008 計画的な安心
スケジュールがいっぱいなのは、どうにも落ち着かないというか、せわしなくて疲れるものの、それは完璧にこなそうと奮闘したい自分がいるからではないかと考えています。
かわいい文房具が好きで、ついついおしゃれなものを見つけると足を止めてしまうどころか、手に取ってしまいます。特に、小さいサイズのものに弱いです。くらくらっと、よろめいてしまうわけです。大丈夫ですか、体調が悪いんですか、いえいえ悪いのは見た目だけで十分です……って大きなお世話じゃー!
くらくらついでに書くと、お風呂に入っているとき、たちくらみで目の前が真っ暗になると、ぐわわぁーと気分が悪くなって、地面に押し付けられるような感じがしませんか?
話を戻すと、ふと自分が興味を持って手に取ったものの中に、たまたまかもしれませんが、スケジュールを把握するためのサポート文具がいくつかありまして。
関連して思い出したんですが、以前銀行でものすごーく待たされた時に、腹が立ちました。あとから振り返って、予定がすべてすんでしまうと、あのとき、なんであんなにカチンときたんだろうと不思議に感じました。
それで、ああ、わたしは自分が思っているスケジュール通りにものごとが運ばないと、ムッとしてしまう性質なのだな、と気づいたわけです。世の中には、予定通りにスケジュールが動かなくても全然平気、なんて人もいるでしょう。一緒に仕事をしたら、ミスしてもきつく怒られなさそうでいいなあ、なんて甘い考えが浮かんでますが、それはさておき。
そもそもすべてを自分の思った通り、予定通りに動かせたなら、スケジュールなんて組む必要はないんです。放っておいてもそうなってくれるんですもん。でも、想像もつかないような横やりが入ったり、あるいは魅力的な寄り道があったりして、自分やそれ以外の影響で、スケジュールが崩れるのが普通です。だから方々に連絡して調整し、コントロールしてできるだけスケジュールに合わせようとしなければならなくなる。
わたしには型にはまりたい、という欲求があるんでしょう。ルールに従いたい、決まりを守りたいという欲求です。その圧力が高まるほど、すべて反故にして、勝手気ままに過ごしたいとも思います。
今度生まれ変わったら、金型にでもなりたいです。やっぱり、液体もいいな。せうゆとか。薄口せうゆとか。あと、刺身せうゆとか。お弁当に入っている、お魚の形をした透明のせうゆ入れに収まって、おかずにしみわたりたい。せうゆーことです。
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