ヴィンセント

【名前】

 ヴィンセント・マクシミリアン・スクリムジョー

【性別】

 男

【年齢】

 23才

【身長】

 193cm

【職業ならび身分】

 職業不明で神出鬼没な平民

【家族】

 捨て子のため、実の両親については不明

 アリスの城に仕えていた教師の男性(故人)が彼を育てた



 情熱的なこげ茶色の瞳、燃えるような赤毛、均整のとれた長身の大変な美男子。その声も心地よさを感じさせる濃厚なテノール。

 全身より過剰なまでの色気が醸し出され、その色気は女はもちろん、男であるルークたちですら胸焼けさせるほど。その男の色気のため、実年齢よりも上(30代に近い20代後半)に見える。


 その見た目通り、女性経験は豊富であるらしく、ルークたちが彼を探す経緯においては、すけこましとの評判も聞こえてきた。また、妙に世慣れた感じで飄々ともしている。

 アリスの城に保護者とともに出入りしていたことがあり、領主の長男であるダニエルに「お兄さん」と慕われ、また彼もダニエルを弟のように可愛がっている。


 作中においては二度も周りをお騒がせする状況で登場した。特に一夜にして、アレクシスの町から首都シャノンにまでなぜか移動し(彼は単に寝入りばなにジョセフ王子のことを”考えていた”だけであったのに)、一仕事を終えた後の半裸姿でジョセフ王子に初の謁見をした。彼はジョセフ王子と同じベッドに入った初めての男でもある。


 彼は魔導士としての力を持っては生まれてこそいないが、普通の人間ではないということは、カールとダリオ、(描写はないがおそらくアダムも)、そしてフランシスも気づいている。

 赤子の彼が”木のゆりかごに乗せられた状態で海岸へと打ち上げられた”――つまり、海からやってきた? ということが彼の正体の鍵になるかもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る