第63話回想12
そして現在の道場主で菊枝さんの叔父さんが以下の様な言葉を述べたのである「さてお主も立川宗兵衛の剣術を披露する事に成るが儂がお主とさしで戦うのは48人抜きが出来た時だ
・・因みにだが儂を倒したら儂より強い息子が御前さんに挑む事に成っている、そして試合は続けて行われると言う事は無く疲れたら一旦休憩と言う事も出来るのだ
だからこそ弱り切った御前さんを叩くと言う行為はしないのだ、した所で誇る事が出来ない試合程虚しい物は無いからな
因みにだが御前さんに告げなければ成らない事が有るが、儂より前に戦う事に成る剣士は菊枝だ、だが女だからと言って油断をしては成らないぞ
・・正直な所な儂と互角で稽古とは言え儂が負ける事なぞ時々ある位だからな、だからこそ口を酸っぱくして述べるがな先程の事は決して出鱈目じゃないからな」と言っていたのである
菊枝さんは先程の話が正しければそれ程彼女の剣の才能が高いと言う事に成るな、だが剣士の家に生まれて周りも剣士ならば有る程度の剣の腕を持って居ても別段可笑しい話では無いがな
だが仮に先程の話が正しければ此の道場で3番目に強い剣客に成るかも知れないなあ、だからこそ出来る事ならば対戦相手には成って欲しくなかったなあ
そして先程の菊枝さんの叔父貴が「では此れから50人抜きを開始をする、開始に当たり此の50人抜きの一通りにルールは教えた、
だからこそ晴れて50人抜きに成功をしたら阿吽像の中央に存在する赤色の魔法陣が起動をすると2代前の道場主・・そう儂の父上がそう述べたのだ」
そして俺が最初に当たったのは「秩父山俊英 ちちぶやま・しゅんえい」と言う剣術家だった・・そして彼の流派は薩摩示現流と薩摩地方で有名な剣術の内の一つである
其れで俺は何とか先程の剣術家を倒す事が出来たのだ、それにしてもやはり薩摩示現流と言う流派は気迫を出しながら相手を攻めるのだから気迫負けをしたら勝てる自信が無かったなあ
そう初っ端からこの様な強い剣術家と戦わなければ成らないとは本当に50人抜きが出来るかどうかすら怪しいんだが
そして第2の刺客である「長鉢京心 ながはし・けいしん」で聞いた所によると彼の流派は柳生新陰流と言う流派だったそうだ
そして第2の刺客も辛くも倒す事が出来たのだ・・そして3番目の刺客が現れたのだ、彼の名前は「高倉清兵衛 たかくら・せえべえ」と言う我流の剣士である
そして先程の剣士と長い間戦い続けたのだ、だからこそ倒し終わった時に「やっと勝った」と言う単語を思わず呟いてしまったのだ
そう流石に先程の戦いをしているとスタミナがドンドンと削られていく様な感じに成って来たのである、だからこそそろそろ連続的に戦えば今度は此方が負けてしまうんじゃないのかと本気で思ってしまったのだ
そう此れは冗談でも謙虚さが来るような物じゃなくて本当に熱い戦いをしているのだからスタミナはガンガン減るし、そして体から大量の汗や熱気が立ち上がっているのだ
だからこそ此れ以上続けても此方は疲弊を起こして最悪倒れてしまうと言う事に成っても可笑しくは無い
だからこそ俺は「休憩する許可を所望をする」と出せれるだけの声を挙げて先程の言葉を述べたのだ
まあ此れ以上に休憩を挟まなければ冗談抜きに本当に負けるからなあ、そうして先程の単語を如何やら道場主の立川宗兵衛さんは認めてくれたのである
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