プロローグ前編では、ちょっと変わったキャラクターの名前や会話から、ゆるいギャグの雰囲気を感じ取っていましたが、後編で一挙に異能バトルへ舵を切り、かつ怪物の正体に「おおっ」となりました。これはちょっと騙された。 超常現象の出処について、早い段階でやや詳しく説明しすぎという印象を受けますが、これから残虐な出来事が次々と起こりそうな感じで期待も持てました。箱の能力はシンプルにトリッキーな感じがして面白い。また、強い願いを持たず、漫然と生きてきた主人公の造形も好みです。性欲強いけど。