第18話 吾輩無限にできるニンジンを所望する

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那お目覚めですか?」

「あれ・・・もう夜?」

「そうです」

「なんか・・・精神と時の部屋なのここは?」

「どういうことです?」

「時間がおかしい・・・」

「気のせいですよ♪」

「そう・・・」


吾輩は考える。

考えたくないということを。

ただ、それはもう考えてる。考えたくないということを。

矛盾である。なんだ?


吾輩は考える。

フルメタルギア・パニックのことを。

あれは良作だ。とても好きだった。ギャグ回もシリアス回もよくできていた。

なのに・・・続編がアニメにならない。

なんだろう?つまらないのかな・・・その後は。

確かに重い話も結構あったけど・・・。最後どうなったんだろう?

正にブラックボックス。


吾輩は考える。

春はいつ来るのか?

春よ~遠き春よ~目を閉じればそこに。閉じてもこない。

嘘か・・・。


吾輩は考える。

アメフトというものについて。

アメリカでは絶大な人気である。強靭な男たちだが頭もいいみたいだ。

作戦が複雑である。

身体能力も高いみたいだ。優秀な男たちの祭典。

スーパーボウル。野菜を洗いやすそうだ。


吾輩は考える。

無限に栽培できるニンジンがあれば貧困はなくなるのかと。

どんな土地でも育つニンジン。これだけ研究すれば貧困はなくなるのかもしれない。

明日を生きれる。

ただ、じゃがいもてめぇはダメだ!!毒がある!!


吾輩は考える。

塩湖だっけ・ユニ湖だっけ。どっちでもいいか。

きれいな湖である。鏡の様に反射して、地上と天空がさかさまになる。

どこに立っているのだろう?地平線である。

別世界というのにふさわしいところであると思う。行きたくはないが。


吾輩は考える。

うわの空という言葉について。

いやいや。上に空があるのは当たり前ですよ・・・・。

ただ、物事を考えられない時にも使う。自分の頭に空が広がっているのかもしれない。

それは素敵な景色だろう。

空ってだいたい、きれいな青色をイメージするから。


吾輩は考える。

一日何文字書いてるのだろう?

これだけで、もうアルゴちゃんを越してしまいそうだ。

まぁ、あっちは全部書き終わってるけど。やはり物語を書くのと思考を書くのは違う。

あっちは楽しいけどすごい苦痛でもある。楽しすぎて馬鹿になる。

涙が止まらなくなったときもあった。感情を動かし過ぎて、あれは大変だ。

睡眠の重要性を思い知らされる。精神回復が物書きには必要不可欠だろう。


吾輩は考える。

半ドン直樹という作品について。

倍返しだ!!そうだ。やられたら、やり返していい。正当防衛だ!!

百倍返しだ!!

えっ?

それは・・・やりすぎですよ。一発に対して100はちょっと・・・。

過剰防衛ですよ・・・・。


吾輩は考える。

おなかがすいた・・・太るかな・・・。夜食の水を飲もう。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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