第11話
木曜日、フィーリアが来た。その日の夜、夢を見た。金曜日、街が白髪で溢れた。(フィーリアに嘘をつき、学校は休みだということにした)
そして土、日曜日、フィーリアと共にランニングやら魔道書を読むやらして過ごし…月曜日。
フィーリアが来た翌日は、色々なものを買い集めたりと多忙で…しかし今日からまた、学校へ。流石に少し不安だったため、目隠しは“何処か”にしまうことにした。
気配は常に断つように。すると普段はチラチラと感じる視線をあまり感じなくなった。…といっても、1日休んだことで多少気にされてるのか、少しは感じたが。
いつも通り教室に入り、席に着く。主人公席とも呼ばれる一番後ろ窓際の席は、外の景色もよく見えた。イヤホンから流れる音楽に耳を澄ませ、瞳を閉じて気配を断つ修練を…
「…おはようございます」
しようとしたところで、誰かの声が聞こえた。自分に話しかける奴などいるはずないと無視していたが…机を指でチョンチョンと叩かれ、顔を上げ目を開いた。
隣の席、高校一のズバ抜けた頭脳を持つ、飛び級できた9歳児…裏神空。彼女の持つ銀色の長い髪は、ポニーテールに結われていて、それがよく合っていた。彼の白…灰とはまた違うその色は、誰しもが認める美しさだった。…容姿に頭脳に、何不自由のなさそうな彼女は、しかしこの学園内では当然浮いていた。
「…」
そういえば…昨日フィーリアもポニーテールにしてたっけ。やはり長いと結ぶものなのだろうか。…もしかしたら、こいつとならフィーリアも仲良くなれるかもしれない。
しかしそれはそれ、と挨拶をされても返しはしない。
「…ああ」
ただそれだけ返すと、再び目を閉じようとして…彼女が口を開いた。
「木曜日の件、覚えていますか?」
そう言われて記憶を漁る。…彼にとっては1ヶ月以上も前のことで、当然覚えていなかった。
「覚えてない」
「…その日の放課後、予定を空けておいて欲しいと確かに言ったはずなんですが…事故に遭ったというのは本当なんですか?」
異質な2人は隣同士の席で、どうしても注目を集めてしまう。2人は一年の頃も同じクラスであったが、碌に話したことはなかった。
「…それは何処からの噂だ」
「…私も偶然耳にしただけなので」
で、どうなんですか?と覗き込んできた彼女の言動は年相応には見えず…その様相が彼には、何処か無理をしているように見えていた。
…経験を引き継いだからか、多少はそういうのも解るようになった気がする。勿論、ただの気のせい、勘違いかもしれないが。
「…誰にも言いませんから。…駄目ですか?」
彼女は妙な雰囲気を持っている。自信に満ちているような、臆病なような…子供らしさは奥底に隠されていて、背丈が小さくなかったなら、更に大人びて映っただろう。
「…」
…それが、悲しかった。もう一度言うが彼は子供が嫌いじゃない。闇がまだ薄いor無いからだ。それなのに年上だらけのこの空間に居て…。
彼女は小学校で1年過ごし、才能を開花させて中学へ。そこで一年過ごして今、此処にいた。…もし今彼女が小学校4年生だったなら…彼女はどうなっていたのだろうか。
「言う気はない。…んで、放課後に残れってのはなんなんだよ。今じゃ駄目なのか」
彼の返答に、何故か彼女の目に光が映った。ポカンとして、しかしハッとしたのか切り返す。
「教えてくれないのは何故ですか?疾しいことがあるからですか?」
ズイズイと顔を近づけてくる彼女は、面白いものを見つけた子供…に少し近かった。
「誰にも言わないとか明言したところが怪しかったからだ。…口も軽そうだし」
なんだこいつ…と疑るような視線を向けてそう理由を言う。すると尚も目を輝かせ、そっと耳打ちをしてきた。
「…貴方の能力、知ってるんです」
悪戯っ子のような、心底気分の良さそうな顔をした彼女の言葉に…動じた様子も無く、彼はふぅんと呆れた目線を向けた。
…こいつの知力なら、あり得ないわけではない。だが、間抜けな勘違いの可能性もあるし、プラフの可能性だってあった。
「…では、放課後に」
驚いた様子も無げに、彼女は振り返り隣の席に座った。
鐘の音で辺りを見渡すと…クラスの全員が集まっていた。その40人の内…約4分の1が、白髪になっていた。死んだ人間はいないようだ。
…あの日も思ったことだが、白髪の奴らお互いに戦うことはあっても、白髪ではない奴がいたならそれを優先するようだ。それに実力は割と拮抗しているようだし、戦わずに立っている奴もいたし、配信していた間抜けもあの時まで襲われていなくて…彼らにも、気分…ではないにしろ何かしらあるのかもしれない。まぁ…いいか。
