第12話 特殊災害対策局本部 特殊戦略室
「ああぁ、アアアァァァ――――ッ!!」
目覚めた時に感じたのは、全身を刺すような痛みでも、焦がすような熱気でもなく、身体を動かすこともためらわれるほどの――筋肉痛だった。
いや、もうまったく動けない。腕、肩、腰、首、太もも。というか普通筋肉痛にならないようなところまで、漏れなく痛くて身体を起こすこともできない。
やむなく天井を見上げる。この真っ白な天井には覚えがあった――本部の病室のものだ。この薬品じみた臭いも合わせて間違いはない。
カーテン越しに日の光を感じる。俺はどれくらい寝ていたのだろうか。
「ん、んん」
誰かの寝息が聞こえる。今まで筋肉の痛みに気を取られ過ぎて、膝の上の重みに気が付かなかった。首の角度を変えるだけではその誰かを視認することはできず、やむなく全身の痛みに耐えながら身体を起こした。
さてそこにいたのが誰かというと、大方の予想通りの人物だった。
「起きてくださーい。朝ですよ、和葉ぁ」
猫耳女子高生――御形和葉が、俺のシーツの上に盛大なよだれ跡を残しながら眠っていた。いつも着慣れていた高校の制服ではなく、灰色のスウェット姿で、丸椅子の上から上半身だけを俺に乗っけている。見ると、彼女の足元には何日分かもわからない空き弁当箱の山と空の2リットルペットボトルが二本も置かれていた。
なかなか大きい声を出して起きた俺だが、彼女は起きる気配を見せない。ので――
「起きてくださ―い」
現役女子高生の柔肌に触れるのは如何なものかと、頭の片隅に思いながらもその誘惑に勝てず、親指と人差し指でその頬を摘まんでみる。すると、彼女は身体をびくりと大きく震わせた。
「……んにゃ」
重そうな瞼が少しずつ開いていく。不機嫌そうな表情のままこちらに視線を送り、そしてたっぷり時間を使って状況を確認してから――
「え? え!? きゃ、きゃあああああああああああああああっ!!」
ワンフロア全部に響き渡りそうな悲鳴がこだまし、それは俺の痛んだ筋肉の隅々にまで浸透する。ぬう……痛い。
「あ、あんた! 起きるなら起きるって言いなさいよ!」
「そりゃ無茶ッスよ……」
フーッフーッといきり立つ猫のように息を荒げ、ビシッと人差し指を立てるが、口元に垂れるよだれのせいでイマイチ締まりがない。彼女はそれに気が付いたのか、せっせとよだれを拭い、大きく深呼吸をした。
やがて呼吸も落ち着いた頃、俺は尋ねた。
「今日は何日ですか?」
「じゅ、十一月一日よ。あんたが大暴れした日から三日後。そろそろ目が覚めなかったら殴り起こそうかと思ってた頃よ」
そう文句をたれる和葉は、自分が散らかしたであろう弁当箱を片付ける。ベッドの上の俺は、腰を屈めてゴミを拾う彼女の背中をじっと眺めていた。
「和葉……傷は大丈夫なんですか?」
「ん? ああ……まあね。あたし、エクセリアの中でも特に再生能力が高いから。完璧とは言わないけど、とりあえずは大丈夫……」
少なくともあたしは、と彼女は語尾を結んだ。
その言葉の意味は、ちゃんと言葉で聞かずとも、何となく理解できてしまう。その後、なんと言葉を掛ければいいのかわからず、俺は癖のある髪を掻いた。
「あ……」
――なくしたはずの左手で髪を掻いていた。
死んだ人間が生き返る時、直前に負った外傷が治癒する現象。死ななければ起こらない、生き返らなければ起こらない現象。それが俺の身に起きていた。
