第28話 思考ルーチンを考えました

 トランプゲームの続きですが、最高得点を得られるペアの計算が難しいと分かりましたので、他の方法を考えました。

 とりあえず、高得点を得るためには手札にAがあったら、同じスートの一番大きなカードとペアを組ませるのが一番点が高くなると思いますので、これは確定です。

 次に、同じスートのカードはペアにしたら、合計得点を2倍にできるので、同じスート同志はペアにするのも決まりです。

 このとき、2点注意が必要です。1点目は、同じスートのカードの枚数が奇数か偶数かということです。偶数の場合は、そのスートはそのままスート同志のカードでペアを組ませればいいでしょう。もし、奇数だったら、1枚余るので、その余る1枚をできるなら他のスートの同じ数字のカードとペアを組ませて、数字の3倍の点数が得られるようにしたらいいと思います。

 2つ目の注意点は、2,3,4,5などの低い数字のカードは足して2倍してもたいした点数にならないので、これはスートの強弱を利用して勝ちに行くことを狙った方がよいと思います。つまり、♠は♥より強いので、♠2と♠3のペアを♥Aと♥Kのペアにぶつけることができたら、ざまぁみろと言った感じになれると思います。

 後は、残り枚数が減ってきたら相手の残り札を見てどんなペアで攻めてくるか予測ができると思いますので、それを参考にしてコンピューターの手札も考えればいいかなと思っています。

 例えば、こちらの手札が♠5、♠6、♦10、♥10だったとして、相手の手札が、♠10、♠Q、♦J、♦Qだったとしたら、相手は♠10と♠Q、♦Jと♦Qのペアを出すのは目に見えていますし、どのような組み合わせをしてもこちらは勝つことができません。普通だったら、♠5と♠6で22点、♦10と♥10で30点、合計して55点がこの手札で作れる最高得点ですが、負けると分かっているなら、あえて点数の低い組み合わせのペアを作って相手に与える点数を減らすというのも手だと思います。この場合だと、♠5と♦10で15点、♠6と♥10で16点にすれば、合計で31点になり、55-31=24点で、24点も相手に与える得点を抑えられます。

 こんな感じの思考ルーチンをプログラミングできたらいいなと思っています。


 

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