13代:セティン帝紀前編 -謀略ノ宮廷-
レヴィン帝が離宮から戻る際に起きた事故で急死した時、彼の子供は5人いた。皇子が4人、皇女が1人である。女性であり年齢も一番下の13歳であるアリシア・ロブセル・ブルワノーラ・レディ・アスワン・グンゼル・エティオアー・ド・フンダは、最初から後継者とはみなされなかった。
問題は残りの4人だった。本来なら最も皇位継承権の高い長男のレイオン・ゴーヴァー・ブラウン・アスド・ロード・オブラビア・リンデン・ノールパス・フアン・ド・フンダは、4人の中で最も覇気のない人物だった。覇気どころか、全てにおいて気力がなく、全く行動力をもたなかった。性格ではなく、一種の脳障害であった。彼は大脳新皮質には特に問題ないので、知能障害はない。大脳古皮質にも問題は見られない。しかしその奥の大脳旧皮質の神経細胞ネットワーク構造がほかの人に比べて疎状であり、その機能が乏しかった。原因が先天性なのか、後天性なのかはわからない。大脳旧皮質は本能的な部分を司り、大脳の中ではほんの一部にすぎないが、人間の行動原則の基幹に当たる情動的なものを生み出している。人間は本能による情動を知能で調整して活動するため、やる気とか欲望といったものが欠けると、結果的に知的行動も生まないのだ。本人もその点を自覚はしているようで、悩みもしたようだが、どうにもならないことであった。成長するに連れて、彼の覇気の無さに気づいた家族や側近らの疑問から、医学的調査が行われ、彼の障害がわかった。このため、彼は誰からも期待されることなく、本人もその気がなく、後継者レースに乗り出すことはなかった。のちにレイオンは新たにズヴィタ公家を興して貴族に列することになる。
逆に、強烈な覇気と個性で後継者の地位を争ったのが、次男と四男である。
次男のイアン・アルデベルト・ラシューノ・ロード・カンヴァーン・グレス・ローラス・ド・フンダは、25歳。堂々たる性格の持ち主で、年齢以上の威厳があり、また常に笑顔で、安心感を感じさせるところがあった。ブレーンを集め、自らのビジョンを掲げ、臣下に積極的にアピールした。
四男のハペスタ・フラン・キュードベル・クラス・ロード・ジンレイ・アスペスタ・ディンベリオン・エラール・ド・フンダは、18歳。知が先に立つような男だった。頭が良く、常に物事に対して頭脳を動かしているようなところがあった。見た目にも鋭い印象を人々に与えた。
当初、後継者レースはイアンのほうが優勢であった。イアンは、清濁併せ呑むようなところがあり、気前も良い。一方のハペスタは、どうも頭が良すぎて、どこか相手を小馬鹿にする様なところが見えてしまい、皇帝を支える貴族らにとっては、気分的にも、自分たちの将来性にしても、イアンが皇帝になってくれたほうが望ましいと考えていた。
イアンは、優勢をたのみ、自分が即位したあとの体制準備に動き始めた。現在の暫定内閣と交代する輔弼内閣のメンバー選定を行い、政策のための予算確保や、役所の設置、人材再配置などを検討する委員会を起こし、貴族らの領地加増についても検討を始めた。
彼は、後継者レースに全く乗り出さない弟のセティンにも親しく声をかけ、幾つかのポストを提示して、自分を支えて欲しいと依頼した。ハペスタに対する最後の地固め、というところだったのだろう。セティンはそれに対し、明確な返答はしなかったが、敵対的な態度も見せなかった。またイアンは、ハペスタに対しても、「帝国のため、ここらへんで手を打たないか」と声をかけた。「そなたの覇気はむしろ心地よいくらいだ。また私などよりずっと頭も良い。そなたが私を支えてくれたら、これほど心強いことはない」と、器の大きさを見せるような誘いもかけた。それに対し、ハペスタがどう返答したのかはわからない。
奇妙な事件が起きたのは、それからまもなくの事だった。
イアン体制における輔弼内閣の首相候補だった、ブローノ・ザメン侯爵が、宮中で死亡しているのが発見されたのだ。ザメン侯爵の遺体は、激しく損傷しており、辺りには血しぶきが飛び、凄惨な様子だった。近くに壁飾りとして使われていた剣が落ちていた。どう見ても殺人事件である。
犯人は誰だろうか。
イアンは、ザメン侯爵の死を悼み、犯人探しを近衛軍に命じた。まもなく、ラグーノ伯爵が近衛軍によって射殺された。伯爵はザメンと同じく、輔弼内閣の閣僚候補だった。ポストをめぐってザメンと対立していたラグーノは、宮中でばったりザメンと会ってしまい、そこで言い争いになり、とっさに壁から剣を外し、歩き去ろうとしていたザメンを後ろから襲ったというのである。ラグーノは逃走を図ったが、近衛軍の網にかかり抵抗の末射殺されたという。
なるほど、いかにもありそうな話であった。
ところが、その3日後、驚くべき事態に発展する。
突然、ハペスタが複数の有力メディアの臨時ニュース番組に同時に登場し、自邸からの放送で、ザメン侯爵殺害事件の真犯人を見つけた、と発表したのだ。
