第9話 吾輩に価値はあるのか?勝ちはあるのか?

吾輩は目を覚ました。蝙蝠が話しかけてくる。

「旦那・・・どんな気分です?不思議な表情してますよ」

「・・・どうだろうな・・・セバスチャン・・・自分でもわからない」

「そうですか・・・仕事やめます」

「いや、するよ」


吾輩は考える。

友達というものについて。

一人でも達・・・きっと自分も含んでいるのだろう。

不思議と一人じゃない気がする。

何でも言い合える・・・。それは・・・親友というものかな。

こんなことを考えてるから・・・不思議な気分なのだろう。


吾輩は考える。

何故、悪い物語を書けるのか・・・。

人が人を殺す・・・それは悪いことだ・・・。

けど、物語として使われる・・・。

悪いことと伝えてるものもあるが・・・えんたーテイメントとして使われることもある。

物語を書くときキャラに感情移入してしまう。吾輩は。

そんなものを書いたら・・・苦しくて耐えられない・・・。


吾輩は考える。

お茶という言葉を。

茶ではなくお茶。きっと出した方が偉かったのだろう。

敬語の一種だ。

お茶♪。ほ~い、お茶♪

いい響きだ。


吾輩は考える。

神と仏どちらが強いのかを?

おそらく、神であろう。偶像にはさすがに生身では勝ちづらい。仏はもと人である。

ただ、キリスト対ブッタであれば、ブッタが勝つかもしれない。

キリストは人に石を投げたらしい。暴力はよくない。

だから、ブッタに勝ちを譲ろう。

詳しく調べれば変わるかもしれないが・・・。


吾輩は考える。

妖怪というものについて。

妖しく、怪しい。どれだけ、あやしいのか。

限度がない。

倍掛けだ!!くらえ!!我は妖怪なり!!

吾輩も妖怪なのか・・・なんなのか・・・。いや、人間だ!!


吾輩は考える。

宗教戦争というものについて。

宗教というものは人の心を救うためであって、人を傷つける為にあるものでない。

金稼ぎの道具でもない。まぁ、金がなきゃその人が死んでしまうから金は必要だが。

金で徳を積むのは間違いだと思いたい。

金で積めるのは、紙切れである。

あぁ、一億円の束がみたい。


吾輩は考える。

一億稼ぐためには一億使えという人の言葉を。

つかわなきゃ・・・たまってる・・・どちらが早いか・・・。疑問を呈す。

まぁ、金は天下の回り物である。使う人によっては価値を増して帰ってくる。

それは正しいのかと思う。


吾輩は考える。

楽しいことはないか?何が楽しいかは人それぞれである。

だから、人の楽しいことを馬鹿にするは良くない。

それはその人にとって価値があるのである。価値は人がつけるものだ。その人は価値をつけた。


吾輩は考える。

落書きが高値で取引されることに・・・。疑問を呈す。

どう見ても・・・線だろう・・・・えっ?

ネームバリューというものがあるのかもしれない。

名前に価値がある・・・。同姓同名の人にも価値をつけて欲しいものだ。


吾輩は考える。

もうすぐ春になる。

夜桜が楽しみである。

気分を上げてくれるはずだ。きっと。

桜が咲くこの季節は好きである。

いいことが起こりそうな予感がする。とてもいいことが。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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