第69話回想17

俺は茂みの中に隠れている・・そう只只管息を殺すかの如く冗談抜きでじっと隠れているのだ


因みにだが俺は空を見ていると大体太陽が少し日没に近い方に傾いているのだ・・だからこそ仮に今の季節が夏だったのならば「4時半から5時」位の間だと推測したのだ


そして茂みを掻き分ける音が段々と強く成って来たのだ、だが一人で歩く際にこうも大きい音が早い話は出る訳が無い


其れに仮に一人で出す音ならば正直な所かなりの大男なのは否めないな・・多分だが身長190センチ以上で体重が100キロ以上の人間が歩いたの成らば可笑しくは無いか


だが其れは其れで厄介な存在と戦わなければ成らない・・そして向うから声が聞こえたのだ


「「おい・・目の前のあれって、そうかやはり先程の銃声は如何やら敵が襲撃を掛けたと言う事か


・・ったく女のガキを甚振っている途中で敵の襲撃を掛けられたのか、道理で下半身は全裸なのかはハッキリと理解出来てしまったな本当に馬鹿な連中だ


オイ御前等此の馬鹿共を殺した連中は何処かに逃げているかも知れないから慎重に行動をしろよ」


「ですが隊長此奴らを殺した奴らは未だ近くに潜伏をしているかも知れませんぜ・・其れに襲撃を掛けた連中は何処に居るのかも分かりません、実は俺達の直ぐ近辺に隠れて居るやもしれませんぜ


ですから此処は辺りに火又は煙を出して、其の煙で襲撃者を誘き寄せると言う手も御座いますぜ」」と聞こえたのだ


だからこそ俺は先程の会話が聞こえて来たので念の為にガスマスクを召喚をしたのだ・・そうガスマスクだ


因みにだが先程の会話を聞こえた場所から今俺が居る場所まで大体距離で直すと「約3キロ半」も離れている


だが俺は耳に予め補聴器を耳に入れて聞いて居たのだ・・だからこそ3キロ半は成れている音声でも多少声が大きいが何とか聞こえたと言う訳なのである


それにしても敵さんも大胆な事をする物だな、そして有る程度隊長らしき人物は其れなりに道徳心を持ち合せている様だ、本当に勿論見た感じなのだがな


そして敵さんは如何やら未だに自分達の仲間の死体を確認をしていたのである、そう腐っても死んでも生前は仲間として行動をしていたのだから


だからこそ例え素行の悪い仲間でも有る程度は泪と言う物が頬から流れても可笑しくは無いな・・だが如何やら見た感じむしろ死んだ仲間を奴らは蹴ったり


そして有る奴なんて死んだ人間に対して椅子の代わりにして座っている奴までいるのだ・・如何やら此の組織では死んだ仲間と言う物は「組織の恥」として見ていないのかも知れないな


だからこそ此の様な行為を彼等は死んだ人間に対して平気でしているので有る、そして先程の隊長格の人間が「如何やら見た感じ此処等辺で走る音が聞こえないな・・如何やら敵は遠く方から銃で狙撃をしたのだろう


如何やら敵は相当の銃の腕の持ち主に違いが無い・・だからこそ俺達が走った所で追い付く事が出来る訳が無いだろう


其れで御前等は何で銃だと判断が出来るんだ・・と言う顔付に成るだろうな簡潔的にに述べるのなら「木にまで銃痕が有るから」だ


因みにだが頭領には出来る限り此の事を隠蔽をしろよ・・此の事がバレタラ色々と厄介だからな


何しろ少女に対して性的暴行を加えている途中に狙撃をされて間抜けと言う風に成れば俺達の部隊まで入らん汚名を被る可能性が有るからだ


だからこそ俺達は偶々見つけて・・そして仲間が何者かに銃で撃たれました、だけど犯人は見つかっておりません、其れだけ言えばいいんだ」と此の隊長は本当に頭が回る人間だと言う事を理解出来たのである


さて見た感じ向うの部隊は10人ばかし人が居るのだ・・だからこそ此方がむやみやたら攻撃を仕掛けても仕方が無いのだ、当然数の利や地の利は向うに有るからな


だからこそ確りと作戦を練って慎重に行動を起こしてあいつ等を殲滅をさせますかね

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