ハペスタは皇宮警察長官センテマー侯爵を伴っており、犯人をカメラの前にだした。
犯人は近衛軍の高級士官であるアウグスト・ベンザ中佐だった。中佐は男爵の地位を持つ貴族でもあった。
中佐は驚くべき証言をした。
イアンの命令で、ザメン侯爵を殺し、それをラグーノ伯爵の仕業に見せかける工作をした、と。ザメン侯爵が殺されたのは、彼がイアンの意に逆らい怒りを買ったためであり、イアンと親しかったラグーノを宮中に留めておいて、ザメンを殺害した後、その犯人に仕立ててラグーノも殺害したという。ザメンもラグーノも自分が殺されるとは露程にも思っていなかったらしい。また、謀殺にしては露骨な殺人現場が残されたのは、イアンがザメンに対する怒りのため、遺体を晒すという屈辱を与えるためだったという。
ベンザ中佐は、自分の罪深さを認め、刑に服するのも当然だと思っているが、このままでは陰謀に関わったとして、自分も謀殺され、家族にまで災難が及ぶと思い、ハペスタのもとに出頭したのだという。
ハペスタは、これを奇貨とし、自分が発表するだけではでっち上げだと思われるので、有力貴族でもある皇宮警察長官のセンテマー侯爵に捜査を依頼した。センテマーは、宮中での事件に近衛軍が乗り出すことを不当だと考えており、それを命じた「まだ皇帝でない」イアンにも、不信の念を抱いていた。
そして捜査の結果、ベンザ中佐の証言を裏付ける幾つかの証拠が見つかったので、ハペスタとセンテマーは協議し、イアンの妨害を受けぬよう、帝国全土に対してメディアに公開することにした。
ハペスタは、ベンザ中佐の罪は重いとした上で、真相を明かすために、勇気を奮ったことを認め、罪一等を減じて無期懲役として、家族の罪は問わないこととした。
おそらくは事件を知って密かに調査したハペスタの方から持ちかけた司法取引であったのだろう。
人々は、イアンがこれにどう応じるか、注視した。
そして予想外の光景を目の当たりにしたのである。
イアンは、直接これについての反論をせず、いきなり、近衛軍に命じて、ハペスタとセンテマーの邸宅を包囲し、放送したメディア放送局の施設も抑えたのである。
イアンは公の場に一切出てこなかった。
そしてただひたすらに武力による脅しに訴え、強権的な対応に出た。
どうやらイアンが、彼のもとでの権力を期待した近衛軍司令官スクアト伯爵に命じて、やらせているらしい。ザメン侯爵は、イアンの表向き度量があり穏健なふうに見せて、内面はそういう狭量な性格であることを見ぬき、それでも諫言したために、恨まれて殺害されたということらしい。
そういう話が一気に広まった。
信頼が大きかっただけに、その反動も大きかった。
イアンを皇帝にすれば、どんなことになるかわからない。
後継者レースは逆転した。
ハペスタの評価は、むしろ知的で冷静に正邪の判断がつく人物というふうに変わった。彼なら一部の要領のいい貴族どもに付け込まれることもないだろう。
貴族の多くが、手のひらを返すようにハペスタ側に付いた。イアンとしては予想外の展開となった。彼は近衛軍を手中にしていたが、貴族も私兵を抱えている。国軍はこの件についてどちらかに付く様子はなかったが、国軍の司令官らは貴族である。貴族らが敵に回れば、イアンとしてはどうしようもなかった。
イアンは状況的にも精神的にも追い込まれ、最期は毒薬をあおって自殺した。立場が悪くなると、その度量も力量も失われるのだろうか。やはり見せかけの器というのは、脆いものであった。
次の皇帝はハペスタが確実となった。
ハペスタは、イアンがしたように、後継者レースに乗り出さなかったもう一人の兄セティンを取り込もうと、使者を送った。兄と違うのは直接出向かなかったことであろう。ハペスタにとってみれば、病人の長兄同様、3番めの兄セティンも、ただの兄でしかなかった。事実上の権力を掌握した今となっては、自分が弟であっても、何も言うことはあるまい。むしろ使者を受けて、兄の方からやってくると思っていた。そうすれば適当な地位を与えて、皇族として遇するつもりでいた。
ところが、使者は手ぶらで戻って来た。いや、正確には、伝言だけを持って戻ってきた。
伝言にはこう書かれてあった。
「おまえは全て私の思った通りに動いている。だが、おまえは自分の思い通りに展開していると思っているようだな」
そして伝言とともに一通の書類が同封されていた。
それは、ハペスタが、ザメン侯爵殺害事件を調査するきっかけとなった、事件の証拠資料のコピーであった。これが事件後に届いたことで、ハペスタはイアン追い落としの策を練ることになったのだ。それがなぜセティンのもとにあるのだ。
ハペスタは混乱した。常に物事に対して冷静に頭脳を駆使してきた彼は、これがどういう意図のものなのか、どういう意味を持っているのか、それを考えた。
兄は自分の体制下で優位な地位を得るために、策を弄しているのか?