彼は再び音量を上げ、瞳を閉じた。
…その日、1人の女性が、彼の通うーー国木習川くにきならかわ高校に足を運んだ。
「…久し振りですね。…確か今は、軍隊の方で大尉だと聞きましたが」
彼女を迎えたのは1人の老齢な女性教諭。出迎えれて笑顔を見せた彼女ーー 湯之上ゆのかみ 麗れいは、この高校で一年過ごしていたがひょんなことから軍にスカウトされ、転校。軍隊で功績を幾つもあげた。顔付きは名前に似合わない傷のついた物にがらりと変わり、左腕を失い、身体中に傷を作りながら…それでも戦い続けた。そんな彼女の逸話は幾つもあり…28歳にしてそこまで登りつめた彼女はまた…何か使命を託されたらしい。
「お久しぶりです、先生。此度私が訪れたのは…例の学生と、夢の件です」
敬うべき人には最大限敬意を、が彼女の思想だ。
その言葉で、ああ…と察したらしい。どうやら彼女の任務は、学校側の人間の中でも極少数にしか知らされていないようだった。
「しかし何故貴方が…その階級の人間が、こんなところまで来る必要が…?」
「…それだけの状況だと言うことです」
その言葉に唾を飲み込む。緊張した様子は、誰が見ても隠せていなかった。
…一体、世界で何が始まろうとしているのか。
あの恐ろしい夢のことによるパニックは連鎖のように広がっていった。しかし職員一同は校長による一言、『今まで通りにしていてください。何かわかったことがあれば私に直接伝えること』によって…この学校では何もなかったかのように生きることになった。他の組織でも同じようなものなのだろうか。
「今後はどうするのですか?」
「出方を見つつ、暫くこの学園にいるつもりです。…一応、まだ表立って動くつもりはありません」
では、校長室へ行きますので…と彼女は一度お辞儀をして去っていく。その瞳には、確かな正義の決意が宿っていた。
クラスの連中が全員体育の授業に行っている中、彼は1人で瞳を閉じ…気配を断つ訓練をしていた。恐らく…そう、忘れられる、モブ化する、の範囲まで行ったなら…授業に出なくとも、それこそが自然だと、ナチュラルにスルーしてくれて欠席判定を逃れられるのでは…という期待を込めてだ。
そんな時…視えた。
ーーー傷だらけの女は護衛という名目で来た。《W》に狙われた奴は全員死ぬ、その足取りを国も欲しいらしい。
…お前達からしたら、俺は死んだ方が嬉しい人間だろ、護衛とかいう最もらしい言い方は辞めろ。
…お前がつきまとうことで、俺にメリットがあるとでも?
…なら、何か望みがあるなら聞いてあげようじゃないか。
ーーー武器の携帯許可。いや、隠しちまえばいいからいらないのか?
そこで更に選択肢。
ーーーフィーリアの身元保証を。…いや、それは彼女が他と関わる理由になる。
ーーー何もない、失せろ。
…今視えた光景から取り敢えず解ったことは…学校に入ってきた奴がいる。或いは、入ってくる可能性がある、ということ。
それは…あるかもしれない未来。もうすぐ、そいつはもしかしたら…こういう交渉を持ちかけるかもしれないぞ、という警告の意味を持った光景。或いはもしかしたら、今から何処かへ移動してその女と会ったなら、光景通りになるかもしれないし、逆に移動したならその光景にはならないかもしれない。
…こちらから会いに行くのはやめておいた方がいい気がした。会話の内容的にも、接触してこないならそのままの方がいい気がする。
今できるのは…くれぐれも、もしそいつと会ったなら、そいつの前ではしでかすな、と肝に免じるぐらいだ。
…どうしようかと考えていると、ふと考え付いた。気配を断つ修行は、もしかして…寝ながらでもいいんじゃないか。集中する、それもそうだが…自然体になること。それは…眠っている間もそうできたなら完璧ではないか。…もし駄目だったとしても、今の自分の優先順位は違うということに気づいた。
…昼夜を逆転させるか。
今後の予定を携帯のメモ機能を使い、書き綴ることにした。
授業が終わった15時頃起床、その後夜の3時まで気配関係+筋トレや魔道書やらで過ごす。3時過ぎから朝の6時までランニング+気配。家に戻りそれから学校支度、学校にて9時から15時まで睡眠しながら気配…。
勉強は…知らない。テスト二週間前からやり始める…とすれば大体平気だが、もし三日前に他の世界に行ったならどうなる?大惨事だ。そして、ただ筋トレしても効果が薄いからと、事前に紅から聞いていた鍛え方をするつもりだった。