「やっぱり、あれは夢じゃなかったんスね」
闇に呑まれたあの時が映像のようによみがえった。あの時、あの瞬間、俺は俺が消えていくのを感じた。闇がじわりと全身を包み込んで、俺が俺じゃない何かに変わっていくような気がした。俺はあの時の感覚をはっきりと覚えている。
だから、俺が彼女たちにどんなことをしたのかもはっきりと覚えていた。
新しく生えた左腕を見つめる。手の平を開け閉めし、接合部を右手で撫でる。といっても全快現象後には接合部すら存在しないのだが。自らの腕を矯めつ眇めつする俺を、片付けが終わった和葉は不機嫌そうに見下ろしていた。
「ご迷惑……お掛けしました」
空気に負けて、堪らず謝ってしまう。しかし、彼女は冷たい視線を送ったまま、
「今後の方針もあるだろうから、とりあえず室長呼ぶわ」
その前に診察よね、と和葉は独り言を口にし、踵を返した。
「まったくこのまま目が覚めないんじゃないかと思ったよ」
「ご心配お掛けしたみたいで、申し訳ないッス」
いつもの女医さんからの診察を受けた後、アイリス・ユーリカ・ベイルスフィアに車椅子を押された鈴代悠月が病室を訪れた。彼女はベッド脇で車輪を固定し、俺と向き合った。
「何を置いてもまずは、これを言わなければならないな」
鈴代は肘掛に手を突いて姿勢を正すと、口を引き結び、改まった表情で頭を下げた。
「彼女たちを救ってくれてありがとう。きみには感謝をしている。しきれないほどだ」
鈴代のお礼に合わせて、背後に立ったアイリスと和葉も頭を下げる。
「……いえ、そんなことは……取引ですから」
俺は思わず目を逸らした。かしこまって頭を下げるほど俺は立派なことなどしていない。
これまでずっと私利私欲のために人を殺して、それは仕方のないことだと自分をだまし続けた。今回三人娘を助けたのだって、結局は俺の望みを叶えるための後付けの理由に過ぎない。
「身体の調子はどうかな?」
「今のところ問題はないです。リセットされてますし……」
「ああ、その件に関しては、我々も承知している。きみが陥った不可思議な現象のほうも、すべて解明できたわけではないが、現状は問題ないだろうということで決着した」
彼女はいつものように胸ポケットから煙草を出そうとして、しかし手を止め仕舞い直す。
「まだはっきりとはしていませんが、あれはソラさんの二つ目の能力であると予想されます。何かしらの要因……恐らく《死》をトリガーとして発動するノンアーキタイプだと」
「死ですか……」
アイリスの見解に、俺は黙考する。
クリーパーの発生要因が死であることは、すでに疑いようがない。だから今回発現した能力が、クリーパーと同様に死を引き金としている可能性は充分に考えられる。
あの場面を考えてもそうだ。あの場において、これまでまったくその片鱗を見せなかった第二の能力が引き出されそうな要因は、あのクリストファーの最後の一撃以外には存在しない。死を要因として発動する能力という結論は、あの場にいた人間なら一番に思い付くものだろう。
「実際のところは、すぐにでもきみを研究所送りにしよう、という意見が多数上がっていたんだが、一刻も早い職務復帰を最優先とし、ここに搬送してもらった」
薬品漬けはイヤだろ? と不気味な笑みを浮かべる鈴代。こうしてベッドの上で点滴を受けている今でさえ嫌なのに、人体実験をされるなど、なおのこと御免こうむる。いや、それより今彼女はなんて言った? 職務復帰?
