コラム

架空武器のすゝめ

近年のゲームなどでは実銃が登場することが少なくなっています。

何故なら、実銃の名称やデザインを使用した場合銃器メーカーからライセンス使用料を要求されることがあるからです。

また全米ライフル協会は、銃を使用するゲー ムが銃乱射事件などの原因の一つだとゲーム会社を非難しています。


そこで各ゲームでは架空武器がたくさん登場することになります。

しかし、銃に関する知識がなければ架空武器の設定を練ることは不可能に近いです。

ですがご安心ください、私と一緒にどう設定を練ればいいのかを考えていきましょう!





文章を書くときは「5W1H」が重要であるとよく言われますが、これは銃に関しても同じことが言えると思います。


Whenいつ

Whereどこで

Who誰が

What何を

Whyなぜ

Howどのように


実銃に置き換えてみます。例えばAK-47。


When・・・冷戦時代

Where・・・ロシア(領土が広く気候などの変動が大きい)

Who・・・ソ連兵(あまり教育が徹底されていない可能性あり)

What・・・敵兵士

Why・・・ソビエトのため

How・・・従来のライフルよりも近い距離を攻撃


これを文章にしてみましょう。


「ソ連のミハイル・カラシニコフが1947年に開発し、1949年にソ連が制式採用した突撃小銃。

オートマチック機構と7.62x39mm弾を使用し、それ以前のライフルよりも近距離の敵を攻撃できる。

実戦の苛酷な使用環境や、戦時下の劣悪な生産施設での生産可能性を考慮されており量産性や耐久性が高い。また部品数が少なくなっておりメンテナンスも容易。」


となります。こうやって銃の設定を考えていきましょう。


以下、具体的な選択肢を提示しておきます。



・When

 近世 (マスケット等)

 第一次大戦 (ボルトアクション小銃、オープンボルトSMG等)

 第二次大戦 (上に同じ)

 冷戦 (アサルトライフル登場)

 現代 (小口径ライフルが主流)

 近未来 (レーザー、ビーム、レールガン?)


・Where

 都市 (民間人がいる可能性)

 寒冷地 (金属パーツは皮膚に張り付く)

 熱帯 (熱による動作不良の可能性)

 砂漠 (粉塵で弾詰まりの可能性)

 水中 (空気よりも抵抗が大きい)

 宇宙 (真空、無重力)


・Who

 一般兵士 (コストパフォーマンス重視)

 精鋭部隊 (性能、取り回し重視)

 警察 (日常的に発砲しない)

 一般市民 (扱いやすいもの)

 ギャング (密輸品など)


・What

 敵兵士 (射程、威力共に重要)

 犯罪者 (民間人への誤射に注意)

 野生動物 (威力重視)

 化け物 (どんな化け物かによる)


・Why

 戦争 (アサルトライフルなど)

 主兵装の予備 (ハンドガン)

 治安維持 (サブマシンガンなど)

 暴動鎮圧 (非殺傷弾のショットガンなど)

 狩猟 (ボルトアクションライフル、ショットガン)


・How

 屋内 (カービン、サブマシンガン、ショットガン)

 中距離 (アサルトライフルなど)

 拠点防衛 (機関銃など)

 遠距離狙撃 (スナイパーライフルなど)

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