死なない魔王様
@Time-stoper
死なない能力
ああ、どうしよう。何かを壊したくてたまらない。何かを殺したくてたまらない。でもどうしよう。この衝動すら壊したくなってきた――
―――――――
俺は、
「皆さん、怖がる必要はありません。恐れる必要はありません。ただ、この国の魔王を倒す戦力となっていただきたいのです。」
そう俺たちに召喚した国の王は言った。もちろん、反論する者もいたが、きっぱりと王は『君たちをもとの世界へと返す方法はない』と言い、それならばやるしか無いと、皆はいきり立った。そしてその中に俺もまざっていた。この時はまだ。
それからステータスの確認をした。この世界ではステータスが自分だけに見え、あたかもRPGの様なステータスバーが見えるのである。その要素は体力、魔力、力、魔攻、魔防である。体力は自身の生命を示しており、これがゼロになると、たちまち生命が
周りのクラスのみんなが、ステータスを見て、ガッツポーズしているのを横目に見ながら俺もステータスを開く。
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体力:
魔力:320
筋力:25
魔攻:400
魔防:150
能力:
スキル:闇魔法LV5 火魔法LV4 風魔法LV4 土魔法LV4
加護:魔神の加護
称号:不死神
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ステータスバーの項目を押すと、詳細が出てきた。
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死なない能力。不死身になるが、寿命では死ぬ。
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不・・・死?良かった。この能力は使える。しかも、魔法の攻撃力も強い。
ステータスの確認が終わったところで、ステータスの内容を報告した。俺”も”能力の強さに驚かれたが、それ以上に驚きの声が上がった人物がいた。それは
それは・・・と、俺が言いかけたところで止めた。皆が喜んでいる横から無粋な真似をしたくなかったからだ。
それから俺ら転生者一人一人に部屋が与えられ、部屋に移動した。部屋は二十畳ぐらいの部屋で、煌びやかな装飾がされていた。
そして此処で俺の生活が始まった。
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そして、異世界への召喚から一カ月が過ぎた。
それは唐突だった。
俺の部屋に黄木がやって来て、いきなり俺の首を
死なない魔王様 @Time-stoper
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