夜の外には出られない。だが、もう世界が動き始めた以上、授業を受けている暇も無い。これが恐らくベストの筈だ。
昼休み…普段はコンビニで適当に買ったものだったが、今日からは違う。…フィーリアが弁当を作ってくれたのだ。新鮮で、少し気恥ずかしくもある想いに浸りながら、布を解き弁当のふたを開けた。
中には色とりどりの料理があって…全て、冷食などではない手作りのものだった。今まで見たことのない、成る程弁当は限られた小さな箱の中でこんな姿を取れるんだなと、新たな発見と感動を得ていた。
「…それ、どうしたんですか?いつもコンビニでしたよね?」
気配を消していたはずなのだが…彼女は余程彼のことを気にしているのか、気づいたらしい。
「…教える気はない。…やけに今日は話し掛けてくるな」
「きょ、興味が湧きましたから」
直球なのは子どもらしいが、言い回しは少し大人ぶろうとしている。使い慣れない言葉で少し舌が足りていなかった。
しかしなんとなく…その言動とは裏腹に、大人扱いして欲しい子供のそれとは違うように思えた。
彼女のことは置いておいて…箸を手に取り中の料理に手を伸ばす。そしてそれは当然…美味かった。
午後の授業の最中、気配を消して眠りにつくと…夢を見た。目の前の灰色の世界で、あの世界…紅やタマネの世界の自分の、白い影が立っていた。その姿を捉え続けようと瞬きすら我慢していたのだが…突然として彼の姿は見えなくなり、目の前に剣が迫ったその時まで気づくことができなかった。
…これが、気配を司る境地か。無意識に入り込むその力が…欲しい。
意思は通じたらしい。しかし…影は首を振った。
まるで…教えようはないから無理だ、それよりも…やるべきことがあるんじゃないのか?とでも言うかのように。
影は…良く見ると影ではなく、人の形をとった灰の塊だった。
…戦闘の経験は譲り受けた。だが…体はそれに馴染んでいない。経験は貰い物で、朧げで、今の自分ではまだ使いこなせない。同じように剣を振っても、あの仁のような風は吹かなかった。
こちらが武器を投影すると同時に、影…いや、灰の塊も、二本のナイフを構えた。
夢の中では、体は鍛えられない。だが…感覚は掴める。受け継いだものを、少しでも確かなものにできる。
こうして…夢の中での修練が始まった。
放課後になり、教室にて…裏神以外が消えるのを待ち、口を開いた。
「…聞こう。お前が言う物の根拠はなんだ?」
「その前に…あ、ちょうど来たみたいですね」
チラチラと廊下を気にしていた彼女の視界の先、
「失礼する」
茶に近い黒髪と、柔らかで大人びた雰囲気を兼ね備えた…学生服を着ていなかったら教師に見られそうな男。180は優に超えているであろうガタイのしっかりしたそいつが教室に入ってきた。それは、空手家だと言われれば納得できる程だった。
「…こいつは?」
「…現生徒会長を知らないんですか?」
「知るわけないだろ、そんなの」
たかが生徒会長だ。凄いことなのかもしれないが…彼にはそんな面倒をやる男の心など、解りやしなかった。
「俺は十柏じゅうはく千せん、この学校の生徒会長をしている。お前のことはよく知っているよ。よろしくな、北神」
「ああ、よろしく…?」
話口調は穏やかで、大層モテてそうなイメージだった。
彼の前に現れた、凸凹な二人…もしかしたら、親子と言っても信じる人は信じるかもしれない。それ程までに男は大人びていて、少女は小さかった。
…何をよろしくするんだ?
「…んで、何でその会長までいるんだ」
「事情を知っているからです。…それで、北神さん。できれば自分から話していただければ助かるのですが…」
会長は適当な席から拝借した椅子を北神と裏神と、三角を描くように置いた。その椅子にどさりと腰掛け、彼の方へ向き直ると両手を組んでジッと見つめた。その目は…何もかもを見透かすような、力を持った瞳だった。
…口を開こうとして、もしもが視えた。
ーーー実は俺は、物をしまう能力を持ってるんだ。
…しかしすぐに見抜かれる様が見えた。
ーーー実は俺は、怪我を治す力があるんだ。
…しかしすぐに見抜かれ、ボロは出さないが、そこから彼らのペースに飲まれる。どちらにおいても話している内容までは聞き取れなかったが…驚いている自分の顔は視えた。
…どういうことだ。あながち嘘ではないのだが…それに、バレないように嘘をつくことには自信がある。それなのに…嘘だと、すぐに…。
何を話しても勝てはしない…?いや、違う。…ひとつでも、少しでも…嘘をついてはいけない?…そもそも、話してはいけない?
