第118話 吾輩段々わかってくる

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「そうか・・・段々わかってきたぞ」

「どうぞ・・・」(いつもの・・・わかってないパターンですね)


吾輩は考える。

作品のランキング上位に対して。

まず、書き手が多いため、書き手・・・わなび・・・というのか。

それを題材にしたものは受けやすい。

まぁ、書き手なら想像がたやすいというのもある。わかります。

気持ちがくみ取りやすいし、主人公に感情移入もしやすい。

そこで、問題です!!


「旦那、クイズ形式っすか?」

「ふふふ。」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


【問題】


  書き手が主人公の作品で売れてるものは、どのくらいあるでしょうか?




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




「う~ん・・・バクマンとか、重版出版とか・・・旦那、むずいっす」

「そうだ!!その通りなんだ!!」



これは世に出た場合、とてもむずい。なぜなら、読者は作者と違う。

共感できるかが難しいのである。だからこそ、書き手エッセイもむずし。

吾輩、好きだけど、売れるタイトルとしては、むずい。

取り扱いに注意がいる。

かくよむでおもしろい・・・だから、売れる!!間違いない!!

これは・・・抑えた方がいい。


「旦那・・・編集長ですか!?」

「だから・・・違うって・・・赤の他人です・・・」

「遊び人のくせにやりますね!!」

「この!?」


吾輩は考える。

もし、売りたいなら・・・キャラ的なもので売るしかいない。

会話のセンス・・・それから、他の登場人物を用意する。

多分、一般人に近いものがいい。

奥さんとか・・・高校生とか・・・、近所のフリータ。

三河屋さん的なやつが必要です。

いささか先生は、いささかも仕事しない先生である。

毎度、担当を困らせる。くそ野郎です。

俺が担当だったら・・・そろそろ、殴ってるだろう・・・。

おい、じじぃ。今日の原稿はどうした!?

バカだからでは、すませんぞーーー!!


「旦那、暴力は犯罪です」

「・・・はい・・・やめます・・・」


吾輩はさらに考える。

ランキング上位作品は、小説色が強い。

これは、いい意味で。ただ、ラノベ向けではないものがある。

マジもんの小説が集まりつつある。

さぁて・・・角川はどう処理するか・・・。

大変です。

というのは嘘であろう。むしろ、喜ばしくて仕方ないはず。

だって探す手間が省ける。いい作家おるやん。

おまけに作品完結済み。

原稿待たずに、はいドン!!超楽ちんだろう。いいことだ。

多分、チャンスが巡ってきますよ。


吾輩は考える。

ランキング考察が多いな・・・次回は違うネタを入れよう。

くまみこ・・・おもしろいです。

ヤンキーの理不尽さに笑いました。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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