第7話 日常
あのときなんで、キスをしたのかわからなかった。ただ彼女が、愛しくてきれいで考えていたらキスをしていた。キスはすっぱいって言われるけど私は甘い匂いがした。その時の君の顔は。
ピッピッピピーピピー!
いつもと同じ目覚まし時計で目を開けた。そうだ昨日から、家に帰ってきたんだっけ。鈴は葵とキス事件以来ちゃんと目を見て話していない。鈴は首を降ってもう一度寝ようとしたけど、無駄だった。仕方なく起き上がり自分ようの朝食を用意した。朝は太陽がさんさんとしている窓にはまぁ綺麗に洗濯物が投げてある。鈴は優雅に紅茶を飲み片付けをして2階を駆け上がった。そして、ある人の部屋のドアを蹴り飛ばした。
「お兄ちゃん!何時も言うけど洗濯物ぐらいやっとけよ!」
「おー妹よ。おはよう。」
「あっおはよう。・・・じゃなくて!」
鈴は一通り兄である蓮の支度を片付けて、家の事をし始めた。鈴の家庭は父がいない。普段は別居をして家にはいない。母は料理教室の先生をしている。いないときが多い。だから、基本鈴が家事をしている。鈴は慣れっこの様子でテキパキしている。
そして、使終わったら新聞紙のチラシを見た。冷蔵庫に何があるか悩みながらチェックをしている。それである格安記事を見つけた。鈴は悩んでいるしょうがないアイツを召喚するか。手にはスマホを持ってある人物に電話をかけた。
「あっもしもし ~」
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「ありがとうございましたー。」
スーパーの元気な声が聞こえた。鈴は満足そうに袋を持っている。隣には少し不機嫌の人がいる。明るい茶髪の一見男に間違われる女子だ。彼女の名前は薫だ。鈴は苦笑いをして薫に言った。
「そんな顔をしないでよー」
「だって鈴から来た電話の用事がこれなんだもん。」
薫は唇を尖らせて荷物を運んでいる。鈴はため息をついて奥の手を使った。
「その代わりに薫の好きなフレンチトースト作ってあげるから、ね?」
「しょうがないなー。」
薫は先程の態度と代わりルンルンとした様子で先を急いだ。鈴は微笑みながら家に向かった。
家につき鈴はフレンチトーストを作るため作業にん取りかかる、慣れた様子で作っている薫はその光景を愛おしいそうにみていた。フレンチトーストでき、皿に盛り付けて薫の前に置いた。薫はそれをきらきらした目で食いついた。鈴は微笑みながら片付けしながら夕飯の用意をしている。
そして飼い猫の一日が終わる。
飼い猫は哀しみを失い。野良犬が愛を失い。
烏はいつもその光景を空で見下している。ただ何を思いながら見下しているのか神様しかわからない。
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