ショットガン

レミントンM870

 レミントン・アームズ社が製造しているポンプアクション式散弾銃。

 民間での狩猟用としてだけではなく警察用としても採用されている散弾銃であり、安定した性能と信頼性の高さが評価されている。

 ポンプアクション式はセミオート式と比べて連射能力は劣るが堅牢な構造で耐久性が高い。

 4~8発の固定マガジンを備える。使用弾薬は12ゲージなど。


イサカM37

 イサカ・ガン・カンパニー社が製造しているポンプアクション式散弾銃。

 弾薬を装填するローディングゲートと空薬莢を排出するエジェクションポートを共通にすることでフレーム開口部を下部だけとした分、肉厚を薄くすることで軽量化に成功している。

 開発された当時は最も軽い散弾銃だったため、「フェザーライト」と呼ばれた。

 1990年までに製造されたモデルは、引き金を引いたままコッキングすることで連射する「スラムファイア」ができるが、初心者には危険なためそれ以降のモデルでは省かれている。

 4発または7発の固定マガジン、弾薬は12ゲージなどを使用する。


SPAS-12

 イタリアのフランキ社が開発した散弾銃。

 SPASとは「Special Purpose Automatic Shotgun」、すなわち「特殊用途向け自動式散弾銃」のこと。

 先端部のボタンを押しながらフォアグリップを切り替え位置にずらすことで信頼性の高いポンプアクションと火力の高いセミオートを簡単に切り替えることができる。しかし複雑な構造は故障も多く発生する。

 6発または7発の内臓マガジン、弾薬は12ゲージを使用する。

 固定マガジンから着脱式マガジンに切り替えたSPAS-15という改良型も存在する。


ベネリ M4 スーペル90

 イタリアのベネリ社が開発したセミオート散弾銃。

 1999年にM1014としてアメリカ軍に採用されている。

 ガス圧利用式セミオートなので弾薬の長さや装薬の量に応じて安定した作動を実現できるが、非殺傷用などの弱い弾薬を使用する際にはボルトを直接手で作動させる必要がある。

 6発または7発の固定マガジン、弾薬は12ゲージを使用する。


AA-12

 アメリカのMPS社が開発したオートマチック散弾銃。

 セレクターを搭載しておらず、フルオートでしか発砲できない。セミオートで撃ちたいなら指切りが必須となる。

 これに限らずフルオート式のショットガンは米軍に採用された例はない。

 フレーム部分はスチールを用いてないため砂塵などでの錆びを考慮しなくて済むメンテナンスレス仕様。また逆さになった状態で安定して動作するほどの信頼性を誇る。

 重量は比較的重いが、内部機構の衝撃吸収性能もあり、片手で撃てるほど反動が少ない。

 8発のボックスマガジンや20発または32発のドラムマガジンを使用、使用弾薬は12ゲージ。


SAIGA-12

 ロシアのイズマッシュ社が開発したセミオート散弾銃。

 「有名な銃の例:アサルトライフル」の項で紹介されている通りAKMをベースに製作されている。

 AK系統の例に漏れず耐久性がとても高く、コストも比較的安価。

 セミオートなので火力が高く、また着脱式マガジンなので素早いリロードが可能。

 ちなみに警察で登録し、現行の銃刀法に適合するように改造すれば日本でも所持できる(ただしセミオート式のアドバンテージが死ぬ)。

 マガジンサイズは5発または8発、使用弾薬は12ゲージ。

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