心を許せる仲間と思っていた者たちから裏切られ、悪の道を拒みながらも暴力により抵抗する気力を奪われた少年は全てを終わらせるため、見知らぬ町へ向かう。

心情とリンクしたリアルな情景描写が素晴らしく、残酷な少年たちの世界をこれでもかと見せつけられる。

家族を想う少年の心にやるせなさを感じずにはいられない。
彼の選択がどのような結末を迎えるのか、救いはあるのか、ぜひ確かめてみてほしい。

とにかく感情描写が凄くリアルで、頭の中で映像化されます。
まるで自分がそこにいるかのように、まるで自分自身が主人公であるかと思わせる程の感情描写…………素晴らしい作品です！！