第2話昼休み


人通りに自己紹介をして、鈴と葵とリナは教室に向かっている。


「あー笑った。鈴ちゃんナイスコメント!」

「うるさいなー!オレだって、サボれたらサボってるよ。」

リナは葵の肩に手を回して、冗談冗談と笑った、鈴はその光景をほのぼのとしながら見ていた。鈴は疑問に思ったことを呟いた。


「じゃあ、何故学校に?」

「単位を貰えるから・・・。」


葵の一言で鈴は納得をした。この学校は単位制だけど、集めないと留年してしまう。

だから、このように大きな行事があり、そこは絶対に行かないと行けない。だから、顔が覚えがない人がいる。


そんな他愛話をしていると、教室に付いた。

鈴とリナ達はコースが違うから、別れた。

「ではまた。」

「うん!また会おうね‼」

「おう!ちゃんとオレの名前覚えとけよー」


鈴はその一言に微笑み手を振って、自分の教室に入った。黒板に書いてある席順を見て、その席に座った。


「ん~、あっ鈴おはよう。」

「ありさ、おはよう。よく寝てたね。」


隣は同じコースの一年がいた、彼女はありさで帰国子女だ。小さい頃はカナダにいたらしい・・・。茶髪で綺麗な人だ、よく授業中とかにねている。


鈴はありさと少し話して自分も携帯をいじっている。めんどくさい授業を聞きながら、今日朝に起きた事を整理している。

葵には彼氏がいるだろうか・・・、そんな事を考えたけど、直ぐに消して溜め息をついた。そして、身が入らない勉強に目線を向けた。




キーンコーンカーンコーン


ながったらしい授業が、終わり。お昼の時間になった。ありさは伸びをして隣を見たら笑いだした、鈴が大きなアクビをしたからだ。


「もう、笑わないでよ~。」

「いやいや、笑うよ。大きなアクビだねー」

「だってあまり寝てないんだもん」

そう言うとありさは目を見開いて言った。

「鈴あまり夜のベット運動h「いっぺん地獄に行きますか?」」


鈴は笑ってるけど、目は笑ってない。ありさは嘘嘘と言って笑った。

ありさは鈴が同性愛者という事を知っている。というか、知られてしまったと言った方がいいか。鈴の元カノと鈴がちょうどデートしていたときにありさとばったり会ってしまいばれてしまった。けど、ありさはそんな事を気にしないのか変わらずに話しかけてきた。後日、聞いてみたら、

「そりゃあ、驚いたけどなんか安心した。」

「何故?」

「いや、鈴も変わってるんだな。

あっ!いい意味でね。」


とワケわからない事を言われたのを鈴は覚えてる。まぁ鈴はそんな事を考えながら、お昼をどうするか悩んだ。




「ありがとうございましたー。」


鈴は悩んだ結果、購買にした。サンドイッチとレモンティーだ。抱えて教室で食べようとしたら。

一番嫌いな人の笑い声と気になる人の笑い声が聞こえた。鈴は疑問に思いながら、教室の扉をあけた。


そしたら、秋と恵と葵とリナが話していた。

その隣で彩と彼氏が笑いながら話してた。鈴は恵のいつもの嫌がらせか。と思い自分の席に座った。

「あっ鈴おかえりー」

「ただいま」

「鈴大丈夫?」

ありさは、恵と鈴の関係を知っているから心配している。鈴はありさに微笑んで礼を言った。自分の音楽プレーヤーを出して、違うところで食べると言って、教室をでてった。

その時に葵が見ていたのを鈴は知らない。

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