第9話 ※R18※

※R18※


英さんが声を掛けてくれる。

 「夏生…」

 「なに?」

 「楽しかったか?」

 「うん!また来たいな」

 「そう言ってくれると嬉しいな」

 「ひか・・」


キスされた。

 「ん…、ん・・」


ダイビングスーツを脱がされると、暑さから解放された。

外気温が、ひんやりと肌を刺す。

思わず言っていた。

 「んー・・・。風が気持ち良い」

 「もっと気持ち良くさせてやるよ」

 「え・・、あっ………」


ダイビングスーツの上衣を脱がされながら、Tシャツの裾から英さんの手が触れてくる。

 「ふ、ぅ…」


英さんの唇が、俺の肌を吸ってくる。

 「ん、ん、ん…」


ダイビングスーツの上から優しく俺の下半身を擦ってくる。

 「あ・・・」


ダイビングスーツの下衣も脱がされては、短パンになった。

短パンの上から擦られては、良い気持ちになってくる。

 「くぅ・・・」


なにか、がさがさとしてるみたいだ。

あ、まさか昨夜と同じ物を被せてるのか…?

 「ひか・り…」

 「ん、もう少し待ってて」


キュッと少しきつく感じる。

もしかしなくても、被せてくれたんだな。

そう思うと、恥ずかしさがこみ上げてくる。

だが、それは違うと直ぐに分かった。


 「あ、ああああっ・・・・」



俺のが、弾け飛んだからだ。

その俺のを手に取って英さんは、俺の孔を広げるものに使ってる。

 「ひ、ひか・り…、ん・・」

 「ん、ローションなんて持って飛べないからな。もう少しで中に挿すから」


それは、もう少しで英さんの塊が俺の中に入ってくる、という事だ。

英さんの指が、俺の中に入っては動いてる。

 「あ、あ、あ、あ…」


その指が、1本が2本、3本と増えてくる。

そして、塊が。


 「うぅ…」

 「力抜いて」

 「は、は、ふぅ・・・」


力が緩んだのが自分でも分かる。

それが分かったのだろう、英さんは動いてくる。

しっかりとしたスライドで、俺の中を我が物の様に動いてる。

 「あ、あ、あっ…、ああっ」


英さんの汗が、俺の身体にポタ...ポタ...と落ちてくる。

 「ふ、ふ、ひ・ひか、り、さ…」

 「なつ・・・」


 「あっ!あ、あ、あ・・」

 「なつ・・、なつ・お…」


 「あ、あ、そ、そこ・だ…」

 「ん・・・」


 「あっ・・、あああっ!」

 「ふぅ、ふぅ・」


 「あぅっ…、あ、・・ああっ!」

 「ぐっ…」


コンドームを被せていた英さんのは、俺の中に飛び散らなかった。

俺のは、今度は飛び散る事はなかった。



すると、急に声を掛けられた。

 「大きな声を出すんじゃないっ!」

 「…ったく、英が欠伸野郎と、そういう関係だとは思わなかったな」

 「たしか、昨夜もやってたよな」

 「そうだな。聞こえてきたからな」


碧先生と環先生だ。


え、それって、もしかして?

英さんは自分のを抜いては、俺に服を着させてくれた。


英さんは2人に言ってる。

 「そっちの声も聞こえてきましたよ。まさか環先生が受けだとは思わなかったけどね…」

 「環先生…」

 「なんだ、欠伸君?」

 「上に乗っかろうとは思わないのですか?」

 「上?」

 「俺、1回だけ上になって中に出したんですよ。征服感が感じられて、もう最高だった」

痛っ…。

英さんにデコピンされた。

 「言わなくても良い」

 

だが、環先生は言ってきた。

 「ほー。英は攻めと受けの両方か」

 「違うっ。攻めonlyだっ」

 「はいはい。碧、今夜は俺が乗っかる」

 「はあ?」

 「その征服感とやらを味わいたい」

 「乗っからせても良いが、お前は咥える方だからなっ」

 「それだと、征服感は感じられない」



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