ジッと見つめる2人に睨みを利かせた。
「…お前らの能力を言えよ」
…そんなものがあるかどうかはしらんが。そう付け加えそうになるのを堪える。
「俺はやることがあるんだ。そんな話に付き合わせたいなら、それ相応に興味をひかせてみろよ」
2人は目を見合わせ…十柏が口を開いた。
「…今は興味が無い、と?」
なんとか引き出そうとそう尋ねる。
聞いてるのはこっちだ。いや…違う。言葉は慎重に選べ。
「いや、そういうわけではない。んで…そっちは、言う気は無いと?ならもう帰りたいんだが」
2人はまたも見合わせ…そして、今度は裏神が口を開いた。
「…解りました。なら…私の能力を言います。ですがその前に…私が貴方が能力を持っていると思った根拠と、私の予想した貴方の能力について話したいと思います」
少女は一度座り具合を調節すると、コホンと一度咳払いをした。
「まず…貴方は“あの日”から、都合良く物事を回避する力がついたと思いました。雨の予報は無かったのに折りたたみでない傘を持ってきたり…授業中、丁度先生が居ないタイミングでロッカーに教科書を取りに行ったり…その場で急に立ち止まってスマホをいじりだし、進んでいたら当たるはずだった、何処からともなく飛んできた野球ボールを自然に回避したり…」
…どれも、覚えがあることだった。だがどれも、誤魔化せない範囲では…
「そして、今も…」
その言葉に黙ったままの彼に、更に言葉を重ねる。
どうやら夜の戦闘を見られたわけではないらしい。
「…ですから、私はあなたが…予知能力者、或いは、
再びの問いに、尚も彼は黙り…少し思考を巡らせた。
…案外、他の人間にも気付かれているのか…?いや、それは無いはずだ。傘、教科書は正直気にも留められないだろう。ボールに至っては…その時周りには誰もいなかったのを覚えている。…裏神が見ていたというのは、嘘か、或いは…。
「…お前らの能力を話せと言ったはずなんだが。…まぁいい。今度はこっちの番だ。…なぁ、お前がわざわざ来たのは、事情を知ってるから、ってだけじゃないだろ」
十柏に睨みを移す。すると十柏も、彼の瞳の奥を見ようと視線を重ねてきた。
もっとそう…メインの目的があるはず…あのifが証拠だ。
推測を幾つも重ね…一番あり得るであろう可能性を選び取り、口にする。
「…嘘を見抜く力を持ってるからだろ」
その言葉に眉を顰めた男は鋭い目つきを持っていて…優しそうな雰囲気から一転、仕事人、が持つようなそれに変わっていた。
「根拠はこうだ。こんな話をするなら2人のほうがいい、人が多いだけ話し辛くなるからな。それでも来たということは、おまえらで言う所の能力を持ってるから。そして、心を読むのならさっきからの俺の問い掛け、声を聞けているはずだ」
盗聴してるから明言してほしい、その可能性も考えたが…なら、嘘を見抜かれている光景が視えた理由がつかない。視えた光景こそが重要なことだと予感していた。
「それと…はいかいいえ、そう明言させようとしたところだ」
裏神がハッとして、失敗した…と声に出さずとも、下がった視線が嘆いていた。
と言っても、俺はーーなんだ、等…何も、はいいいえじゃなくとも、例えば…俺が、人が魔法なんて使えるわけない、と言ったなら、それが嘘だということも解るのだろう。…曖昧な、しかし明確にも思える根拠は上手く使いこなせたらしい。
…正直、ドンピシャで当たるとは思っていなかったが。
「まだまだだな、餓鬼。…まぁ、その内お前なら、こんな突飛な話し合いでもその頭を活かせるようになるんだろうが」
餓鬼…と、流石に言い過ぎたような気がしたため彼なりのフォローを入れる。少女は尚も悔しそうに下を向いていた。
「裏神、気にするな。…この男相手なら、覚悟はできていた。どうする、今日はこれぐらいにしておくか?」
ぶんぶんと首を振り…すみません、と小さな声で十柏に謝罪すると少女はまた、視線を上げて彼を真っ直ぐに見つめる。彼は反射的に、目を少しずらした。
「…そこまで気づいているなら仕方ありません」
彼女の一度の深呼吸の最中…視えた。
ーーー誰かの走り去る影。追いかける自分。相手の足音は一切無く…しかしその癖素早い。身軽な動きで窓から飛び降り、そのまま姿を消した。
…視えた光景の意味はすぐに解った。
「わたしは」
彼は音を立てずに迅速に立ち上がり、喋りそうになっていた彼女の口元を左手で塞ぐ。突然のことで目を見開く少女と大男には見向きもせず…そして足音も立てず、気配を消して…教室の扉を開けた。
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