第171話 吾輩アルゴちゃんをやりきる

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・終わった・・・」

「そうですね♪」

「一応、やりきったのかな」


吾輩はアルゴちゃんの全話アップを終える。

ほんと、拙い文章だな。

勢いだけの作品でもあるな・・・。けど、ちゃんと大事なことは全部書いた。

人間の感情というものについて。

いつか、書き直す時がくるのかな・・・。

吾輩の中で、いい物語が終わった。いい終わり方だ。

これでいいと思えるものを書いた。

ネットにアップしたことでいつでも自分で読めるという利点もあるだろう。

大事な時に読み返そう。大事なことが書いてあるから。

ひとまず、ひとつの終わりを迎えた。

不思議な気持ちである。11万文字か・・・。

あの書き方で11万。まぁ、人物名をのぞけば、少なくもなるだろう。

ほんと、まとまりがない思考である。

ふわふわしてる。


吾輩は考える。

小説の難しさについて。

吾輩が書きたいものって・・・多人称視点での物語が多いな・・・。

1人称が書きやすいのはある。

一人の思考で終わるから・・・。けど、それぞれのキャラの想いを書くのには多人称でなければ、だめだろう・・・。

だから、脚本みたいになってしまったのか・・・。

多人称の難しさは嫌というほどわかってきた。誰がしゃべってるか・・・明確に伝えるのも難しい・・・誰が考えてるのかも・・・。

口癖を作ればその棲み分けはできるが・・・。それは、変なしゃべり方でもある。

もっと、色々みて勉強せねば・・・。

途方もない。日がいくつぐらいくれるのだろう・・・。


吾輩は考える。

心が大分すっきりしている・・・。いや、なんかちょっともやっともする。

あの形ですべてを上げてよかったのか?

悩みはつきないものである・・・。けど、とっかかりだから、なんでもいいのだろう。

全ての始まり。

それは、行動するか、しないかなのだろう。

何もしなければ、結局何も起きなかった。

色んな人達と知り合うこともなかったのだろう。

やってよかったと思えている。

ならば、いいことなのだろう。きっと。


吾輩はみのたろうの更新を進めるかを考える。

どうしよう・・・。また、脚本だしな。

他のラノベ的な話も一個考え着いてるけど・・・。

ラノベっぽいものを書くか。


吾輩は気付く。

プロとアマの差について。

実質あってないようなものでありそうである。

吾輩は論外だが・・・。他の作品を読みながら気付く。

こっちがプロで・・・こっちがアマチュア・・・。

あれ?

アマの方がおもしろかったりもする・・・。書き方も読みやすかったり・・・。

実質、差はあって、ないようなものである。

あとは、運だと思います。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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