カクヨムは縦書き読み機能実装しないと読者は増えないよ

猫大好き

　ネット小説で横書きより縦書きの方が読みやすいという人はわんさかいる。その場合の程度の差は人によるだろうが、少なくとも私の場合、内容が頭に入ってくる割合と読む速度で通常の5倍は変わってくる。

　この機能は、今のネット小説界では常識なのだが、何故読者に多量の作品を読ませて選考を行わせようというオープン同時のコンテストに合わせてあらかじめ実装しておかなかったのかまことに理解に苦しみます。私自身カクヨムオープン当初は新しいサイト開設の高揚感から色々作品を漁ろうと思ったものだが、縦書き読み機能がついてないのですぐに気力が萎えて頓挫した。はっきり言ってこのカクヨムの体裁は横書きの時点でなろうなんかより数倍は読みやすいが、それでも10万字超の大作は縦書きでないと到底読みこなせるものではありません。

　オレオ初め単発短文のネタ作品が人気を席捲したのも、縦書き読み機能が無いがために皆が大作を漁る気力を無くしたからでしょう。

　私がネット小説仲間に「カクヨムに作品投稿しようぜ」と誘ったら、相手はサイトのシステムとスタイル自体はなろうより面白そうと理解したものの、「縦書き機能が実装されてからだね」と断った。これを言われると何も続ける言葉が出ず、彼は今もなろうっ子のままです。

　今の所カクヨムは作者（作品投稿者）に比して読者数が少ないとよく言われる。まず何より陳列される商品の数と種類が第一だと思うから、別に私はその点に問題があるとは思わないが、やはりいつまでたっても読者数が増えないのは問題でしょう。そして縦書き読み機能実装と共に本格的に読み出そうという層は作品投稿者、読み専両方にいると思うの。

　私自身はまず他人の作品を漁る気力を失うとともに、ネット小説に対する関心も薄れ、作品更新もずっと放置中（もともと遅筆だけれど）。少なくも、読むだけという形での復帰もまずは縦書き読み機能が実装されてからですね。