絵に描いたような幸せな家庭を、結婚する前は誰でも想像するだろう。好きな人、相性のいい人、一緒にいて苦にならない人、そんな人と結婚して、できたら、その人の子を授かりたい。多くの女性が、思うことだろう。
だが、人間を育てるのは簡単じゃない。
大なり小なり、作中の奥さんのような行動に出る人がいる。
でも、それを乗り越えて、やっぱり色々あるけど、我が子は愛しいと思う人と、我が子よりも、自分が愛しいと思う人がいる。
でも、悪いことじゃないし、どこにでもこういう家庭がある。
主人公の綱渡りのような会話が、リアルですごいなあと思いました。
作者様へ
「秋を題材にした物語、詩集」自主企画への参加をありがとうございます。
家の中だけで一対一で子どもと過ごすのは、楽しいけど辛いことも多いですよね。そこをうまく表現したエピソードに、ああ、どれだけの母親がこの状態を経験してきただろうかと、実際した人がいるだろうと思いました(子どもいないので想像ですが)。
素晴らしい物語をありがとうございます。