第2話

瑠花は猫を被っている。


「優等生」という猫を。


(昨日はあんなに早く寝たのに…なぜこんなに眠いのかな?あ"ー。はっきり言って学校なんてめんどくさい。)


質問に答えよう。なぜ眠いのか__時猫が動いたからだ。


校門に近づいていくとともに、歩いている生徒が増えていく。


カツコツカツコツ


ローファーがアスファルトを踏みしめるおとが靴底から響いてくる。


「瑠花!おはよーっ!!」


話しかけてくる少女に女神の微笑をたたえながら


「サナ。おはよう。今日もいい天気ね」


「堅苦しいよー!もっとラクに 行こうぜ!!」


ニカっと笑うサナには瑠花には絶対に味方になってくれないような太陽が見方についてるようで、とても眩しい。


(苦しい苦しい苦しい苦しい…だれかこのカゴのなかから私を_____________________









































助けて…

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