第26話 玄人の自然発生

 疑問が生まれて自問自答から次のテーマが決まる。そんな感じです。


 何故キャラ小説としてリスタートしたラノベが物語で話すの?まずキャラ小説なのはゼロ年代の流行にあわせただけで過去は全然違うでしょ…。あくまで漫画がキャラのエッジをきかせたような作品が多いからにすぎないです。根本は漫画アニメの小説化です。それでもゼロ年代はキャラが軸の小説だったのは間違いない。


 何故そこで物語の展開をするのか?


 キャラに先鋭化させたけいおんなどの様な作品を見るとラノベって男が主人公だしぬるいんですよ。ラノベの作り方とけいおんなどの日常系の作り方は違います。ラノベは男主人公を吸えることでそれらとの関係性で女子キャラを描きます。けいおんなどは女子キャラ同士の関係性を描きます。文字で展開するからどうしても物語からラノベって離れられないです。かなり近い作品と言えばアニメ化されたものではGJ部ぐらいでしょ。ゲーム漫画などでキャラ重視が先鋭化されるとラノベはキャラより物語重視の側面が強くなってきたと見ています。


 んで古典的な物語読みはここで文芸的なものやTVドラマ的な発想になります。ちゃいますちゃいます。キャラ小説でも何でも物語りが根底にはある。これらを浴びた人間がその先を見れる訓練がされています。門前の小僧習わぬ経を読む。何度も話してるようにまともな芸術的発展ではないが、オタクは一般人と確かに違う。脳が違うんですよ。オタク脳です。彼らの唯一芸術的な視点って意味ではキャラデザだけはラノベでまともな視点で高く評価できる部分だと思います。これには芸術性を感じます。性的な美と芸術は低俗だろうが高尚だろうが繋がってますからね。ただその過程が問題です。何か審美眼を鍛えようと意識したわけじゃ無いです。その究極の姿がキャラ小説見てたら漫画物語の通になってたって話です。


 それはラノベが漫画などに較べて物語の魅力によってキャラを表現するのでキャラ重視の作品を創るのに劣った部分がある表現だからです。副産物によってラノベを読めば勝手に鍛えられてしまいます。その物語は一般的な小説とは別。ここがポイントなんですよ。


 じゃ一般層を取り入れれば良いのでは?どっちみちそれもライト層です…。だから私はライトノベルタグに対して除外するような非ライトノベル作品のランキングをジャンルごとにすればよいと書きました。物語の質が違うだけで、ライト層的視点は馬鹿になってみるデス。一般小説は多少頭の使い方が激しいだけです。多少です。


 それとですね。おそらくネット小説のランキングに一般タイプの小説が上位に来るって無いのではないか?と見ています。それは何を意味してるか?と言うとサイトとして多くの読者層をつかめない。ネットで小説を読むって多分ハードルが高いんですよ。じゃノーマルを超えたヘビー層の出番じゃないか?いやそれがどうもオタク層っぽいんですよね…。ちょっと文芸オタとは違うんですよね。なろうは間違いなく偏っています。ただある意味真実だと見てるんですよ。ネットで小説を見るのは一般からずれた変わり者で、変わり者の集団の中で文芸ヘビー層は少数派だと言う点。サイト運営という立場から考えた場合彼らを中心にやるのはありえない。


 ただ排除は良くない。一見攻撃的に見えますが全く違います。私は芸術的発展の理解者だと思っています。商業的にやっていけない人をなんとか取り込んでおくと後で特になると見てるからです。結局サイトにとって利用する事しか考えてないですけど。それはお互い様でしょう。


 私は方向性としてはなろうと同じで良いと思っています。同じ方向でカラーの違いが出来ないか?と見てるからです。なろうの結果は漫画物語が上位に来たって必然だけで細部のジャンルは偶然性が高いと思っています。漫画物語を抑えて、一般や文芸を押す方向性は反対です。とにかくランキングはやってみないとなろうと差別化できるか?は分からない。私が言えるのは初期の間作品投稿者IDの星無効化しろです。相互防止と小説書きの好みを反映させるなと思ってるからです。もちろん読み専が増える前での一時的措置です。

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