第30話 閑話休題

 ネタキレまた起こしています。ただ30話区切っておきたいです。


 星有難うございます。自分としては初期の頃の方が面白いのですが、私の意図や方向性が見えるのは今です。そういうのが綺麗に伝わった事が嬉しいです。その対価だとすると感謝しかありません。これを進めるとカドカワの嫌う方向に言ってしまうかもしれないのでこれぐらいにしておきます。ただエッセイって結構日々の心の動きが書く内容の大きいですよね。私は自分で哲学だと言う方向でいってるのでその点脱線があります。ただまあありでしょう。


 私自身オタク論が軸なのか?と意識してるのか?と言うとやはりテーマは物語なんですよね。本当は実写にも触れたいくらいですから。映像文化の発達によって物語が変遷してきている。まずそれが軸にあります。文芸は死んだと思っています。いやいや実際そんな事は無いですよ。ただ大半の小説がシンプルな娯楽性を求めたもので新たな小説の形を模索するような芸術性ってあるの?って感じます。やはり芸術性の中で一番わかりやすいのが創造性と作者の作家性です。ラノベ以外の一般小説にそういったものが溢れてるのか?私は正直言ってライト文芸のミステリーと一般小説のミステリーの差が分からないです。キャラにエッジをきかせてるのは分かります。ただね…。


 私は小説にほとんど拘りが無いです。ただ創造性って点で物語の最高峰は小説だと思っています。面白さじゃないです。それは何故か?漫画はどうしても絵を描くことのハードルと作業量が高すぎる。絵ばかり綺麗な漫画家に本当にうんざりしてる。後漫画もアニメも強く物語りに拘る必要が無い。安価に大量に制作できる。これが魅力です。ただそれにはそれを支える読者の存在が必要になる。私は若年層の小説離れをすごく気にしています。根本的に文化としての継続が消えてしまうのに文芸だラノベだといってるのがすごく下らないと思っています。どんな形でもまず受けて文字による物語を繋いで行かないと。


 私は映像、絵を使った独特の物語とかの違いも見ています。ただそれを差し引いても漫画やアニメ実写は制作費が高すぎるのと漫画は手間が掛かりすぎる。ネット小説の大量に集めて淘汰するってシステムは素晴らしいと思っています。他の物語が哺乳類だとしたら小説はウイルスです。進化スピードに大きな差があると見ています。


 問題は淘汰の部分ですよね。実際ネットってブログさえあればいつでも文芸作品やれます。そこに読者来ないだろ?って話です。読者と書き手が集まって始めて成立します。私はね文芸作品を作者同士で読み合って話し合っても良いと思うんですよ。今回提示したのはそういう話です。文芸の場合書き手は優れた読み手である事が多いです。好都合なんですよね。自分達の中で熟成し無いとまずライト層に訴えるなんて出来ない。


 私はラノベと文芸に接点は薄いと思っています。じゃ何のために漫画物語を軸としたラノベ論を話してる私が文芸作品の存続を話すのか?です。私はラノベの芸術的価値を読者を新しいと刺激する印象にしか置いてません。何度も書きますがそれは新商品ワクワク程度のもので良いです。物語について深く知る必要など無い。永遠に成長しないラノベの読み手で良いです。文芸の価値は一般小説への繋がりが生まれる価値があるという点です。でもラノベには接点が無い。その点私はオタク論は軸ですが、どうしても大きな意味で物語全般に広がります。それは多分商売と作品ってテーマなんだと思います。若年層の小説はなれもそこに繋がります。小説を金銭的に支える世代の断絶への恐れです。文芸はお金にならない。でも時として一般小説に与える影響がある。それめぐりめぐってカドカワを支えるネタとなる。結局ラノベを支えるカドカワの金銭的体力増強を考えています。無料のネット小説は文芸にものすごく向いてるんですよ。これを利用しない手は無いと思っています。


