#2心閉ざす王女
#2ヴァルトス城の謁見の間
音声:「荘厳な音楽でムードを出す」
フォーンス王「どうだ、息災にしておるか」
フォンテ王女(6)「……」
乳母「フォンテ姫様……王様があのように仰せですよ」
フォンテ王女「……」
フォーンス王「(乳母に向かって)アレはいくつになったか?」
乳母「恐れながら、王様。フォンテ姫様は6つにおなりです」
フォーンス王「わたしが6つのおりには、文字が読めたがな。このわたしに向かって挨拶もなんだか」
乳母「緊張しておられるのですわ。さ、フォンテ姫様。礼をなさって」
フォンテ「いや! 父上なんてキライ!」
フォーンス王「もうよいわ。さがるがよい」
フォーンス王M「アレの母親は物静かだったが、礼儀は身についていた。アレももう少し、王女らしくしつけるべきだな」
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