太宰治の決定的な作品と言えば、誰しもが中学時代に読んだ「走れメロス」が思い浮かぶ。退廃的な太宰の作品とはまた違った、この物語に単純とはいえ理系の分野からメスを入れた作者がいた。「メロスは何キロで走っていたのか?」ただ単純なこれだけの謎のために、ここまで物語を紡ぎ出したのだ。作者は評論と語っているが出来すぎた批評は既に物語である。これを念頭に置き、「走れメロス」を読んで見るのも良いのかもしれない。
メロスの速度、存在がとっても為になりました。有難う御座います(超褒め言葉)
私は数学や物理が嫌いなのですが。この作品は計算過程も丁寧に書かれていて、読みやすいです。マッハで走って真っ裸になるメロスを想像したら笑えます
ごく真面目に計算してオチへと翻す。お見事なり。
ニヤニヤが止まりませんが、責任とっていただけますよねッ?!