第38話 おまけ的な(○○○○GO)

注意)本編とは全く全然関係ありません。読まなくてもOKです。






翔太「……ん? あれ、なんか何時もと違わないか?」

太一「何言ってるんだ? 変なことなんてないだろ」

翔太「いや、絶対なんか変だって!」


太一「気のせいだって、なあ翔太……細かいこと気にするな? 人生楽しんだもの勝ちだよ」


翔太「……そ、そうか? まあ、言われてみれば俺の気のせいかも」


太一「じゃあ早く、モンスターを探しに行こう」

翔太「いやいや。夏休み入ってすぐ、お前と○ケモン探しに行くとかあり得ないから。まだ、愛とも遊んでないのに」


太一「テレビ見たか? 今ブームだよ。それに僕一人で行くのもちょっとな。田舎道だし、高校生一人で○ケモンってちょっと他の人の目が気になる。だから、道連れがほしいんだ」


翔太「……俺は道連れか」

太一「じゃあ、早くいくぞ。今日中にレベル5にしたい」

翔太「5になると、どうなるんだ?」

太一「事務的なところで戦える」

翔太「事務的なところ?」


太一「ああ。それにしても……家の周りにポケ○トップとか、事務的なところがまったくない」


翔太「田舎だからな、建物自体が少ない」


太一「マックとかはポケ○トップになってるらしいけど、うちの近所でマックなんて無いしな」


翔太「市内に行かないと無理だよ。俺たちのいるところって郡じゃん。……都会の人は何郡って言ったら分ってくれるかな?」


太一「びみょうーだと思う」

翔太「微妙かー」


______1時間ほど田舎道を歩く


太一「し、死ぬほど暑いんだけど」

翔太「今日は格別だなー。それより何匹ゲットした?」

太一「えーと、今、合計で……26匹だな。あと少しでレベル5になる。翔太は?」

翔太「俺はさっき始めたばかりだから7匹だな。今日中に5は厳しいと思う」

太一「そうか。あ! 近くに○ケモンいる、お、でかい鳥だ。ちょっと捕獲玉投げてみる」

翔太「おー。がんばれ」

太一「くそ! 1回じゃ捕まえれなかった、もう一球くらえ。…………よし、ゲットした」


翔太「やったな」

太一「ああ。……お、レベルも5になった」

翔太「ようやくか。夏場にこれ以上はしんどいな、そろそろ帰らないか?」

太一「そうだな。暑い、帰ろう。……てちょっと待て」

翔太「どうした?」

太一「あそこに事務的なモノがある」

翔太「え? あ、郵便局か。ふーん、あんなところが事務になるんだ」

太一「よし、せっかくだ。あそこまで行って帰ろう。ついでにあの事務を取りたい」


翔太「まあ余裕じゃないか? こんな町で俺たち以外にポケモンやってるヤツいないだろ?」


太一「着いたな。えーと、所属の色を決めるのか。よし、青にしよう」

翔太「さっさと戦えよ?」

太一「うるさいな。ちょっと待て。すぐに片付け……えええ!?」

翔太「どした?」

太一「ちょっと、これ見ろよ。ココ陣取ってるやつ、ゲン○ーでCP高すぎないか?」

翔太「え? おいおい。このゲーム最近配信されたばかりだろ。こいつやり込みすぎじゃないか。怖っっ!?」


太一「と、とりあえず戦ってみる。……あ、瞬殺された」

翔太「瞬殺だな」


太一「……世の中、広いな」

翔太「……ああ。……帰るか」

太一「うん。帰ろう」




___________


夜子「フフフフ」

愛「ちょっと、アンタ。大人げないわよ? 金にモノ言わせて○ケモンとか」

夜子「えー? ちゃんと歩いてるよ、趣味のついでに」

愛「かなり課金もしてたじゃない。卵とかお香とか。ここいら辺の小学生泣くわよ?」


夜子「フフフフ。世の中は資本主義だよ、アイちゃん。しばらく私のゲン○ーくんは倒されないでしょう」


愛「……田舎の貴重な事務が、金で占領された」











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