第15話 猫が擦り寄る
主婦であるGさんは夕飯の後は必ず食器洗いをする。
その日も食器を洗っていると飼い猫が足に擦り寄ってきた。
(ご飯が欲しいのかしら?)
飼い猫はご飯の催促に足に擦り寄ってくるのだ、ご飯をあげなきゃと思ったがGさんは娘がご飯をあげている事を思い出した。
まだ食べたいのかと思い、食べたばかりだからダメよと言って食器洗いを続けた。
だが、諦めきれないのか足に擦り寄り続ける猫にGさんは少し苛立ってきた、少し怒ってやろうと足元に目を向けると猫がいつのまにか居なくなっていた。
Gさんは猫が急に居なくなっていた事に呆然としていると「どうしたの?」と冷蔵庫からペットボトルを取りに来た娘に声を掛けられた。
「え、あ、タマが居たと思ったんだけど」
「タマならご飯食べた後、ずっと私の部屋に居るよ」
お母さん、疲れてる? 少し休みなよと言うと娘は部屋へと戻った。Gさんは足元に擦り寄ってきたの飼い猫らしきものは何だったのかと考えたが怖くなって考えるのを止めた。
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