第18話 ファンタジー上位30作品

んじゃ検証しますか。


「誰にでもできる影から助ける魔王討伐」


そこそこ面白いですが、マニアックです。明確にこれって面白さじゃないです。おそらく文章の巧みに助けられています。上手さとより見事さ。このゲームと異世界ファンタジーがかなり綺麗に融合しています。それを文章が繋いでると思います。一見正統派ファンタジーのように見える上手さがありますからね。ここは上手さです。表現力ですからね。ただそれとゲームっぽさを融合するってのはもう無茶苦茶な領域なので上手さじゃなくて見事さなんですよ。上手さってのは他でもあるけどそれに劣ってないって話です。見事さは似たものが思いつかないけど心は良いと判断してるって感じです。段々読んでてこれ中身はあんまり面白くないんじゃないか?って思えてきました。


次に1位は妥当か?5位まではそこまで目くじら立てるほどのものじゃないです。良いポイントはありますからね。ゲームっぽさって作品の軸はしっかりしてるし。正直言えば10位まで広げても良いぐらい適当な1位作品ですね。


「魔法大学院第三呪術研究室には研究費がない」


これイマイチ。酷評したいけどさすがに数話で辞めてしまったので出来ない。だって似た作品である魔法科事態が科学っぽい魔法の設定の仕方ってのがマニア向けでアニメ化でごっそり削れてますよね。原作知りませんが原作ファンがこれじゃ面白さ分からんと書いてましたから。そして問題は魔法科にはあったお兄様のキャラの強さが無い。魔法科の顔とも言える部分が無くてあれっぽい設定だけって。もっと見ていけば独自の設定部分の面白さがあるのかもしれませんけど。私はこの作品が5位以内にいるのが謎過ぎる。ただ一点だけ、この作品周りの作品と較べて作風の違いがやたらと個性的。こういうランキングサイトではとにかく周りと違う目立ってる作品は印象に残りやすいから評価しやすい。



「豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい」


個人的に気持のよい感じのし無い違和感を感じた程度です。この作品トップ5ってのが問題なだけです。トップ5はかなり厳しく見たんですよ。ちょっとでも気に入らないと切ってしまったので。個人的なものなので今の位置が不自然だと思わないし、20位以内には入っていても全く違和感無いです。


「異世界に来たけど至って普通に喫茶店とかやってますが何か問題でも?」


評価としてはいやな作品です。根本的に私には面白くない。しかも客観的な視点でもこれがトップ5??疑問で一杯です。突然30位以下に落ちてもなんとも思いません。だから女性向けなのか?と思うほど。これも顕著なのが周りの作品と較べた部分です。でもほのぼのなら他にもあるんですよ。異世界転生系では珍しいぐらいで。いくら新鮮なケースだからと言っても何か新しい刺激これあるか?がさっぱり分かりません。


「始まりの魔法使い」

これ悪い作品じゃないですよ。ただ地味過ぎって思ったので。内容も何か品が良い感じですからね。ドンナ形であろうと刺激的なほうが良いだろ?ってなりますけど、2点駄目なんですよ。下品と感じてマイナスイメージがあったり、次に刺激的なのって似たような刺激ばかりになるので慣れから刺激的じゃなくなるケースが多いからです。最初はドラゴンで意表ついたと思ったのですが、全然違います。もっと突っ込んで根本的にニッチ過ぎる。そういう点ではこれがトップ5?って部分はあります。でも20位以内なら地味な良さ光っています。ニッチが上にきやすいランキングだなと言うのがちょっと気になりますね。サイト全体に流れる非なろうの支持だとするとこのサイト自体がニッチ的。差別化とニッチじゃ全然違うんですよね。


5--------------------



「破賢の魔術師と賢者の花嫁」

何度も書いてるこの作品がTOP5は言ったら駄目って作品です。ただ上位5作品もある意味トップ5に入ってたら駄目な作品が多いからな。



「文才の無い勇者など召喚したくなかったっ!!」

まあ短編は触れたく無いですね。短編が上に行き過ぎてしまうルーチンが改善してるのか?の指標になりますね。悪くは無いですよ。ただランキングルーチンのせいが大きいだろうなと思います。