それとも貴族らの誰かが兄を利用して権力を握ろうとしているのではないか。
彼はイアンを追い落とすために手を組んだ、センテマー侯爵を呼び、セティンが送ってよこした書類のコピーを見せて、意見を聞いた。
センテマーは、書類がコピーにすぎないことを指摘し、高い地位かさらなる領地を欲して駆け引きを仕掛けてきているのだろう、と答えた。
さらにセンテマーは、強硬に出ても問題はないが、ここはセティンの邸宅を訪れて、探りを入れてみてはどうか、と進言した。もしセティンが下手に出ればある程度の好条件を示して忠誠を誓わせ、すこしでも欲を見せれば脅しをかけるのも良いでしょう、と。脅しの材料は、イアンを滅ぼした様々な手段、証拠を示すこと。
ハペスタはその意見を是として、使者を再度セティンのもとに送った。セティンが自邸でなら会うと言うので、ハペスタは護衛をつけた上で、セティン邸を訪れた。
応接間に通されたハペスタは、セティンと会見したが、セティンは横柄な態度を取ったので、少々脅しをかける必要があると考えた。
「兄上、そろそろお判りになっていることでしょう。権力はもはや私のもの。ここで私に逆らったとしても、兄上に良いことは何一つ無いのですよ」
「随分と偉くなったものだな、弟よ。だがお前が得た権力は砂上の楼閣。お前が一体何をしたというのだ。イアン兄が身を滅ぼしたのは自業自得だが、それをお前は、自分の功績だと思っているようだな」
ハペスタは鼻で笑った。
「おわかりになっていないようですね。イアンを追い込んだのはこの私。私には有力な味方がいるのです。ご覧になればわかりますが、これは私が手に入れたイアンの数々の愚行の証拠。それによってイアン兄は滅びました。あなたにも知られてほしくはないことの1つや2つあるでしょう。それを探りだすことなど造作も無いのですよ」
「ほう、そこまで豪語するなら、証拠のでっち上げくらいはしてそうだな」
「人聞きの悪い事を。ですが、それくらい造作も無いということですよ。おわかりでしょう、それがどういうことか」
「我が弟ながら、恐ろしい男だな。だが、私はそのような脅しには屈しないぞ」
「そうですか、ご自由に」
話し合いは決裂に終わった。これでハペスタはセティンも滅ぼす決意を固めた。セティンに味方するものなどいない。容易いことであった。
だが、その意図はくじかれた。
その翌朝、ハペスタは、家宰を務めるトラスタンの声に起こされた。
なんと、彼の大邸宅は、国軍によって包囲されようとしていたのである。
さらにメディアに、暫定輔弼内閣の閣僚らが現れ、戒厳令の布告と、一連の事態を説明する放送が流れていた。
暫定内閣首相、バーバル侯爵は言った。
「全ての元凶は、ハペスタである」
まず最初の陰謀は、先帝レヴィンの事故死の直後から始まった。
先帝は長男の脳病が深刻なことから、イアンを皇太子とすることを決めていた。だが、それを聞いたハペスタが反対し、親子の対立に発展した。
レヴィン帝が離宮から戻る際、封鎖された高速道路を走行中に、封鎖線を突破してきた大型トレーラーに激突されて即死した。この事故の詳細は公になっていなかったため、臣民は初めて知った。トレーラーも、皇帝の車も自動運転車であった。人が運転するより、量子コンピュータの方が正確で安全だからだ。しかしトレーラーは突っ込んできて、皇帝御用車はそれをよけきれなかった。
事故が人為的に起こされたらしいことは、コンピュータにデータを書き換えたような痕跡が残っていることでも明らかだったが、皇帝暗殺という重大事であるがゆえ、すぐさま公に操作をすることは出来なかった。その間に、ハペスタはすぐに手を打った。
イアンとの後継者争いが起こることを予期していたからだ。
ハペスタは、イアンが優勢に事を進めていくことも予想しており、追い落とすにはむしろ、より帝位に近づいた時を狙ったほうが効果が高いと判断した。そこでイアンの有力ブレーンであるザメン侯爵を暗殺し、それをイアンの仕業に見せかけることを画策した。敵の頭脳もろとも敵を倒すというわけである。その陰謀にラグーノ伯爵も利用した。ラグーノ伯爵を監禁していたのは、実はイアンではなくハペスタであり、ベンザ中佐を使ったのもハペスタであった。
