強襲オレオ
甲乙丁
第1話
それは、希望から始まった。
偏った思想が蔓延する旧世界で影を潜め、背を丸めて暮らしていた住人たちは、新世界誕生の報に胸を躍らせた。
新しい世界なら、自分を認めてくれる。
新しい世界なら、きっと自分にも居場所がある。
住人たちは皆不安を抱きつつも、どこか願いのような感情を新世界に向けていた。
2月29日、ついに新世界が誕生する。
期待と不安を胸に、住人たちが未開の地へ降り立つ。
だがそこに待っていたのは、希望に溢れた豊かな大地などではなく、可能性の潰えた痩せた大地だった。
住人たちは目を疑った。
こんなことを、いったい何度繰り返すというのか。
希望は、一瞬にして絶望へと変わる。
混沌の地で、住人たちは思い知る。
世界の創造主は、自らの願いを叶えてくれる存在ではないということを。
闇あるところに光あり。
魔王あるところに勇者あり。
それはまさに、瞬く間の出来事だった。
ルールはなく、秩序は揺らぎ、頼るもののない混沌の世界に、一粒の奇跡が流星のごとく舞い降りた。
その名は、オレオ。
3文字の流星は、多くの★を引き連れて世界を震撼させる。
これは、世界の改変を試みるオレオの、世界の創造主への挑戦の物語である。
強襲オレオ 甲乙丁 @kouotu_tei
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