「復帰なんかしませんよ? 取引したじゃないですか。三人を助けたら俺は特戦を抜けるって」
俺がクリストファーを殺し、三人娘を助けたことで取引は完了した。まさかこの人はそれを不意にするつもりか。
と、眉根を寄せる俺を前に、鈴代はにやりと口角を上げた。
「灰崎くんはいったい何を言っているのかな? 私はこの事件が終わったら、特戦を辞めてもよい、という取引をしたんだよ。この事件とは共鳴事件そのもののことだろう。つまり私はエコー関連の事件すべてにケリがつくまで、という意味できみを見逃したんだが?」
「いや、なにを言って……」
凄まじく底意地の悪い表情で笑う鈴代。俺も書面もなしに結んでしまった手前、強気で掛かることもできないのだが、彼女の言い分は詭弁のレベルだろう。そんな無茶を通すわけにはいかない。
「そ、そんなこと、認められませんよっ! 俺はここを辞めなきゃいけないんです。それは俺のためでもありますけど、なによりみなさんのためなんですよ。俺がこのまま特戦にいると、みなさんに迷惑になる。俺の《記憶》のどこかにはエコーの情報が残っていて、思い出せばきっとメンバーの能力を模倣することもできる。クリストファーだって殺した。今後エコーから報復を受けるのは間違いないです。彼らは裏切り者の俺を狙い、それをかくまう特戦もまたターゲットになるはずです。俺を残すのは得策じゃない」
口から出たのは本心のはずなのに、何故か少しだけ言い訳じみているような気がした。
「それが必ずしもここを辞めることと繋がるわけではないはずだ。きみがここを離れようが残ろうが、彼らがここに来るのは目に見えている。だったら私たちときみとで共闘するほうが効率がいい」
「それは……そうかもしれませんけど……でも、ここにはいられません。俺はこれ以上特戦でやっていく自信がないんです」
俺はベッドを見つめ、鈴代たちからの視線を逃れる。
「俺の人生は間違いの連続でした。笑うことを失ったからって感情がなくなるわけじゃない。かつてクリストファーが言ったことを本心ではわかっているくせに、認めようとしなかった。考えればもっと良い方法があるはずなのに、それをせず、たくさんの人を殺した。親友だったはずのクリストファーも手に掛けた。色んな間違いを犯して、だけどその全部から目を背けて生きてきた。この一ヶ月で、特戦のみなさんと行動をともにして、その生き方がどれだけ愚かな生き方なのかがわかってしまった。人を殺してまで得たものに何の意味もない。そんな方法じゃ何も解決しないって」
「では……ここに残ってもいいのではないですか? わたくしたちとともに、今度は正しい方法で最善を見つけるんです」
アイリスの問いかけに、俺は首を横に振る。
「違うッス。みなさんは優し過ぎるんス。そんなみなさんと俺みたいな人殺しが一緒に居る資格ないんですよ」
そんなのは許されないんスよ、と俺は一人語りを無理矢理に終わらせる。
が、その途端、盛大なため息が病室を埋めた。
「……はあ」
俺の話を、腕を組み、終始無言で聞いていた和葉が突如顔を突き付けた。
「あんた、馬鹿じゃないのッ!?」
「ばっ! 馬鹿とはなんスか!」
「馬鹿だから馬鹿って言ってんのよ、馬鹿! さっきから人殺しだからとか、資格がどうとか、小難しいことばっか言って、そういう言い訳はどうでもいいのよ!」
急に爆発した和葉の肩を、慌ててアイリスが抑える。だが、和葉はそれを片手で払いのけ、ぐいと俺の胸ぐらを掴んだ。
「あんたの本心は、どこに居たいって言ってるのよ!」
「え? はあ!?」
「あんた言ったわよね、あたしたちの笑顔を守りたいって! だったらそばに居なさいよ! 離れてたら守れるわけないんだから! あんたは屁理屈こねてないで、自分の言ったことに責任を持ちなさいよ! あたしたちの笑顔を守り続けなさいよ!」
「そ、そんなこと言ったって、俺がまたあの化け物になって暴走しないとも限らない! そしたらまたみんなに襲い掛かることだって……」
