第61話「エロゲあるある その②」


①とにかくモテる主人公


どこにもモテる要素が無いくせに死ぬほどモテます。モブキャラにはモテなくても、メイン・サブヒロイン達から好意ありありで主人公とお喋りし、主人公もまんざらじゃなかったりとかよく見かけます。




②独り言が多い


D.C. 〜ダ・カーポ〜の朝倉くんの「かったるい」は有名でした。今はそこまで有名なのは聞きませんが、とにかく主人公の独り言は多いです。そうしないと独白部分ばかりでしんどいからです。




③主人公は2年生


1年生で主人公というのは見かけない……と思ったらあったけど、後に季節すっ飛ばして自動的に2年生という乱暴な演出をしやがった。先輩、後輩と関係が作りやすいからだと思います。



④ヒロインが照れて声が小さくなると聞こえないのに、盗み聞きするときは鬼のように耳がよくなる



そういうスキルがあるんじゃないですかね、エロゲ主人公は。




⑤主人公またはヒロインの母親が美人。メイン・サブヒロインよりかわいい人妻。



これもあるある。母親が叔母さんとかの場合も美人だったりする。Hシーンは作品によってあったり、なかったりだが。




⑥主人公の教室での席は窓際の後ろの方



一番前の教卓前の席にいる主人公とか見たことありません。なるべく先生の目線が届きにくい場所、寝やすい場所ということで窓際の席を選ぶようです。エロゲ主人公は大概、不真面目だからなぁ。




⑦主人公のとなりが偶然にも空席


これはエロゲのみならず、一般マンガにも良くあるパターン。必然的に話すことが増え、関係性が進んでいく王道ルート。



⑧眠ると過去の夢を見る。「またあの夢か……」



夢を見る主人公は大勢います。大概、主人公の過去のトラウマだったり、攻略中のヒロインの過去、伏線だったりします。演出が上手だったのはD.C. 〜ダ・カーポ〜です。



⑨やたら学食のオバちゃんに好かれる


オバちゃんを若い女性扱いするとサービスで大盛りにしてくれる。「若いんだからしっかり食べないと駄目だよ」と言ってくれたら最高。



⑩ 誕生日、クリスマス、バレンタイン等は直前になるまで、ひどい時は当日になっても気づかない



普通、覚えているだろうに……。鈍感主人公にありがち。ヒロイン達は死ぬほど準備に追われているというのに。



⑪ヒロインが失踪した場合、誰よりも一番初めに見つけ出せるスキルを持っている。


なんだかんだで一番最初に見つけるのは主人公です。手がかりが少なくても野生の勘を発揮し、絶対に見つけます。



⑫超能力者、異形の者、ロボット、モンスターも平気で愛することができる


愛さえあれば、人間じゃなくても構わない!



⑬ルート次第で別人のような性格になる主人公


最近、こういうの少ない気がする。



⑭ 空から降ってくるヒロイン


昔のアニメにはよくあったな。エロゲではとんと見なくなったけど。



⑮ヘアピンが×(バッテン)


最近の作品では見ない気がする。



⑯最初から好感度マックスのヒロイン


これ系のヒロインは今でもよく見かけます。一般漫画やアニメでもこういうキャラは多いね。抜きゲーに多い印象がありますが、個人的には大好きです、こういうキャラ。



⑰学園のアイドル


ファンクラブまでできてたり、親衛隊とかいたりします。でも、本人は高嶺の花と見られているのが嫌な普通の女の子。そんな彼女に主人公は普通に接します。友達として。特別扱いせず、アイドルではなく、一人の女の子として見てもらえた彼女は主人公に惚れ、特別な関係になりたいと思うようになる。テンプレすぎる……。




⑱酷すぎて筆舌に尽くしがたいほど料理のダメなヒロインがいる


今どきの作品でも多いです。鉄板ネタ。主人公が料理上手で教えたりする場合も。



⑲国家予算レベルの金持ちお嬢様がいる


最近の作品でも結構居ます。アニメでも数多く金持ちキャラがいますね。ネタキャラとして掴みがいいからでは。



⑳担任に対してHRのときに「~ちゃん」と呼んでわざと怒られるサブヒロイン



ヒロインが親しい同性の先生の時、こういうパターンが多いですね。もしくはからかいがいのある先生とか、好きな先生とか。で、先生も本気で怒らないし、「こら、先生と呼びなさい」と軽く注意するだけだったりというのが日常茶飯事。




