「萌えとはすなわち、カルピスの原液を薄めたもの」

兄:

「カルピスの原液がエロ。すなわち裸の女であるなれば、

 それを水という名の布地で薄める毎に、それは萌えへと変わりゆく。

 だが薄くしすぎてはならぬ。より大勢の者らが求めるカルピス。

 万全たる濃さ。それこそが、時代に求められし萌えということよ」


妹:

「カルピスソーダって美味しいですよね」


兄:

「ふざけるなァッ! あんなものは、カルピスではないッ!」


私:

「ようするに、俺が欲しい萌えをだせ。というわけですのね、お兄様」

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