初陣

朝太陽の光が部屋に差し込み鳥の鳴き声が聞こえ僕は気持ちの良い朝を迎えた。 学校へ向かう途中カズと合流して、今日の時間割なんだっけ?あー確か1時間目が歴史だったかな。今日から来る子ってどんな人なんだろうね〜?なんて話しをしながら学校へと向かった。

学校へ到着してHRが始まるチャイムが鳴った、自分の席に着き担任が来るのをまった。数十秒後今日から転入してくるという子と一緒に担任が教室に入ってきた。

「はい、おはようございます。え〜昨日説明があったように今日からこの学校で君たちと一緒に頑張っていくことになる新川さんです。え〜では新川さん、自己紹介とみんなに何か一言お願いします。」

新川さんと呼ばれる彼女はロングヘアーで眼鏡をしていていかにも優等生風オーラをまとっていた。あ〜確かに綺麗な顔立ちはしているなーと思った。

「新川市と申します。皆さんと過ごす期間は一年もないですが、仲良くしていきたいです。よろしくお願いします。」

新川さんはそう言って丁寧にお辞儀をした。

HRが終わり休憩時間新川さんの席はクラスメイト(女子)に囲まれ質問攻めをされている、四面楚歌という言葉が似合う状況だ。女子の何人かが、どこに住んでるのー?彼氏いるのー?スポーツやってるー?なんて聞いてるそばで男子が聞き耳を立てている状態だった。僕とカズも少し興味はあったので取り敢えず聞いていた。

新川さんは〇〇町から来ました、スポーツは剣道をやっています、彼氏はいませんと質問攻めに、にこやかに答えていた

男子達の一部は彼氏がいないと聞いて少し嬉しそうな顔をしていた。僕はへぇ〜顔立ち綺麗なのに彼氏いないんだー驚きながら声を潜めカズと会話をしていた。

そうしていると授業開始のチャイムがなりみんな急いで自分の席へ戻っていった。授業が終わり休憩時間になるとまた新川さんの席は包囲されチャイムがなると席へ戻りの繰り返し学校が終わるまで起きていた。

授業が全て終わり僕はカズの部活が終わるのを待つ間教室で勉強をしながら待つことにした。教室には新川さんと新川さんと話しをする人が数人いた。数十分ほど経つと少しずつ人が居なくなり僕は誰もいない教室であ〜誰か勉強教えてくれる人いないかなーと呟いた。

「どこがわからないの?」

僕は驚いた、僕一人だけだと思っていて人がいることに驚いたのもあったが、その人が新川さんだったからだ。

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