「転移した元おっさんの異世界記。」

根本的にはつまらん作品じゃ無いです。悪い意味で個性が私に合わない。トップ20範囲ならおかしくはないです。


「異世界取材記」

これ面白いですか…。典型的な差別化っぽく創って目立った作品って感じです。だから何?って感じてしまう作品です。プロの人の作品と聞いてかなり困りましたよ。プロだからって権威的に見てしまう。逆になんとか荒さがししてやろうと必死になるとか。でも冷静になるとそもそもプロとかアマとかの前にこれ面白いか?ってなりました。差別化って意味はすごく上手いです。普通ここまで計算高く出来ないです。でもその計算力がリアルならもっとこの人ラノベで成功してるんじゃないの?って偏見を持ってしまうんですよ。これ差別化の計算以外何も無い作品じゃないか?と見ています。ただこういうのってとにかく人気になるんだよな。私は差別化、作品の個性すごく重視します。でもそれは面白さが伴わないと意味が無いと思います。異常に差別化が上手くてそこだけで刺激になってないか?って見ています。シンプルなら面白さなら素人が出鱈目作った個性的作品に似てて話になら無いです。しかし、これ計算でやってるのがすぐ分かるから下手糞に全く見えない。むしろ技巧派。だからこの位置おかしくないです…。いやな言い方をするとレベルがボチボチのサイトでのランキング用としては最適化された作品です。このレベルだと他にもいくらでもありますけど目立つ作品が上に来るんですよ。


ただ私より長く読んだ人が面白くなった可能性はあります。プロだからって期待で読んでもらえる可能性が高いからです。実際個性だけはすごいですからね。


「スリーピング・マジェスティ」

王道ファンタジー足りないです。降魔戦記と転生王と永い眠りから覚めた王って軸が被ってるのもかなりマイナスです。ただ両者が似通ったレベルでこっちがちょい落ちるって感じなので今の両者が拮抗したランキングそんな変じゃないです。


10--------------------


「降魔戦記」

まあ私のセンスで王道古典は厳しいだけなので、私ほど厳しい人多分このサイトだとあまり居ないと思うので妥当です。私ほとんど文章力評価しないし…。


「食べるだけでレベルアップ!」

これ結構面白いですよ。あまりにこのすばっぽいノリなので食傷感があったので辞めただけです。もし見て無い人いたらお勧め。妥当だと思います。別にもっと上って話ならこのすばの話しつい出てしまいますからね。


「マワル廻スロットガチャと異世界物語」

私は特に。ガチャにあまり興味が無いので。ただ面白そうな設定だとは思います。特に悪いってわけじゃないです。個人的好みで嫌いじゃなくて刺激が薄いだけです。なんとなく面白そうだってのは少しだけ感じます。


「なんだ、大きな猫じゃないか。」

私はこれ苦手です。ただ根本的な所で娯楽作品と色が違いすぎるのでどうなのこの位置?なんて分からないですよ。


「全裸狂戦士しまむら」

これは私は受けなかったです。自分の中では駄目だと思っています。でもこのサイトの癖みたいのがあるのでおかしくないです。


「勇者のパーティで、僕だけ二軍!?」

これ結構しっかり出来てると思います。王道と捻りがしっかり聞いています。転生じゃないものとしてはライトな感じで個性もあります。


「月面のジーニアス」

これは他の作品と違いすぎてそれが大きい気がします。ならSFに入ってたらどうだったのか?気になる所ですね。定義的じゃなくて作風ならこれ迷わずSFです。その方が読者の視点と合うと思います。妥当どうかこれだけ色が違うと分からない。


「医療魔術師と呼ばないで!もう…限界です」

特に面白く無いですけど、異色は判断しにくいです。ガーゴイルの作者さんぐらいキレがあれば良いのですけど、地味です。ただ目立つでしょうね。根底の部分で異色なのに滅茶苦茶じゃないので読みやすいし。


