第182話 吾輩時が経てば人は変わると思う
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「そうだな・・・色々あるんだよな」
「どうしたんですか?」
「時の流れに身をまかす」
吾輩は暴挙で消したレビューを復活させた。
ペンネームだから、書いてしまおう。
神楽さんの作品だ。
前は、やり方が気にくわなかった・・・。本当に読んでるのと疑った。
ツイッターも少し覗いた・・・。
ある掲示板では悪名として、書かれている。
けど、最近の近況やレビューをみて少し考え方が変わった。
必死という言葉を使ったのにも、少し心を動かされた。
彼のやり方は、歪だと思う。そこは変わらない。
なんでもかんでも、星を3つ配って、見返りを求める。
それで作品を押し上げる。
これは、営業としては立派なやり方だろう。但し、中高生に夢を見せるやりかたとしては、歪である。夢をかなえるために、手段を選ぶなという。
教えてはいけないことだ・・・。吾輩はそう思う。
けど、彼は作品の為に必死だったんだ。きっと。
最後の手紙はおそらく、個人に向けたものだろう。届けたくて、必死だったのだろう。
なんもなかったら・・・意味不明な手紙であるけど・・・。
それにコンテストが終わってないけど・・・色々読んでそうだし。
誤解だったのかな・・・と感じたので、気分を変えてみた。
作品としては、非常に出来がいいと思う。涙あり、熱さあり。
文章のセンスも結構好きである。
吾輩は人の善意を信じる人間。じゃなきゃ、吾輩の作品なんて、一生読まれも共感もされないだろう。彼はきっと変わり始めていると信じることにした。
歪なやり方で敵を多く作ってしまったのは、誤算かもしれない。
きっと、根に持つ輩がいるだろう。
吾輩は怒りが持続しないので・・・。
他の方も怒りを忘れることを願う。
吾輩は考える。
アドラーさんの時もそう。人間時が流れれば見方が変わる。
俯瞰した状態で物事を見る能力は、必要だろう。
多方面での物事の見方も必要だろう。
何が正しくて、何が悪いのか。きっと、答えは・・・。
作品に書いてしまっているので、ここから先はオフレコです。
吾輩は時の流れに身をまかせ、コロコロ変わる。
気分次第ってことかもしれません・・・。良くないですね。
吾輩は眠りにつく。
≪つづく?≫
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