そう口にして、俺は口を噤んだ。脳裏に少女の顔が浮かんだ。その俺にもお構いなしに和葉は声を張り上げた。
「それが居なくなる理由だっていうなら、あたしがそれに負けないくらい強くなる! もうあんたを死なせるようなことには絶対にならない! もっともっと修行して、またクリストファーみたいな奴が来たって返り討ちにするぐらい強くなってやるわよ!」
鋭い表情が俺を見ている。瞳の奥に俺が映っている。
「あんたの心配なんて大きなお世話なの! もう二度とあんたに迷惑は掛けない! どんなことがあったって挫けない! 立ちはだかるものは全部振り払う! 邪魔するものはなぎ倒す! だからっ! だからっ……」
彼女は喉を詰まらせた。
「だから……あんたはあんたの居たい場所に居なさいよ……」
震える声でまくし立てた彼女は、俺から手を放すと、真っ赤に上気した顔を隠しながら背を向けた。そのまま病室の端まで移動し、両手で顔を覆った。
きっと泣き出してしまった和葉の言葉は、その虚勢交じりの言い方に反して、ずっと重みのあるものだった。
和葉とは、以前自らの在り方について話をしたことがある。友達と喧嘩をし、運悪く学校での居場所を失った彼女は、自殺するという最悪の決断をしてしまった。結果として彼女はエクセリアとなり、新たな人生を歩み始めることになったわけだが、その代償に《痛み》を失った。それが原因で存在感は希薄になっていき、それを取り戻さんと、皮肉にも死の原因であった学校へ通うことにした。
セカンドライフ。その会話の途中、和葉が使った言葉は今でも覚えている。他の人には得られない二度目の人生だからと、和葉はこの人生を楽しむ決心をした。学校に通うことで本来経験するはずだった数々の楽しいことを得ようとした。
今、彼女の口から出た言葉は、その思いが多分に含まれていて、彼女の強い意志が岩のように俺にぶつかってきた。
じゃあ、俺は? セカンドライフ、否サードライフを得た俺は、彼女ほど強い意志を持って、特戦を離れる決断をしたのだろうか。離れることで何か手に入れることはあるのだろうか。
――ただ逃げているだけではないのだろうか。
「偽る必要なんてないんですよ?」
そう思い悩む俺に、今度はアイリスが微笑んでいた。
「牢屋でもお話しましたし、恐らくソラさんには、今の和葉の言葉で充分でしょうから、わたくしからは一言だけお伝えします」
心を見透かしたようなアイリスは胸元に手を添えた。そして目を閉じた彼女は、まるで女神のような神々しさをたたえていた。
「わたくしはソラさんを信じています。今後どんなことがあったって、過去のあなたのようにはならないし、この間のようなことにもならないとわたくしは信じています」
そしてアイリスは日本人よりも日本人らしく、滑らかに締めくくった。
「ですから、どうかソラさんもソラさん自身を信じてあげてください」
「いや、でも……信じろたって」
「信じる気持ちは何よりも強いんですよ? そしてわたくしはその信じることに関しては、誰よりも自信があります」
「そんな簡単な話じゃ……」
そこまでしてみんなが引き止める価値がどこにあるのか。元々は敵同士で、一歩間違えれば化け物にもなり得る。そんな正体不明の男を置いておくなんて、正気の沙汰とは思えない。はっきり言ってどうかしている。
だけど、そうやって彼女たちの言葉に反論を重ねるのに、固めていたはずの決意が、外装からぼろぼろと崩れていくのがわかってしまう。ここを離れなければならないという理性の上から、ここに残りたいという感情が覆い被さる。
どんなに否定しても痛いほどに感じ取れてしまう。
しかして――決定的な崩壊は、抗いようもなくやってくるのだった。
「失礼致します」
病室のドアが開いた。見れば、そこには黒いスーツにマフラー姿の真冬真っ盛りな出で立ちの桐島竜胆がいた。
そして――彼の隣には、二本の松葉杖を突いた小さな少女が立っていた。
その姿に息が詰まった。