「百均で異世界スローライフ」

これはとにかく自分にはイマイチでした。でも面白さはしっかりあります。それが私個人の事情で弱いってだけです。20位付近程度ならありでしょ。


「月墜つ街の神と人」

王道と言うには異色。でも基本は王道だと思いますよ。だから私はスグ切りました。王道が嫌いなんじゃないですからね。それを跳ね除けるほどのものが無かった。こういうタイプのしっかりした作品ファンが多いから何の疑問も無いです。こういうタイプが上位10位まで閉めていたら???ってなりますけどね。まばらだし妥当です。ただ単純に典型的な作品じゃないです。


20------------------


「魚影」

これは素直に面白さわかり易いです。ただ周りの作品と違いすぎる。トップならトップであるかもしれないと思う作品です。とにかく色が違いすぎる。系統的には上の猫と同じ系統ですが、それにしては陰気すぎる。その陰気さがたまらない魅力。ライト風の作品と180度違います。それでいてホラーでもない。雨月物語などの様な幻想的な文学の流れかと思います。


「異世界転生者に死を。」

私はイマイチだと思いますが、とにかくアイデアの良さで押し切れると思います。特に面白いアイデアってのがすごいです。ただ私はイマイチ刺激が弱いとと思ったので逆にこの低い位置は妥当だと思います。


「山本五十子の決断」

こりゃ自分の好みです。好きな人は好きなのと微妙にファンタジーでも良いか?と思えるので異色としての個性はかなり強いです。歴史だと否定的な人呼び込みそうなので良いと思います。


「魔女の遍歴」

地味。後上手いと思わない。ただ好きな人いそうな硬派な作品っぽいです。20以下だしあんまりおかしくはないです。


「穏やかな終末に、一杯の葡萄酒を。」

個性と雰囲気はかなりレベル高いです。そこだけならプロ級を感じます。ただラノベのプロなら売れ線じゃねーだろなと思ってしまう面もあり…。その点妥当な位置。展開とかストーリーでぐぐっと来たり、二人の関係がどういう面白さか?ここに今後の見てない部分の面白さがあるかな?と雰囲気ファンタジーから脱出できる部分だと思います。


「昭和異聞譚 仇花いばら姫」

この辺りって硬派作品が多いのでしょうか…。そう考えるとランキングの位置づけに意味があるような気がします。


「D:Worlds Connection」

最初の雰囲気があまり好きじゃなくて辞めてしまいました。そこを見る限り悪い作品じゃないと思うし、その後からが本番なのでそこみずにやめたから高すぎる一だとは言えないです。ただ最初の付近の描写で別に高い位置にくるべき作品でもないと思います。


「7日間。竜は自動車姦に目覚めるか?」

あまりいう事無いです。ネタ作品上に来易いですからね。


「このダンジョン、諸事情により攻略不能です。」

これは短編と斬り捨てるにはそこそこ良かったです。短編高めなので妥当だと思います。


「神様は働きたくない。だから私が働かせます!」

これこの位置なら結構良いですよ。ただあと20,30下にずれても別になんとも思いませんけど。



いくつか気になる作品はありましたが、上下5ぐらいの幅ならそんな変なランキングじゃないですよ。批判的な声に惑わされずに自分できちんと読んで確認してください。私がまずその一歩としてやってみました。何度も言いますが不正は正すべきですし、改善できる点はするべきです。かつそういった不正に否定的に監視して通報するぐらいの態度で良いと思います。ただ不正をカクヨムの問題の第一に上げる様なのは間違っていると私は判断しました。単純にこんなのライト層が読むにはイマイチな作品が多いからです。そして上位作品も中堅どころなら十分にレベル高い作品です。横浜みたいな目玉がSFより作品数が多いファンタジーに無いのが多分最大の問題です。ただ私は横浜もイマイチだと思っています。理由は文字的な面白さに特化してる部分がある。次に流行おくれのSFのイメージを刷新するような力は無い。最後に飛びぬけてない。ただ個性はすごくあると思います。問題は横浜がこれからのSFを変えてSFを超える新しい流れになるのが無いだけです。横浜自身の古典SFファンに向けたオマージュ作品は生まれてもおかしくはないです。


時間がたてば増えてくるか?なら可能性はあります。それにはもうちょっとジャンルとかタグとか検索なんとかなりませんかね。


今後は前書いたようにPV0の作品と上位の差を見て見たいです。これで大体分かるんじゃないかな?と思います。

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