マシンガンとは
マシンガン、日本語で言うと機関銃。
始めに言っておきますが、「銃の分類」や「初心者がよく犯す間違い」の項を理解した上でこの項をご覧下さい。
狭義の機関銃は、7.62mmNATOなどフルサイズの小銃弾を断続的に発射することで戦場を広範囲に制圧できる銃を指します。
この項でいう「機関銃」は、広義の機関銃である自動小銃、短機関銃、機関拳銃などは含みません。
14世紀ごろから多くの人々によって銃の連射速度を高める研究がされ続けましたが、連射できる銃が実用できるレベルになったのは1865年ごろです。
機関銃は第一次世界大戦において大いに威力を発揮し、突撃する歩兵が鉄条網で足止めされたところを守備側が機関銃によって撃ち倒し、多数の犠牲者を出すことになりました。この教訓により塹壕戦が戦争の基本戦術になり、戦車などが登場する要員になりました。
機関銃の登場と、機関銃を中核とした防御陣地による塹壕戦の普及によって、正面突破主体の歩兵戦術は無効となり、陣地の間隙に潜入してから突破することを主体とした浸透戦術へと変わっていきました。
機関銃は多くの場合ベルトリングで給弾し、大量の弾を連射することで弾幕を張れ、また一点集中して射撃することで堅固な防護も打ち抜けます。
しかし欠点として弾薬の消費が激しく、また本体、弾薬共に重くかさばり機動性に欠けます。
運用は基本的に2人以上で行い、射手が発砲し、弾薬手がベルトリンクの保持などを行うのが一般的です。
連射し続けると銃身が過熱し、内部のライフリングが容易に磨耗してしまうため、銃身が素早く交換できるものが多いです。200~500発ごとに交換します。
多くの場合操作手順は
・トップカバーを開ける
・内部のフィードトレイにベルトリンクをセット
・トップカバーを閉じる
・コッキングハンドルを引く
・引き金を引く
となります。コッキングハンドルを引く手順はベルトリンクをセットする前に行えるものもあります。
大口径または多銃身の重機関銃、一人で持ち歩きできるぐらいに軽量化された軽機関銃や分隊支援火器、重機関銃的にも軽機関銃的にも運用できる汎用機関銃などの分類があります。
正規の軍隊に防衛用に使用させる武器ならマシンガンが良いでしょう。
他の項でも言っていますが自動小銃と間違えないように。
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