第11話 参の2 http://www.city.setouchi.lg.jp/token/

 ふはははははっ! 行ってきたぞ、半年ぶりの岡山県、備前の刀剣博物館!

知らない読者のために場所を説明すると、山陽高速の和気出口からだいたい10㎞くらいかな? 播州赤穂線の香登駅から岡山方面にちょっと行った所だ!

今回は憧れの「備前清光」作がたくさん展示されてて、いい目の保養となった♡♡♡

「ちょっとぉ〜」

やっぱアレだよ。あの刀身の反り具合と直刃の刃文が絶妙っていうか、もー最高!

気がついたらウィンドウ前で20分くらい、見惚れて硬直しちゃってたよ。

「聞いてる?」

他の展示物もなかなかで、珍しい皆焼ひたつら刃の村正とか、見て「マジ?」って静かな館内で声あげちゃったよ、わははは。

「わはははじゃねーよ、お〜い」

……………ええ〜と、それから、

「無視すんなーっ!!」

何だよ、さっきから?

「私のパンツ見たでしょ!」

誰が見るかあんなもん。

「あんなもんって………、見られなくても逆に傷つくんですけど」

そんなに見られて恥ずかしいものなのか? プ○キュアとかポ○モンの絵入りとか?

「誰がそんなの履くかっ! 高校入って卒業したわっ!!」

中学まで履いてたのか?

「う、うぐっ(焦)。 そ、それはそうとして………」

サラッと話題逸らしたな。

「何かさっきからハイテンションだね」

ふむ、ようやく久々に備前の博物館に行ってきたのだ。 前に行ったときは刀剣女子が多くて、落ち着いて見学できなかったからな。

「まあ、ブームだし」

愛車の650ccスクーターで高速ぶっ飛ばして来た。 天気は怪しかったけど楽しかったぞ。

帰りの山陽高速道路、龍野SAにいたKTMのDUKE390乗ってたカッケーお姉さん、見てるかな? 小説書いてるって宣伝しなかったけど。

「けーてぃー………何、それ?」

オーストリアのバイク。メードインインドだけど。

「ふ〜ん。まあ、見てないと思うよ。この話しのアクセス数、分かってる?」

可能性はゼロじゃないだろ。

「ポジティブだね」

黙れ、あんまり作者をなめると、我愛銃ベレッタM93Rが火を噴くぞ!

「エアガンじゃん。 火、噴かないじゃん」

うるさい。(バスッバスッバスッ)

「痛い痛い痛い。人に向かって撃つなっ!」

エアガンで撃たれて痛いで済むとは、さすがはバカの主人公。痛覚は恐竜並みか?

「作者は頭が痛いようだけど」

(バスッバスッバスッバスッバスッバスッ)

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

ふん、作者様をバカにするからだ。作者は作品の創造主なるぞ。神さまぞ!

「ありがたみは全然ないんですけど?」

(バスッバスッバスッバスッバスッバスッ)

「痛い痛い痛い、やめれ〜!」

愚かな主人公め。バツとしてパンツとスカート履き忘れたまま、一日学校で過ごすエピソードを追加してやろう。

「セクハラ反対! ってか、そこまで鈍感な人間がおるかぁっ!!」

いや、君ならありえる。

「うう、何かホントにやってしまいそうな気がする。ってか、このままだとこの回の話しが作者と私の漫才になってしまうよ。はやく本編に戻らないと」

うむ、まあそうだが困った事に、第参章はここまでで、次回からは第肆章に突入だぞ。

「え、何で? 第弐章は弐の5まであったのに?」

実はこの『業物演武』は、某集○社に投稿して一次審査は通ったものの、落選した作品を加筆修正したものでな。

「ああ、だから某ゲームより前に作品考えたって言ってたんだ」

そう。でもって今回、カクヨム用にこの後の話しを大幅にカットすることにしたのだ。

「何か問題のあるシーンでも?」

R指定かかりそうなスプラッターシーンがな。見ている読者様の中にはお子様もいるかもしれまい。

「いや、小説だから。映像ないからそんな心配いらないでしょ?」

バカ者っ! もしもこの作品がヒットして、アニメ化とかなったら困るだろ!

「それ、さっきのKT何とかの人が見てる確率より低いから。天文学的確率だから」

愚かな主人公よ。一ついいことを教えてやろう。

「?」

このM93Rのモノホンは、『ロボコップ』の拳銃のベースになったものでな。

「で?」

側面のセレクターレバー操作一つで(カチッ)フルオートのマシンガンにもなるのだ!

(ズドドドドドドドドドドドド)

「痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたっ!!」

わはははは、思い知ったか! さあ、このまま第肆章に続くぞっ!!

「痛ててて………、さ、最後に一つ聞くけど」

何だ?

「ホントに私の水色パンツ見てないでしょうね?」

ん? ピンクじゃなかったっけ?

「や、やっぱり見やがったんだなっ!!」

しまった。バカのくせに作者を欺くとはっ!

「おのれこの変態作者めっ!!」

(ズドドドドドドドドドドドド)さらば、また会おう!

「痛い痛い痛いっ、もー来るなーっ!」

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