですか! 玲愛は何もしてないはずです」
ドア越しにいるはずの会長に向け必死に叫ぶ煌太は、渾身の力を込めてドアを叩こうとした。
ガチャ。
突然ドアが開いた。目の前には腕組みしながら仁王立ちしている上本会長の姿が。
「あなた、会議中よ。静かに――」
「危ない!」
ドアを叩くために振りかぶっていた勢いを止められず、そのまま会長の顔に拳が向かう。咄嗟の判断で煌太は拳を手元に引き付ける。風音が煌太の耳に届く。どうにかして会長を殴らずに済んだが、バランスを崩した煌太はそのまま会長を押し倒してしまった。
「きゃっ」
会長は煌太の勢いに押され、そのまま地面に背中から落ちていく。
「くっ」
咄嗟に会長を守ろうと背中に左手を添えた煌太は会長を抱えたまま時計回りに半回転。ドスンと重い音が生徒会室に響き渡る。煌太は背中から床に落ちた。会長を支えていたこともあり、受け身もとれずもろに背中を打ちつけてしまう。
「いたたた……会長、大丈夫ですか?」
痛みで塞いでいた目を開ける。開けた瞬間に広がっていた光景に思わず目を疑う。目の前には会長の顔が数センチの距離にあった。倒れた勢いで眼鏡が外れたのか、会長の素顔が煌太の至近距離にあった。
以前、神林が会長のことについて言っていたが、眼鏡をかけていない会長の双眸はとても綺麗だった。キリっとした切れ長の目がより一層会長の美しさを引き立たせている。
暫くの沈黙の後、ようやくお互い状況を把握できたのか、二人の顔が真っ赤に染まる。
「か……かー!」「きゃぁぁぁぁぁぁー」
「ぐはっ」
問答無用の平手打ちが煌太の頬を襲い、すがすがしい音が生徒会室に響き渡った。
「ごめんなさい」
頭を下げる煌太に会長は視線を合わせようとしなかった。明らかに顔が穏やかじゃない。怒りに満ちた顔を晒している。会長は深くため息をついたかと思うと、煌太を睥睨しながら椅子に座るよう促す。
「あなたね、会議中にドアを叩くって非常識にも程がありすぎよ。掲示が見えなかったとは言わせないわ。しかも私を押し倒すなんて、ハレンチよ! 全く」
「ごめんなさい……悪気があってやったわけじゃないです……」
「上本さん、そのくらいにしてあげてちょうだい」
山本先生が会長をなだめようとしてくれる。
「この件は後できっちりと償ってもらいますからね」
煌太はひたすら頭を下げるしかなかった。
「それで、私達の部員を迎えに来たのだけど」
山本先生が話を切り替えた。いよいよ本題へと入る。煌太も下げていた頭をあげ、会長に視線を向ける。
「ああ、黒瀨さんね。彼女は光明高校の生徒に暴力をふるった犯人だわ。それで今まで話し合っていたのだけど……黒瀨さんはこのまま星屑高校を退学してもらうことになるわ」
会長からの宣告に戦慄が走る。予想もしなかった結果が会長の口から放たれた。
「どうして……どうしてですか。玲愛は何もしていない。それなのに、どうして……」
訴える煌太に会長は薄気味悪い笑みを浮かべると、ゆっくりと答えた。
「黒瀨さん本人が、あなた達のクラスで配った紙に書いたのよ。私がやりましたって。しかもご丁寧に名前付きで」
会長から放たれた言葉に山本先生は驚いたのか口元を手で覆っている。
やはり玲愛は自ら自白していた。おそらく自然と紙に書いていたのだろう。玲愛が嘘をつくとは煌太にはどうしても思えなかった。
「同じ部活動に所属しているなら、当然黒瀬さんの不祥事を知ってるはず。それなのにあなたたちは隠蔽しようとした。何故かしら? それと、あなたたちの部活の活動内容って何なの? 黒瀬さんに聞いても先程からうんともすんとも言わないの」
会長が横の扉に目を向ける。生徒会室は部屋の中にさらに小部屋があり、他校の生徒会を迎え入れるときなどに使用されている。今は玲愛がその小部屋で尋問を受けているのか、生徒会の人達の声が漏れていた。
「さあ、答えてもらおうかしら、山本先生に赤星君」
突き刺さる会長の視線に煌太は何も言い出すことができない。それよりも玲愛の退学やサーチ部の存在が公にされてしまう可能性が高まったことで頭がいっぱいだった。
「いいわ、答えます」
「先生!」
「煌太君、仕方のないことよ。黒瀬さんを救うためには私達が何をしているか話すしかないわ」
山本先生の表情は決意に満ちていた。部の一員である玲愛を救うために。
「私達はサーチ部よ。サーチ部の主な活動は、困っている生徒を危険から守ったり、手助けたりすること」
簡略して手短に伝える山本先生。詳しい説明はしなかった。それでも十分わかる範囲での説明だ。話を聞いた会長は一瞬固まっていたが、口に手を当て笑い出した。
「何を言うかと思ったら、困っている生徒を守るですって……ははは」
「何笑ってるんですか。俺は見たんです。サーチ部が、玲愛が、生徒を守るところを」
そう、玲愛の活躍をこの目に焼き付けた。生徒に危険が迫ることが本当にあることを目撃した。そして、無事に吉野を救ったんだ。
「赤星君の言い方だと、まだサーチ部に入りたてみたいね。生徒を助けるところを見て、正義感にでも憧れたのかしら」
全てを見透かされているかのような視線に体が竦む。
「生徒を救いたいのなら生徒会に来なさい。困る生徒がいないように、生徒会は常に全力を尽くしているのだから」
笑みを見せながら眼鏡を直す会長はどこか余裕の表情を浮かべているようだった。
「それに、サーチ部って初めて聞いた部活だわ。もしかして、生徒会の承認を得てないんじゃないかしら?」
「それは……」
「得てないわ」
勢いよく席を立った山本先生が横から割り込んでくる。その勢いに押されて煌太も便乗して席を立っていた。
「承認を得てないのに部活動をしていたなんて、それこそ常識外れだわ。山本先生も教師として少し常識を持った方が良いのでは」
「常識? 実際星屑高校にはサーチ部と同系統の部活動が沢山あるわ」
他の部活を引き合いに出し、会長に対抗しようと山本先生の声が弾む。一気に押し切るつもりなのかもしれない。
「まあ、私達の管理も甘かったのかもしれないわね」
一瞬、押し切れたと思った。しかし、憂いを帯びた表情を晒していた会長は瞬時に表情を変える。直ぐに不敵な笑みを晒したかと思うと、会長は口を開いた。
「管理の甘さこそ今回の黒瀬さんの暴力行為につながったのかも。そうね……サーチ部の今後についても話しとかなきゃいけないようね」
「それってまさか……」
飴と鞭とはまさにこのことなのかもしれない。会長の反省に少しでも期待してしまった煌太は後悔の念に駆られる。会長はそんな煌太の気も知らないように堂々と告げた。
「サーチ部に解散してもらうわ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます