応援コメント

なごり桜」への応援コメント


  • 編集済

    思い出深い場所に行くと、過去を思い出しますね。
    交わす事の出来なかった言葉。淡い恋心。校舎。木の臭いのする机。消しゴム。桜。雪。色々なワード達。
    高校時代の切ない1ページですね。
    私も、ふっと学生時代を思い出しました。

    叙情的な文章がとても美しいと感じました。
    なごり雪ならぬ、なごり桜。タイトル名もナイスですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    こちらはちょうど桜が満開です。
    何年、何十年経っても、過去に慣れ親しんだ場所へ行けば、当時の思い出が鮮やかに蘇ってきますね。
    その時は当たり前だった日常も、本当はその場所、その時間にしかなかったものでした。

    文章をお褒めいただき嬉しいです(=´∀`)
    タイトルも、上手く余韻になっているといいなと思います。

  • 胸が詰まるくらい、美しくて切ないお話でした。
    読みながら、高校生の頃のあの感じをありありと思い出しました。主人公の彼のようなトキメキ体験こそありませんでしたが、思い返せばキラキラした時期でしたね。

    >いったいどうすれば、君の視界に入ることができるのだろうか。
    これ、キューン! ってなりました。青春だなぁ……
    行動を起こさないことで綺麗なまま取っておける記憶、わかる気がします。って、ああああ。時間差で来た。コメントを書いていたら時間差で涙が溢れてきました……読んだ直後は鼻の奥がツンとするぐらいだったのに、なんだこれは。
    私はもう駄目です。主人公の彼と、その彼女さん。迫田くんと高野くん、そしてもちろん消しゴムの彼女。皆さまの幸せをお祈りし、ちょっと顔洗ってきますw

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    高校生だった当時、私も本当に何もなかったんですが、それでも思い返すと何かキラキラしていたような気がするから不思議ですね。

    まさか泣いてくださるとは……!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    消しゴムの彼女のことはもちろん、友達と机くっつけて昼ごはん食べる時間とかも、もう二度と戻ってこないんですよね。こうして大人になっていく……
    深く共感してくださって、ありがとうございました!!

  • やっぱ陽澄さんの作品好きだって改めて実感しました。
    >古びた机が日差しであたためられ、ぽかぽかと気持ちの良い日だった。
    これが一番最初に心に響いたんですけど、他にも好きな文章がたくさんあります。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    コメント、そして素敵なレビューもありがとうございます!
    文章を気に入ってくださって嬉しいです(●´ω`●)
    教室で過ごしていた日々にごく当たり前にあったものを、上手く描写できていたら良いなぁと思います。
    ちょっとしたことでも、もう戻って来ない日々だと思うと、心がキュッとしますね。

  • 何物にも変え難い青春の一ページですね。
    消しゴムを切ってくれた瞬間…まさに恋に落ちた瞬間でしょうか?…の描写がとても素敵でした。その瞬間、彼には時間がゆっくり感じられたのでしょうか?それとも彼女の笑顔を写真のように記憶しているのでしょうか?……そんなことを思いました。
     
    歳を取るほどに青春がキラキラして見えて困ります笑
    とても素敵な作品でした!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    消しゴムのくだり、彼女の性格などの一端が表せればいいなと思っていたので、嬉しい感想です。
    さりげない出来事でも、主人公の中では忘れられない瞬間だったんでしょうね。

    分かります……リアルな学生時代は大した青春でもなかったはずなのに、存在しない素敵な青春時代に戻りたくなります……笑
    そんなものを追体験していただけたのであれば幸いです(*´-`)

  • コメント失礼します。

    青春の苦い思い出・・・僕もこの主人公と同じで、最後の最後まで告白できなかったことを思い出しました。彼女からもらった一通の手紙は未だに机の奥に大切に保存しているって未練タラタラですね。