宮中でザメン侯爵は惨殺され、監禁されていたラグーノ伯爵も謀殺され、近衛軍に伯爵を犯人として射殺したと発表させた。そして人々の驚きが収まらないうちに、今度はベンザ中佐に元凶はイアンであるという「真相」を発表させた。
だが、そのすべてを実はハペスタが行わせていた、というのである。
イアンは自分の知らないところで次々と起こった事件に驚き、動揺し、対応が後手に回った。これがハペスタの陰謀だと気づいた時はすでに遅く、貴族らの支持をすべて失っていた。そこで密かにイアンの元を訪れたハペスタは、イアンに迫って自殺させたというのである。
会見放送を見たハペスタは目の前の現実が理解できなかった。なぜなら、その内容は、「自分の陰謀」とされるものが「暴露される」ものだったからだ。
ハペスタが驚愕から覚めたのは、その放送に、一人の人物が現れたのを見た時だった。
皇宮警察長官センテマー侯爵である。彼のために動いていたはずの男だった。
その瞬間、ハペスタはすべてを悟った。
「そういうことかっ。おのれ……セティンめ!!」
センテマー侯爵は、前日に訪れたセティン邸での会話の一部も、場所や相手を伏せた上で紹介した。内容は編集されており、まるで陰謀を自分が認めているようなものになっていた。
すべてセティンの思惑通りだったのだ。センテマーは最初からセティンの手先として動いていたのだ。センテマーだけではない。他の貴族や、国軍もすでにセティンが掌握していたのだ。
直後に爆音が響いて、室内が揺れ、ハペスタとトラスタンは驚いて顔をあげた。邸宅の壁にヒビが走る。国軍の攻撃が始まったようだ。
「おのれ……」
土煙が立ち込める中、ハペスタは歯ぎしりしながら、家宰のトラスタンに向かって言った。
「お前は、これがどういうことかわかるな」
「お館様、はい、わかります。してやられました」
「そういうことだ。まさかこうなるとは思わなかった」
「口惜しゅうございます」
そう言って唇を噛む。
トラスタンは、一連の皇位継承に絡む工作の実務を担当していたから、それが綺麗事ではないことも理解していた。それだけに悔しさも強い。
爆音とともに邸内のどこが崩れ落ちる音が響く。
「いいか、お前は生き延びて、このことを密かに伝えよ。この一連の皇位継承闘争が、誰の仕業で引き起こされ、誰によってコントロールされていたかを」
「……お館様!!」
前夜までは予想もしてなかった主従の別れがいきなり訪れたのだ。まだ若い主君を見捨てて逃げなければならないのか。
だが、ハペスタの言いたいことも理解できた。その心の中が痛いほどわかる。
「わかったなら行け!!」
トラスタンは悔しそうな表情を浮かべたが、再度促されると、歯を食いしばり、
「おさらばです、お館様」
そう言って姿を消した。
「なんということか。オレはイアン兄を笑えぬ。何も知らぬまま自殺に追い込まれた兄と同じではないか」
そうつぶやいてから、イアンが自殺したかどうかも、実はよくわかっていないことに気づいた。
「セティン、真に恐ろしい男はお前だったか」
昨日のセティンの顔を思い出す。
彼の声なき声が聞こえるようだった。
「智者は智に溺れる」
と。
セティンは最後まで表立っては顔を見せなかった。
陰謀を図るのならそこまで徹底しなければならないのだ。おそらく奴は、この後も、自ら出るのではなく、貴族らの要請を受ける形で帝位に就こうとするであろう。
自分はまだまだ未熟者であった。
またも近くで爆音が響き、屋根が崩れ落ちてきた。
大きな梁の下敷きになったハペスタは苦痛に顔を歪めたが、まもなく多数の軍靴が響いてくるのを聞いた。
自分を探している。
そう思った時、怒りが苦痛を超えた。
生き恥は晒さぬぞ。
彼は視線を動かして近くに銃が落ちているのを目に止めた。いつも机の引き出しに入れていた古風な銃だ。
彼は動く上半身をよじり、手を伸ばしてそれをどうにか掴んだ。
足音と声が近づいてくる中、彼は弾丸が入っているのを確認して、銃口を咥えた。
「セティンよ、オレは幽鬼となって、貴様の子々孫々まで祟ってくれる!」
銃声が邸内に響き渡った。
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