第13話

やっと根元が真理さんの入り口まで届いた。

「何ていい」

「気持ちいいの?」

「僕、年上の人とは初めてなんです」

「それで?」


俺の全体をグワーと包み込むこの感じは、今までに無いものだった。

刺激をなるべく与えない様に出し入れしても、俺のに絡み付くこの感じは良過ぎた。

「堪らない」

「いつでも出しなさい」


そう言われるまでも無く、既に俺は限界が来ていた。

「出ます、でる!!」

俺のを入り口だけでは無く、奥の方でギュッギュッと掴んでいる。

こんな経験は初めてで、今まで無かった。


射精が終わり俺は少ない頭で考えた・・・何なんだ、これは?

「三度めなのに沢山出るのね」

「余りにも良くて・・・奥の方で絞られたなんて初めてです」

「良かったんだ」

「・・・お願いがあります」




「僕の先生になってくださいませんか」

「金を払わないは初めてです」

「今日が初めて。真理さんが初めてです」


「そうだったの」

「僕にセックスを教えてください。女にもてる様に仕込んでください」

「お願いします。何でも言う通りにします」

俺は真理さんの目を見詰め必死で頼んだ。


「少し慣れれば彼方なら結構いけると思うけど」

「お願いします」

「そうなれるかは分らないわよ」

「頑張ります。お願いします。ダメだと思われたら言ってください」

「その時は諦めます」



真理さんも俺の目から視線を外さない。

長い時間に俺は感じ、諦めかけたその時

「いいわ。遣れるかどうか分からないけど」

「有り難う。あー良かった」


「早く私を良くしてよ」

「はい、今すぐ」

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