㉑屋上が開放されている。されていない場合、無断で侵入。


ピッキングで開ける人もいれば、生徒会権限で屋上の鍵を持てる職権乱用な役員or会長、鍵のダイヤル番号を何故か知っているキャラも。有名なのは屋上で鍋するD.C. 〜ダ・カーポ〜。あの作品から筆者は屋上で鍋をやりたくなった。



㉒無駄に生徒会や風紀委員に権力がある


これはエロゲに限らず、マンガ、アニメ全般に多いです。某アニメでは教師の解雇権を持つ生徒会役員もいます。



㉓学園長(校長)が変わり者すぎる


ものすっごく背が小さくて、話し方も小さい子供みたいな学園長だったり、とんでもないドスケベな校長だったり、おっとりしすぎてぽや~とした学園長だったり。




㉔女子用体育着が未だにブルマ


現実ではジャージばかりだが、ブルマには男のロマンがある!!



㉕購買が人気過ぎる


多分、現実のどの学校も昼休みの購買は人気。金持ち学校はカフェテリアだけど、この設定は「月は東に日は西に」ぐらいでしか見たことないんだよな。




㉖甘酒で酔うヒロイン


最近のアニメでもよくある鉄板ネタ。そして、うっかり本音を漏らし……。後日尋ねても本人は酔っている間の記憶が無い。



㉗二人で居るところに誰かが来る→二人で隠れる必要はないのに、一緒に隠れて密着する。


大概、ロッカーの中とか、教卓の下とかが多い気がします。ヒロインは死ぬほど恥ずかしいものの、でも嬉しくもありドキドキします。誰かが去って主人公に「バカ!」と言って去っていきます。ドキドキを恋心と勘違いします。テンプレ乙。



㉘「私のせいでここがこんなになっちゃって……苦しくない?」→「一度こうなっちゃうと、収まらないんでしょ?」→「私が収めてあげる」


始めてだから、あんまり上手にできないと思う……痛かったらごめんね? が加われば最高です。そして、必ず上手です。



㉙クリスマスは必ず雪が降ってホワイトクリスマスになる



これはどんなアニメでもゲームでもそう。ドラマでもこの演出は多い。雪が降るってロマンチックですからね。



㉚個別ルートに入ると空気化するキャラ


ヒロイン・サブヒロイン同士の絡みが少ない作品も多々あります。中には絡みがちゃんとあって大きな笑いの起爆剤となってくれる作品も。



㉛攻略不可の魅力的なサブキャラ


期間限定のパッチで攻略可能にしたり、FDで主役級のキャラにして出てきたりすることも。出ていない場合も多々あるが。なんで攻略できないんだ! と憤慨した覚えがあるな。メインヒロインより性格も容姿も可愛いのに。



㉜主人公の部屋に貼ってあるポスターが、そのメーカーの過去作


宣伝しようと必死です。中には主人公の家のテレビに過去作のOPムービーが流れていたりする作品も。




㉝江戸だろうが、異世界だろうが、現代の日本語が通じる謎


昨今、異世界転生・転移物が大幅に増えました。でも、なんで言葉が通じているんでしょうか。まあ、魔法で喋れるようになったとか都合の良い言い訳がでてくるんでしょうね。でも、江戸時代物(忠臣蔵とか)は魔法という言い訳が通じませんぞ。




㉞絶対に現実世界では言わない言葉を使う


「命からがら逃げてきたんだ」「もう、ぷんぷん!」「ぷんすかー!」「あわわわわ」「あばばばば」「あひゃ」他多数。




㉟入寮先がなくなって、女子寮に変更される程度の強運。


で、仕方なく女子寮に住むことに。でも、主人公は料理ができるので、むしろ歓迎ウェルカム状態になる。ヒロイン達、貞操の危機なんだけど……。




㊱家が近いからという理由で学校を選ぶ。



明確な目的を決めて学校を選ぶエロゲ・マンガ主人公なんて居やしない!(断言)



㊲部屋にパソコンはあるが滅多に使わない。


今時の部屋感としてよく描かれていますが、使うシーンほとんど見ません。何故?



㊳ルート次第で貧乳好きになったり巨乳好きになったり柔軟である。


タイプだから好きになったんじゃなくて、攻略キャラが巨乳ならおっぱい大好き星人に、貧乳なら貧乳好き星人になる。柔軟過ぎる。



㊴主人公の部屋にくるとまずベットの下を拝見する。


男のエロ本はベッドの下にある!という定義が女子の間では成り立っているのです。




㊵実は人間ではない。


モンスターだったり、異世界の住人だったり、エルフだったり、ドワーフだったり、未来人だったり、幽霊だったり、アンドロイドだったり、他の惑星の人だったり……これは様々なマンガ・ゲームによくある鉄板ネタ。

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