変わった銃
・MP5K コッファー
アタッシュケースに偽装したMP5サブマシンガン。
持ち手の近くにトリガーが設けられ、鞄の形のまま発砲ができる。
銃口は名刺などの紙で隠す。
・ジャイロジェットピストル
弾丸がロケット弾のように増進剤で発射されるという拳銃。
発砲音も反動も少なく、有効射程内で命中させれば大きな威力を発揮するという優秀な銃。・・・有効射程内で命中させれれば。
その弾体が徐々に加速するという性質から、有効射程が「離れすぎても近すぎても駄目」というものとなってしまい、とても使い勝手が悪く、実践的ではない。
・タウルスジャッジ
ダブルアクション式の、410ゲージショットシェルを使用するリボルバー拳銃。
.45LC弾も使用可能。
・マテバ6ウニカ
イタリアのマテバ社が開発したリボルバー拳銃。
反動による銃の跳ね上がりを抑えるべくシリンダーの一番下の弾を発射するという変わった機構を持つ。スイングアウトも他と違い上方向にスイングアウトする。
リボルバーでありながらオートマチック機構を備えているため「オートリボルバー」と呼ばれる。
リボルバーの信頼性と、自動拳銃並みの引き金の軽さによる命中精度を両立させることを目的に作られた。
ちなみに、「
・APS
ソ連が1960年代に開発した水中銃。
AK-47をベースに、水の抵抗を受けにくい銛状の弾を発射するように作られている。
地上でも使用可能だが、射程は大幅に劣る。
・G11
H&K社が開発したアサルトライフル。
排出される空薬莢が邪魔にならないように、と薬莢を使用しない「ケースレス弾」を使用する。
このケースレス弾により、50発という装弾数を確保でき、また煩わしい空薬莢も排出されない。
しかし、薬莢がないということは湿気などに非常に弱い、ということになり、またコックオフも起こりやすくなり動作不良が多発した。
リロードも不便なため試作段階で計画は白紙になってしまった。
薬莢を使用しない分弾薬の生産コストを削減するという目論見があったが、少数生産にとどまったため高価になってしまった。
・FP-45
1942年にアメリカのゼネラルモーターズ社で開発された拳銃。
通称リベレーター。
枢軸国支配下のレジスタンスを支援する目的で製作された。
その単純な機構により量産が容易で、100万挺を11週で製造したと言われているほど。
.45ACP弾を使用し、装弾数は1発のみ。
銃身はライフリングが刻まれていない、滑腔銃身と呼ばれるもの。
ライフリングがないので射程はとても短く、目標に押し付けて撃つのが現実的な使い方。
・L85
1985年にイギリス軍制式となった突撃銃。
ブルパップ式でコンパクトながらも射程を確保しており、また命中精度がとても高い。ブルパップ式の欠点でもある照準のつけにくさもSUSATスコープ(現在はACOG)で解決・・・と、これだけ見れば優秀。
だが、スチールプレス加工を多用して生産されているため重く、コッキングレバーの位置が不味いため排出された薬莢がハンドルに当たって機関部に戻ることで排莢不良が発生、またマガジンキャッチのバネが貧弱でマガジンが勝手に落ちて装填不良が起こる、と改修前のものは欠点だらけである。
現場で修理できればまだマシ、最悪機関部が破損して工場送りになる事も珍しくなかったと言われている。
・・・こんなのを
1991年にH&K社が改修を行いL85A2に更新、現在これらの欠点はいくつか解消されている。
・コーナーショット
イスラエルで開発された、射撃手の体を完全に敵から隠しながら撃つという目的に特化した銃。
前方にセミオート拳銃を搭載し、後方部のトリガーを引くと無線によって拳銃のトリガーと同調して発砲される。
前方部は水平60度に曲げることができるため射撃手の体を完全に敵から隠しながら撃てる。照準は後方部に付いた液晶画面から確認できる。
40mmグレネードランチャーや5.56mmアサルトピストルを使用するモデルもある。
これと同じ目的で製作された、第二次大戦中にナチス・ドイツが使用した「クルム・ラウフ」という曲射銃身があるが、これはほとんど実用的ではない。
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