第103話 吾輩は他者の作品を考える

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・ラップ小説・・・」

「この前・・・韻踏んでないって言ってたやつですか?」

「違う・・・今度はちゃんとしてる。びっくりするくらい」


吾輩はたまたまフォローされた人の作品を見に行った。

たまたまではないか・・・結構読みに行く。むしろ、そこから手を出すことが多い。

最近短編ばかりだから、ランキング。探すのが大変である。

好みも大分わかってきた・・・自分の。そうか、そうかと。

話が脱線した。

亡霊が名前を書いてた人だった。けど、あれは本物だ。

小説の才能がある。

というか・・・ジャンルで損をしているがしっかりしている。設定、伏線。

おまけにリリックが強烈だ。

あれは、多分経験者だ。フリースタイル・・・。じゃなかったら、バグってる。

漫画、ラノベ、アニメではきついかもしれない。

ギャグが少ないから・・・。重い話が多い。

できるっちゃできるけど・・・BECKってやつに勝つには難しい。あっちはギャグがある。

おまけにフリースタイルとロックも書いてるからな。ベックは・・・。

ただ、実写にするとちょうどいい。多分勝てる。

べっくの実写は歌ってないから・・・。けど、高速っていうのはできるのか・・・。むずい。

映画向き・・・ドラマ・・・はちょいときついかも。

ワンシーズン。ワンクール・・・ギリいけるか。いけるか。やりかた次第だ。

音楽は、作者が作曲好きだからいけるだろう。多分、頭にあるはずだ。

どうゆう、ラップか・・・。どのリズムに乗せるか。


吾輩は考える続ける。

ジャンルがヒップホップ・・・これは日本において、むずかしい。

流行らないジャンル。吾輩は、嫌いではないが、深くは聞いてない。大好物ではない。

何故、流行らないか。

言葉が過激すぎる・・・。罵倒が多いんだ。

ストレートにディスり合う。これは日本人気質からかけ離れる。そこが流行らない理由だろう。マイルドでなければ流行らない。ヒップホップ。

そこが、日本では難しい理由である。やってる本人たちは・・・お互いをリスペクト・・・しているはず・・・。たまに歌詞でケンカするけど。多分。

どうだろう?自信はないな・・・。


吾輩はさらに考える。

最後の手紙・・・あれは・・・もしかして・・・。

主人公が作者と同じ名前・・・本物か?

ただ、ストーリとは無縁のところにある内容だ。

付け加える必要性は・・・メッセージだろう。そうとしか思えない。

届くように祈るよ。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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