第6話

「おっぱい」たったこれだけの単語に、男どもは蝿の様に群がってくる。そんなモノ、そこらのエロサイトで幾らでも見られるというのに。JKのおっぱい、ただそれだけに貴重な時間を食い潰す生き物。何て哀れだろう。そんな私が女性器を露出させるのも時間の問題。初めて怖かったけど、処女じゃないし、一度経験すると、ルーチンワークの様に繰り返し繰り返し己の躰を切り取り見せつける。たったこれだけの作業で満たされるなんて、私はどれだけ浅はかなのだろう。そう思ってはいるものの、最早躰は別の生き物。学校生活も単位を取り、卒業後も考えあぐねる。前には思いもつかなかった、風俗店という選択肢も視野に入る。

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