第2話 吾輩は赤くてジューシな物が好きである

吾輩は街を目指す。

吾輩街に着く。


明かりがついてる、家にあがると蝙蝠が話しかけてきた。

「旦那、ホントに勝手に入っていいんですか?」

「いいに決まってる!!ドアが開いてるんだ!!」

「ほんとですか・・・」


中には一人の女子高生が立っていた。何か言われたがあまり聞き取れなかった。

吾輩は家の中を物色する。

「おぉ・・・これは小麦色の肌・・・みずみしく赤い・・・あれか!!」

「旦那ほんとに目がないですね」

「当たり前だ!!これが無ければ生きてけない!!」


吾輩たまらずにそれに噛みつきすする。口の中にジューシなものが広がっていく。

「すさまじい!!やはり、この赤が決めてだ!!堪らない、力がみなぎってくる!!」

「旦那、いきなり!!そんな!!いいんですか!?」

「あの~」


女子高性が話しかけてくる。

「・・・まだ、お会計されてませんよ・・・」

「すまない・・・吾輩目が無くて・・・これについて」

「旦那・・・やっぱり・・・アウトじゃないっすか」


吾輩は、イチゴソースが乗った、パンに目がない。これは吾輩の好物である。

イチゴというのは中毒性が若干あるという話を聞いたことがある。ほんとにあるのかもしれないと吾輩は思う。


女子高生に仕方なく、お会計を払いにいく。

「いくらですか?」

「240円です」

「違う・・・半額の時間だから120円だ」

「あれ・・・ほんとだ。120円と消費税で」


吾輩はお金を払った。なけなしのお金を払った。だが、後悔はしない。

これを食べなければ生きてけないからである。


吾輩は、政治を考えるのは好きである。

消費税というものについて、考えたことがあった。

何故、いきなり3%!!なんだと?1、2はどこにいった?

謎である。しかも、次は5%。3から5!!何故?

そして、8パーセントまできた。これは恐ろしい数字である。

計算もしづらい。末広がりだ。消費税はどこまでいくのか・・・

もうすぐ、10%になるという。これは計算しやすいが2桁というのはやばい。

100%が限界なら、2桁になってしまったら、99%までの抵抗が薄くなる。

これは、最後の防壁である。阻止されることを願う。

やはり、0か5が好ましい。計算しやすく一桁。健全である。

10の次は予想がついている。13%だ!!

間違いない!!何故なら、数列的にそうなのである。3、2、3、2の次は3だ!!

3%アップである!!

吾輩の予想は時々はずれるから気をつけたほうがいい・・・。


雪の降る街の中を歩いていく。屋敷に帰るために。

その間も吾輩は考えた。


半額セールというシステムは画期的である。いきなり半額!!

やはり、美しい。計算しやすい。割る2で事足りる。

たまに、半額で買うやつをあほだというやつがいるが、半額で買わないほうがアホであると吾輩は思う。

物は変わらず値段が変わる。あぁ、素敵だ。

どこのどなたが考えたかは、わからんが感謝する。


すまん、書き忘れていることがあった。

ここは日本だ。そして、私の特徴は髪が立っており、八重歯が二本ほど生えている。

身長は190cm、体重は秘密だ。自称スリムである。


吾輩の髪について、説明しよう。

バンパイアの髪は立っていることが多い。それは単なる剛毛だ。

寝癖で重力を無視して、上に立っている。けして、セットしているのではない。

ニュートンは重力をリンゴが落ちることで見つけた。そこに吾輩がいたら、ニュートンはさぞ困ったであろう。上に立っている、髪の毛。

どっちに重力が働いてるか・・・。結論が出なかったかもしれない。


こんなことを考えていたら、吾輩は屋敷に着いた。


≪つづく?≫

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