第10話 閑話休題

 核心に迫りたいと思います。最初は全然そんな気が無かったのですが、書評や漫画アニメ実写映画の感想からまとめた物語論を元に自分で創ってみたいって欲求が出て来ました。何故この人偉そうに語るくせに肝心の小説書かないの?って普通はなると思います。昔書いてたんですよ。そこで限界を感じて敢えて閉じこもる事にしました。受け手の事を無視して自分が面白い話を書こうです。だから公開する欲求が無いんですよ…。読者が面白い物語を書こうって動機が全く無いです。過去に公開して評価が散々でした。大体のネット小説家って当たり前にそうなりますよね。私はね違ったんですよね。何故受けないか?疑問だったわけです。だって私が面白いと思ったものって確実に大衆受けするからです。私は自己満足で問題ないと思い込んでいました。そこから今の物語論がまた進みました。


 私は自分個人が面白いものと大衆受けする面白さを自分の中で使い分けていました。それに無自覚だったわけです。意識は全くしてませんでした。自分の中で面白さに違いがあるのを知らなかったとなります。読者の気持を考えて楽しませようって書かないとそういう作品って中々出来るものじゃないです。これは1から新しく訓練しなおさないと無理だと悟りました。書き方が全く違います。それをやらくちゃいけないのですが、今は自分個人を楽しませる強度を高めようとそっちに閉じこもってしまいました。


 何故?他者の評価が怖いからです。自分を楽しませるものなら自分一人で出来た後満足していれば良いからです。それで満足できるのにそれをわざわざ公開する意味をあまり感じません。特にこういった人目に付き易い場所は怖いですね。でももし読者を楽しませるために書いた小説なら公開してみないと反応は分からないです。それを後回しにしてしまっています。ダイエット始めようとかで明日から走るからって先延ばしにしてる感じです…。ただ言い訳じゃなくて、とにかく先に自己満足の作品をもっと追求しようと思ってて、それはここで公開するために書く気は今のところちょっと無いです。あまりに私が書く大衆受けするライトな作風とかけ離れてるので。かといってリアリズムで勝負できるような作品でもない。


 私は根本的に他者を楽しませるって動機が薄いです。今やってるのは何か?と言うとPVが程よい数なので書いてるのが大きいです。もしこの数が膨大になったり、無いとは思うのですが星を貰ったりなんてあったらちょっとびびったりするかもしれません。


 こういう人って他に居るのかな?って分からないのですけど、私は自己流の考えを構築して文章に纏めるのが自己満足の趣味に近いです。多分公開しなくても私は書けます。PV0に恐れたと途中あったのですがそれは嘘か?となりますが、嘘は無いです。書く事と見せる事は私は別だと思っています。中身をひねり出してやってるのに無反応なら書いてるのは楽しいけど公開するのは何か精神的に負担があると感じました。それよりも、PV0はどうやったらPV0以上になるのか?それが途方も無い事のように思えたからです。何か突然読んでくれる人が出来たためPV0の頃と何が違ったんだろう?って自分では困惑しています。


 後星はそれほど考えて無いです。なんと言うか物語を作る苦労に較べると私自身楽しています。


 楽しいって何?って事に手抜きってのと、真剣って矛盾があると思います。ヘビーとライトの分離もそれがあると思います。楽しいや面白いって言葉ってもの扱いにくいんですよ。書いてて気楽で楽しいんですよ。でもね同時にこんな気楽で他者に高評価してもらって良いのか?って戸惑いもあるわけです。これもそりゃ大変ですよ。簡単に書いてるように見えますけど、それは前に纏めた考えを再度思い出して再考しているだけで本当はそれが無ければ2,3日ざらに掛かるような話です。それでも物語を創る苦労からするとこんなに書いてて気楽に楽しくて良いのか?って戸惑いがあるわけです。


 ライト押しばかりしてるので私はどんな奴か?って多分つかみづらいかもしれませんが、私はライト層の読者にはあまり興味が無いですよ。ライト層の読者を楽しませる作者はそうじゃない小説と比較してもライトではないと書きたくて書いています。そうじゃないと作家はお金儲かりやすいんだから誰も彼もラノベ作家になってしまいますよ。後は違ったタイプの作品が読みたいけど、ライトノベルに推されて出てこれない作品への欲求からライト層の読者への嫌悪をあまりぶつけたく無いと言う点です。その点はあくまで読者ありきで、低俗な読みものの読者がもっと知的になるべきだなんて啓蒙的な発想はさらさらないです。

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