エロゲーをレビューしてみた。思い出も含めて。

第59話「Berry's 」

自作キャッチコピー「ファミレスを舞台にした王道ラブコメディ」

タイトルは「ベリーズ」と読みます。本作はファミレスを舞台にしたラブコメディ。18禁にしなくても売れるでのは……と思うほど個人的には面白かった作品です。

この作品は確か、埋もれている名作を探そうと思ってソフマップに行ったけど見つからなかったので、Amazonで購入した思い出があります。筆者はAmazonかなり利用していて、履歴を調べると約300回ほど購入していた……買いすぎだろ、俺。ほとんどがアニメ・ゲーム関連の商品ばかりだった。

すいません、話が脱線しましたね。

さて、上記にも書いた通り、この作品はファミレスが舞台。主人公は進学か就職か迷っている学生で自分探しの旅……というほどでもないが、今一度考えを深めるべく、バイトをすることに。そこで様々な女の子と出会い、仲良くなっていくのです。

キャラクターがわかりやすい様に最初はツンデレヒロインである森久保 由那を中心として話が進み、体育会系な伊豆野 踊子、双子姉妹の佐藤 春姫、佐藤 夏姫、からかい上手で可愛いもの大好きな牧ノ沢 恵那、パティシエールを目指すお菓子・スイーツ大好きな主人公の妹・宝交 祐佳ちゃん。と、個性豊かなメンバーが面白おかしく、コメディを繰り広げてくれます。

CGが美しく、コスチュームも3パターンあり好きな物をコンフィグで選べます。あと、このゲームのすごい点は攻略対象キャラの絵師さんが複数いて、それぞれ担当する全員違うことです。

しかも、 七尾奈留(九尾、奈留) , 鈴平ひろ(一条ジョニー) , きみづか葵 , 橋本タカシ , 九尾(108) , ぴめこ(さくら小春) などの有名な方ばかり。

エロゲーの絵師って基本的に1人か2人ぐらいなんですよね。なので、メーカーが新作出しても絵師が同じ方だと「ああ、あの人の絵か」となってしまう。例え、前作が時代劇モノで新作が現代モノだとしても、キャラの個性や声優が違っても、絵の描き方って見る人が見ればすぐにわかってしまう。

ある某社は最近の新作までずっと絵師が某先生一人でした。どれだけ新作出しても「あの先生の絵嫌いだから買わない」という人も。じゃあ、絵師さん増やすなり雇うなりすればいいじゃん？と思うでしょうが、エロゲー会社は大体有限会社がほとんどでそれは予算的に厳しい。

そんな中、これだけ有名な絵師さんがいて担当キャラが違うのは凄いことです。双子姉妹の佐藤 春姫、佐藤 夏姫ですら絵師さんが違うこだわりよう……にしてはあまり知名度がないのが残念。物語がやや普通のラブコメすぎる故か。

残念な部分としては攻略不可能なサブキャラがいること。綾さん・辰巳 若葉が攻略できないのは何故だ。また、抜きゲーとしては使い辛く、HCGの差分も多くない。この辺もう少し頑張ってくれたら評価はまた違っていたのかも？

しかし、丁寧な文章やストーリーは好感が持てます。

キャラの個性豊かやCGの美しさに魅了され、開始早々「お、これはなかなか面白そうだな」と思わせてくれます。主人公はごく普通ですし、嫌なキャラではないのもいい。ファミレスなのにやたらとスイーツ系ばかりなのは気になりましたが……他にも和食とか色々あるよね？と思いましたが、ベリーズはスイーツに力を入れているファミレスということで理解しましょう（笑）

あと、システム周りもよく、セーブ箇所も多い。細かい調整に拘りを持つ人にもオススメ。選択肢も少なく、難しくないので攻略自体も簡単です。

個人的には初心者がプレイしても楽しいのではと感じました。5～6時間プレイしても苦がないゲームなのは久しぶりな気がするなぁ。そんな訳で万人にオススメできるゲームです。できれば、Hシーン無くてもいいので、VITAとかで綾さん攻略とかできたら嬉しいんだけどなぁ。

最近ではダウンロード版も発売していますので、買いに行くのが面倒な人にはオススメ。作品を詳しく知りたい人の為に体験版もあります。ただし、こちらはHシーン無しなのでご注意。

真っ先に攻略したのは佐藤春姫（さとうはるき）ちゃんです。双子姉妹の姉の方です。積極的でちっぱいで、元気すぎる男の子みたいな妹という感じ。シナリオも良かった。ただ、最後の終盤シナリオがややテンポ悪くて微妙にいらない気もする。感動……はしなかったけど、ラブラブでいちゃつくシーンは可愛いので良し！

Berry's (Sphere) (2013-06-28)

ブランド Sphere

発売日 2013-06-28

商品群 限定版/PKG版/5980円

18禁等 18禁/非抜きゲー/和姦もの

対応OS XP , Vista , 7(32bit)

ErogameScape -エロゲー批評空間より抜粋。