 これで終わりにならない。そこが問題で書いてます。大体創造できるのですが、文芸中心は話しにならない。なら共存。次の問題がライト層を取り込まないとおそらく自分にとって関心がない作品で盛り上がるのがウザイ。本来は住み分けが理想です。ただ私はそうじゃなくて、ラノベを読むからサイトを通じて文芸を読むに発展できるチャンスかもしれないと見ています。ラノベに散々書いてきましたが、私はそれでもあれ読む力多少は鍛えられます。アニメ漫画とは全く比べ物にならない。私はそれが嫌でアニメからラノベに食指があまり進まないんですから。2期やらないものでそろそろ読もうかな?って迷ってるのありますけどあんなものアニメで見るなら見れるが、負担が掛かる読む苦労して読みたくねーなってのがあります。そりゃ過去にアニメから入ってラノベいろいろ読んで経験してますからね。やっぱ負担なのは負担です。すんなり見る姿勢で見れるわけじゃないです。何が言いたいか?と言うとラノベ読者はアニメ視聴者よりは文芸を読むためのある程度は基礎体力がある。それを同一サイトを利用して興味を持たせられないか?と見ています。


 カドカワは過去にラノベから一般小説へを狙っていたみたいです。ラノベ母集団からするとイマイチ成果が上がってない。前から一般小説からラノベに来ただけの層が大半なのかな。ラノベの母集団からすればそこからもっと読書家が増えて一般小説伸びても可笑しくはない。実際はラノベを去るか?ラノベに留まるか?アニメ漫画ゲームに戻るだけです。小説読みとして進化するための養殖サイトですね。自分がやって無い事を酷いなと…。それは私は好みじゃなかっただけでそれなりには楽しめる力つけました。それでも好みじゃないと離れただけです。ハードルを越えてみたら案外眠ってる好みを掘り起こされるかもよ?って見ています。そこはもう私の視点とは全く関係無いです。結局文化を支えてるのはお金なんですよ。私は文化存続のためにカドカワに儲かって欲しいんですよ。今のラノベの状況の深刻さに危機感持ってるからだと思います。後は純粋に私は優れた能力を持つ人間が好きなんですよ。自分には興味の無い作品の作者でもです。そういった人を育てていくってシンプルに応援したい。


 一応村上ハルキと灰羽やKEY作品との関係が文芸とオタクの繋がりですけど。正直灰羽は上手く言ってるけど、KEY作品はファンタジー世界との2重構造ってあまりアニメの面白さに貢献してない。ゲームなら面白いのかもしれませんけどね。文芸と漫画物語に距離がある典型例です。麻枝氏だけの自己満足のオマージュだなこれって思っています。成功例の灰羽と良く似たエンジェルビーツの方が面白さも村上はるきの影響だと感じます。ただそれなら灰羽の方が上手くやっています。実写でもそうですが、この手のオマージュって表面的な絵だけで失敗例が多いですよね。灰羽だけじゃ成功例として少なすぎて無理やりってのがあります。過去を探ればあるでしょう。手塚とかもそうですし、微妙にデスノートも罪と罰意識してると思います。今の文芸とシンクロしていかないと大学の研究から企業を起こすような話みたいにならないですね。そうやってこじつけるようにするんじゃなくて、もっと自然な形で結び付けれればと思っています。


じゃ遠い未来繋がるかもしれないじゃないか?無理でしょうね。それは娯楽の少ない時代って刺激の薄い娯楽でもやっていけるからです。文芸はブラックバスに駆逐された日本の在来魚のようなものです。大衆向けの商売が絡んだ小説としては主流としては難しいです。だからネット小説として明治みたいな草の根同人的展開やろうよって話しなんですよ。でもそれを企業にボランティアのように純粋な質小説サイトなんてやらせたら駄目。そんなの自分達の居場所を企業に負担させるおためごかしだから。そういう純正サイト作りたいなら個人で小さくやるしかないから。企業系は絶対に共存以外ありえない。


お前カドカワの回し者だろ?ってちょっと思いました。うーん私がカドカワの人間ならもうちょっと知性が光るような文章書ける人にします。こういうツッコミどころ一杯の書き方する人間ってネットでは頭良いと絶対に見られないから。説得力落ちますからね。文章のプロが揃ってるとしてです。意図的に文章の素人に見せるようにした工作?まああるかもしれませんね。そういう妄想する人いるからな。創作と金に関わる人達って金をどぶに捨てるようなところがあります。すげーリスキーなんですよね。だから応援してしまうんですよね。ざまーミロとは思わないですよ。だって何度も書いてるでしょ?サイトの色が気に入らないなら個人のブログでやればとなります。出版社のサイトって看板がないと何も出来ないでしょ。場を創る事の大変さへの感謝を少しはして欲しいとは思います。悪い点は突っ込むべきですが、おためごかしのあなたのためなんですよは何も生み出しません。書けば書くほどカドカワの回し者ですね。ネットのお前業者だろ?ってあれ分からないでも無いですね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る