藍染蓮 〜アイゾメレン〜

「アヤシイラジオ今日のゲストは」


「い~やっほ~ 藍染蓮だよ~」


「蓮さん、キミもそろそろ大人だろう? もう少し年相応の口調で話せないものだろうか?」


「いっやだな~ マグちゃん、僕のこの口調が公の場だけの演技だって知っているくせに~」


「隠しているという訳ではないのか。そういうところボクはとても好感が持てるけれどね」


「あっりがと~ 僕もマグちゃんのひねくれた所が大好きだよ~」


「それは、好意と受け取って良いのかな? 一応そのように受け取らせてもらうけれど」


「はぁ、そっれじゃあ、メールでも読もっか~」


「休憩を挟んだからって素を見せているとカットされずに放送されてしまうよ。抗議が無いならそのまま続けても構わないけれど」


「ラジオネーム『勇者顔の賢者』さんから『真暮さん、ゲストの蓮さんこんにちは。蓮さんと言えば軽い口調のイメージがありますが、今出演しているドラマでは一言聞いただけで悪役とわかるキャラクターを演じていますよね? 蓮さんはいつもの軽い口調とドラマでの口調でどちらの口調が自分に合っていると思いますか?』う~ん。そうだね~ はっきり言って僕はどっちでも良いって感じかな~」


「と言うと?」


「ほら~ どっちの僕も僕な訳でしょ~ んっと、マグちゃん的に言うなら今の僕も、素の僕も、演じている僕も全て僕から分離して動く僕じゃないからどれかを否定は出来ないしどれかを正解にも出来ないよね~」


「蓮さんが真面目な事をいうなんて珍しい。口調はいつも通りだが」


「僕だって大人だからね~ たまにはマジメにもなるよ~」


「それじゃあ、蓮さんの珍しい一面を出した『勇者顔の賢者』さんからのリクエストに応えよう」。リクエストされたのは?」


「僕、藍染蓮で『レッド・パイレーツ』」

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