    だからラストシーンの主人公がカメラのシャッターを切ることで、ほろ苦い青春の思い出に対して、一区切りつけたところが個人的にとても好きです。
    僕もそろそろ前に進まないとな。

    思わず二、三回読み直してしまうような素敵な話をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    おぉ、似たようなご経験が!
    「行動に移さなかった(移せなかった)こと」って、思った以上に心に深く残るんですよね。
    一歩を踏み出せなかったことが後を引いてしまうというか。

    写真はその瞬間を切り取るもので、それにまつわる思い出も一緒に保存される感じがします。
    かつて彼女がいた、今は誰もいない景色を写すことで、仰るとおり主人公は気持ちに区切りを付けたのだと思います。

    本作、自分でも気に入っているので、そのように言っていただけてとても嬉しいです(*´꒳`*)

  • 桜短編文庫、ご参加いただきありがとうございます。
    シャッターを切れずに躊躇っている僕と、断面滑らかに迷いなく消しゴムを真っ二つにしてしまう君。そして躊躇いのつみかさねは過去となり、花びらが僕を追い越してゆく――という流れにたまらなくなりました。
    よい作品をありがとうございました。
    それにしてもモニターで見た時の字面(原稿面?)が綺麗だと思いました。
    自分はガチャガチャするので勉強になりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    色や景色などに共通する要素と、対になる要素を両方入れるようにしてみました。
    過去と現在、変わったものも多いですが、変わらないものも確かにありますね。

    Webだとどうしても目が滑りがちになってしまうので、いろいろと試行錯誤しています。
    お褒めいただけて嬉しいです(*´-`)

  • すずめさんの短編節でした!
    過去の何気ない、消しゴムのことなどの思い出が、素敵です。タイトルのセンスといい、さすがでした!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    消しゴムの貸し借りは、私の中ではそれまで交流のなかった隣の人と喋るキッカケ第一位なのです。
    素敵なレビューも、ありがとうございました!

  • 現在の風景に過去の情景が重なり、交互に語られてゆく手法が素敵だなあ…と。
    あのとき声をかけてたら、ひょっとして全然違う人生を歩んでいたかもしれませんね。
    …花粉症でせき込んだりして発見されなくてよかったです(笑)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    今とあの時と。実際に母校を訪れたら、当時の記憶がぶわっと蘇ってくるんじゃないかと思い、こういう構成にしてみました。
    人生、何が分岐点になるか分かりませんね。
    ここで見つかったら本当に完全な不審者です。綺麗な思い出のまま立ち去れて良かった!笑

  • こんばんは。
    もしかして、「君」が結婚相手なのかなと思って読みましたが。最後は切なく終わりましたね。
    悲しみでない、誰にもある甘酸っぱい思い出としての切なさですが。
    写真を撮りに来たという用件がまた、過去の記憶をセピア色に染めてくれますね。
    まあ誰にでもあると言いながら、私自身には経験のない系の思い出なので、ィィ(o´Д`o)ナァと呟くくらいしか出来ませんが。
    花びらを舞わせる清涼なる風。私のところにも届きました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    その辺り、ちょっとした仕掛けにしました(*´-`)
    結局何も起こらずに終わった淡い片想い。これ、行動起こして玉砕してたら、消し去りたい過去になってたんでしょうね。
    風を感じていただけて嬉しいです!

  • あの頃がどれだけ掛け替えのない時間だったかは、振り返ってはじめて気づくものかもしれませんね。
    二度と戻ってこない大切な時間。それでも振り返る度に、決して色あせる事無く思い出されるような気がします。

    自分が高校生だった頃を思い出して懐かしくなりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    あの当時は何気なく過ごしていた日常だったから、これほど掛け替えのないものに感じる日が来るなんて想像もできませんでしたよね。懐かしいと言っていただけて良かったです!
    素敵なレビューもいただき、本当にありがとうございました!

  • もう二度と戻らないけど、それでもあの時確かにあった輝ける日々が、明日へと続く光になるように思えました。
    ちょっぴり切ないですけど、青春時代を思い出さずにはいられない素敵なお話です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    なんと素敵な……! たしかにそうですね、あの頃があったから、今と、その先があるのでしょうね。
    素晴らしいレビューもいただき、感謝感激です!

  • 去りゆく季節の忘れもの。
    青春という季節が過ぎても心に降るなごり桜。

    高校時代の甘く切ない空気を胸いっぱいに吸い込んで、読み終わるのがもったいなくなるような、とても素敵な作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    どれだけ時間が経っても、消えない風景がある。その中にある感情を、時々ふっと思い出す……。
    誰もが持っているであろう学生時代の記憶に呼び掛けられたら良いな、と思いながら書いたものです。
    こちらこそ、もったいないほどの素敵なお言葉をいただき、とても嬉しいです(●´ω`●)

  • ノスタルジックな景色が主人公の構えるカメラのファインダーを通して伝わってきて、ちょっとしょっぱくて甘い桜風味の和菓子のような味わいを感じました。文体もかろやかで透明感があり、先日読んだ「欠け落ちぬ月」とは異なる印象を受けました。芸風が広いのですね。ぜひ他の作品も拝読してみたいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    桜の咲いている風景は、日本人にとって何かしらの感慨をもたらすものですね。
    作品ごとに文体や雰囲気を変えてみています。まだまだ勉強中の身ですが、興味を持って頂けてとても嬉しいです!

  • いつ見てもすずひめさんの文章は美しいですなあ。しかも情景がスゴく思い浮かびます。しんみりとした、もう二度と帰ってこない若い頃というものを見た気になりましたぞ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    短編は特に、うんうん唸りながら描写を捻り出していますw
    あの頃は日常だったものは、今はひたすらに懐かしいですね。

  • さぁっと心に沁みていくような、文章でした。素敵な想い出溢れる風景が、音が、感情が、目の前に浮かび上がってきました。とっても好きです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    大人になってから母校の教室に入ったら、えも言われぬ懐かしさに襲われるんだろうなと思います。特に春のこの時期は、季節が巡ってくるだけでちょっときゅんとしますね。
    好きと言って頂けて嬉しいです(*´ω`*)

  • 『小鳥は怪物に見つからない』と『無神論者たちの唄』を続けて拝読して、この作者さんは他にどんな作品を書いているんだろう、と気になって、古いものから読んでみています。どれも素晴らしいけど、この作品は特に好きです。

    高校時代、まったく些細なきっかけで片思いが始まり、どこにいてもその子が気になる、その子が特別に見える。そういう感じをすごく思い出しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    拙作をいろいろ読んでくださり、感激です! 好きと言って頂けて非常に嬉しいです。
    恋の始まりってほんの些細なことだったりするんですよね。何も始まらない、何も変わらない淡い気持ち、お伝えできたのであれば幸いです。
    素敵なレビューもありがとうございました!!

  • 文章がとても好みでした。
    やわらかくてこなれていて、難しくなく、きれいにまとまっている。
    優しげな情景が、目に浮かびます。
    「レモンサイダーのペットボトルがビールジョッキに変わっただけだ」という表現や、消しゴムを通した比喩にも、センスを感じました。

    作者からの返信

    初めまして、コメントありがとうございます!
    文章をお褒め頂いて嬉しいです(●´ω`●) 短編だと、ちょっとした言葉選びで全体の雰囲気が変わってしまうので、気を遣います。
    懐かしい教室に満ちた空気感が伝わったのであれば幸いです。

  • 追憶の中の、少しセピア色を帯び始めた頃に思い返す青春の描写はこう、胸に去来するものがあって良いですね。
    私はこう言うお話好きです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    誰もが持っているであろう青春時代の教室の記憶——匂いとか、温度とか、そういったものにアプローチできればと思って書いておりました。
    好きと言って頂けて本当に嬉しいです!