第27話 26枚のカードでペアは何通りできるのか?
ひとつ前の投稿でトランプゲームの話をしましたが、その続きを書きます。
それで、コンピューターがカードを出す順番をどうやってプログラミングするかですが、私はとりあえず、26枚のカードで13組のカードを作って、その点数が最大値になるようにプログラミングすればいいと考えました。
まあ、13組しかないので、そんなに組み合わせも多くないだろうと思い、26枚だから26×26が最大数で、同じカードは選べないので、-26して、♠Aと♦5のペアは♦5と♠Aのペアと同じ意味だから、半分になるのではないかと予測をたてました。つまり、(26×26-26)÷2=325通りだと。325通りぐらいなら、全パターン計算して、点数が多い順にソートすれば結果が得られると思った訳です。
しかし、これって26枚のカードから2枚のカードを抜き出したとき何通りのパターンがあるかを計算するものであり、今回の26枚のカードで13のペアを作るには何通りのパターンがあるのかとはまったく異なっていました。
それで、計算式が思いつかなかったので、地道に調べていくことにしました。つまり、カードが2枚の場合、カードが4枚の場合と調べていけば、その法則性が分かるのではないかと思った訳です。ちょうどカードは26枚なので、カードをアルファベットであらわします。
2枚の場合は、1通り。
(AとB)
4枚の場合は、3通り。
(AとB)(CとD)
(AとC)(BとD)
(AとD)(BとC)
6枚の場合は、15通り。
(AとB)(CとD)(EとF)
(AとB)(CとE)(DとF)
(AとB)(CとF)(DとE)
(AとC)(BとD)(EとF)
(AとC)(BとE)(DとF)
(AとC)(BとF)(DとE)
(AとD)(CとB)(EとF)
(AとD)(CとE)(BとF)
(AとD)(CとF)(BとE)
(AとE)(CとD)(BとF)
(AとE)(CとB)(DとF)
(AとE)(CとF)(DとB)
(AとF)(CとD)(EとB)
(AとF)(CとE)(DとB)
(AとF)(CとB)(DとE)
2枚で1通り、4枚で3通り、6枚で15通り。ここまで見て法則性を見いだせませんか?
6枚のところを見てください。上から3行が(AとB)から始まってます。なんで3行なのかと言えば、(AとB)を除いた4枚のカードで作れるのが3通りだからです。
次に(AとC)で始まる行が3行続きます。更に(AとD)で始まる行も3行続きます。これを見ると、(AとA)というのは同じカードが2枚ないとできませんので、それを除く残りのカード数、つまり5セット×3行で15通りとなっている訳です。計算式で書けば、(カード数-1)×2枚少ないときのパターン数になります。これを、カードが8枚のときに応用します。
(8-1)×15=105通りになります。
更に続けると
10枚・・・(10-1)×105=945通り
12枚・・・11×945=10,395
14枚・・・13×10,395=135,135
16枚・・・15×135,135=2,027,025
18枚・・・17×2,027,025=34,459,425
20枚・・・19×34,459,425=654,729,075
22枚・・・21×654,729,075
ここで電卓が指数表示になりましたので計算できませんでした。つまり、26枚のカードが13のペアを作るとき、その全ての組み合わせが何通りあり、その点数合計を調べるには、億を軽く超える回数計算しなければならないということです。
この計算が合っているかどうかわかりませんが、最適なカードのペアリングで最高得点を得られるものを見つけるという方法はあきらめました。
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