「……なずな、さん」
円城寺なずなは、ぎこちない杖捌きで少しずつ病室の中へと歩み入った。
患者衣の上からは詳細がわからないが、額や頬、首筋、手首、両足の至る所に包帯がされており、その各所に大きな紫色の斑点が見て取れる。
最後の記憶が俺の思う通りならば、その傷はすべて俺が付けたもののはずで、だからこんなセリフを言う権利などあるはずもないのに、けれど言わずにはいられなかった。
「生きてて……よかった」
自然と目頭が熱くなる。重く圧し掛かっていた何かが、すっと肩から落ちた気がした。
「まだちゃんと歩ける状態ではなかったのですが、どうしてもと言うので連れてきました」
やや申し訳なさそうにその場の全員に伝える桐島。対して鈴代は、構わないよ、と手をひらひらとさせた。
「……っ、……っ」
額に玉のような汗を浮かべるなずなは懸命に松葉杖を操り、時間を掛けながらも俺の隣に立った。ベッドに座る俺と立ち止まる少女の目線が並んだ。
「なずなさん……俺……とんでもないことを……」
言葉を発するということがこれほど難しいものだとは思いもしなかった。自分の身を危険にさらしてまで助けてくれた彼女の恩義を、俺はまさに不意にしようとしているからだろう。
「本当に……ごめんなさい。俺、もうどうすればいいか……おわっ!?」
その瞬間、俺の口元に拳が向けられた。あわや一発KO寸前の事態に身体が仰け反る。
ま、まあ、気持ちはわかる。女の子の身体に一生残りそうな傷を付けたのだから、殴られても仕方あるまい。むしろ、一発殴ってもらった方がこっちとしても気が休まるといったもんだ。
が――どうやら、彼女の意図はそんなところにはなかったらしい。
小さな拳をひっくり返した彼女は、それを開き、中のものを俺の鼻先に押しつけた。
「ん?」
くるみだ。彼女の手の上には、着任初日にまるごと飲まされたなずなオリジナルのくるみが載っていた。飲み込んだものは互いにテレパスで意思を伝え合うことのできる特殊な種子で、その存在は特戦のメンバー以外は知ることがない。
特戦のメンバー以外は……。
「これって……」
彼女の行動の真意を聞こうとしたものの、それができないのを思い出した。今まさに差し出されているそれを失った俺となずなの間には、現状何のコネクションも存在しない。
「……」
なずなはじっと俺のことを見つめていた。手話を使えば、多少の意思疎通ができる俺たちだが、それをせず、まるで確信しているかのような視線を送っている。
眼差しに吸い込まれそうになる。
「あっ……」
その視線に追い立てられたのか、気が付くと左手がくるみを摘まんでいた。あまりのことに自分ですら何が起きたのかわからないほどだった。
「いや、これは……」
俺は摘まんだ手を見つめる。無意識に伸びた手は一体何を意味するのか。この手は何を欲し、何を求め、何を望んだのだろうか。
もしかしたらそれは――それこそが俺の本心なのかもしれない。
「……」
そう戸惑う俺に、なずなは左手の甲に立てた右手を上に引き上げた。
「ああ」
――そんなことは考えるまでもないことなのかもしれないな。
それに気が付いた時、決意の最後の一カケラはあっさりと剥がれ落ちてしまった。
「室長」
「何かね、灰崎くん」
片足の上司に顔を向ける。彼女は肘掛に肘を突いた。
「いつからこうなるって思ってました?」
俺は問う。その素朴な質問に対し、どこか彼女の表情は得意げなものに見えた。
「いつからか、と問われれば……最初からと答えなくてはならないな」
「……はあ、やっぱりですか」
それを聞いた瞬間、不思議と安堵感が込み上げてきた。
その場の全員を順繰りに見回した俺は、目の前の少女に視線を止める。
そして、一度喉を鳴らしてから、
「仕方ないッスねえ」
と、くるみを飲み込むのだった。
追憶のエクセリア @megane3852
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます